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白百合クラブ 東京へ行く

  • posted at:2008-03-09
  • written by:砂月(すなつき)
しらゆりくらぶとうきょうへいく
白百合プロジェクト
配給:パナリ本舗=オフィス・シロウズ
製作年:2003
公開日:2003年7月19日
監督:中江裕司
製作:新井真理子 中江裕司 具志堅剛 宮島竜治 真喜屋力 中村芙美子 佐藤剛
プロデューサー:新井真理子 中村芙美子
撮影:具志堅剛
編集:宮島竜治
技術:真喜屋力
特機:三上孝 金子哲 映像工場
撮影応援:髙間賢治 新家子美穂 恩田浩
編集応援:菊井貴繁
出演:白百合クラブ THE BOOM 今福健司 平安隆 星野悠子
ワイドビジョン カラー 90分

2002年10月、東京の鴬谷にある東京キネマ倶楽部において、「白百合クラブ SPECIAL LIVE in TOKYO」と題されたライブコンサートが行われた。その日の主役である白百合クラブは、終戦の翌年に日本の最南端にある石垣島の小さな村・白保で生まれた。音楽好きの若者たちは島民が負った戦争の傷を癒すために集まったが、楽器はおろか物資も食べ物もなかった。そこで彼らは自らの手で楽器を作り出すことにした。マンドリンは瓢箪を使い、衣裳はアメリカ軍が残したパラシュートを利用した。こうして出来上がった手作りの楽団に、村の名前である「白保」と彼らが歌い遊んだ海岸「百合ヶ浜」を掛け合わせて「白百合クラブ」と名付けた。白百合クラブは、同じメンバー、同じ踊りで56年経った今でも活動を続けている。彼らは観客とともに楽しむために歌い踊り続けてきた。

映画監督の中江裕司は10年前から白百合クラブに興味を抱き、いつか彼らを主役にした映画を撮りたいと考えていた。コンサートの数ヶ月前、中江は沖縄戦とその犠牲者への思いを歌った「島唄」をヒットさせたロックバンド・THE BOOMのボーカル・宮沢和史に白百合クラブを紹介した。すると興味を持った宮沢は、石垣島へ行って実際に会うことにしたのだ。「東京でコンサートを行うのが夢だ」。メンバーが言ったその言葉に心を動かされた宮沢は、東京に戻るとセッティングに動いた。

東京公演が決まり、メンバーの気持ちは昂った。だが一つの心配事が持ち上がった。それは高齢のため島唄の歌詞が覚えられないことだった。

屋台的映画館
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シュート!

  • posted at:2008-01-05
  • written by:砂月(すなつき)
しゅーと
松竹
配給:松竹
製作年:1994年
公開日:1994年3月12日
監督:大森一樹
製作:櫻井洋三 ジャニー喜多川
プロデューサー:田沢連二 椿宜和
原作:大島司
脚本:橋本以蔵
撮影監督:高間賢治
音楽:土方隆行
エンディングテーマ:「泣きたい気持ち」SMAP
挿入歌:「心の鏡」SMAP
挿入歌:「真夜中のMERRY-GO-ROUND」SMAP
挿入歌:「負けるなBaby!~Never give up」SMAP
挿入歌:「Hey Hey おおきに毎度あり」SMAP
挿入歌:「MR.LONELY」木村拓哉
録音:橋本泰夫
照明:上保正道
美術:金田克美
編集:池田美千子
助監督:藤嘉行 田村浩太朗
スペシャル・サッカーアドバイザー:ラモス瑠偉
製作協力:ジャニーズ事務所
出演:中居正広 木村拓哉 稲垣吾郎 草彅剛 香取慎吾
アメリカンビスタ カラー 104分

掛川高校一年の田仲俊彦=トシは、東京に転勤が決まった両親に逆らって静岡に残り、サッカーを続ける道を選んだ。彼は中学時代、白石健二、平松和広との掛西中トリオで全国大会のベスト4に勝ち残った。そんな彼らが掛川高校に進学した理由は、久保嘉晴という存在があったからだ。彼らの憧れの先輩である久保は中学時代をドイツで過ごした。帰国後、新設校の掛川高校に進学した久保はキャプテンとして一年生ばかりのチームを引っ張り、静岡県大会で準々決勝に進むという快挙を成し遂げた。この試合を観たトシたちは、久保のレベルの高い技術に魅了された。

期待に胸を膨らませてサッカー部に入ったトシたちだったが、新入部員は雑用ばかりでサッカーの練習をさせてもらえなかった。そのころ憧れの久保は体の不調を訴えて入院し、サッカーへの情熱を失った白石と平松はそれぞれの道を選んだ。ある日、トシが放った右足のシュートに魅せられた同級生の遠藤一美が部室に押しかけ、無理矢理マネージャーに納まった。毎日雑用を押し付けられ不満を漏らす一年生部員に業を煮やした一美は、トシの名で部室の壁に貼り紙をした。それは、インターハイのレギュラーの座とトシの退部を賭けた上級生との試合の挑戦状だった。一美の企みは成功し、日曜日に試合が行われることになったが、一番驚いたのはトシだった。副キャプテンの神谷篤司が率いる二年生チームは、県大会でベスト4の実力を持っていた。試合が始まり、序盤は幸先良く一年生チームが先制した。ところが試合が進むにつれ実力の差は明確になっていった。トシの退部を心配した一美は、白石と平松を呼びに行ったが二人の居場所はわからなかった。がっかりして戻ってきた一美は、グラウンドの様子がおかしいことに気付いた。試合の噂を聞いて心配になった二人が駆けつけてきたのだ。白石と平松は、神谷に入部すると告げるとすぐに試合に参加した。勢いを取り戻した一年生は1点差まで詰め寄ったが、3-4で惜敗した。しかしトシたちの力を認めた神谷は、インターハイのレギュラーを一年生からも選ぶことを約束した。

試合の翌日、ついに久保が戻ってきた。彼は実践をしながらチームメイトの欠点を見抜き、アドバイスしていった。久保はトシが左足でシュートを打つときに軸足が開くことを指摘した。そして弱点を克服出来れば、掛高のエースストライカーはお前だ、と言った。トシはあまりのうれしさに言葉を失った。去ろうとした久保は、振り返って聞いた。「トシ、サッカー好きか?」。

屋台的映画館

女王蜂の怒り

  • posted at:2007-11-25
  • written by:砂月(すなつき)
じょおうばちのいかり
新東宝
配給:新東宝
製作年:1958年
公開日:1958年12月28日 併映「大暴れ女侠客陣」「爆笑王座征服」
監督:石井輝男
製作:大蔵貢
原案:牧源太郎
脚本:内田弘三
企画:佐川滉
撮影:吉田重業
音楽:渡辺宙明
主題歌:「嘆きの女王蜂」久保菜穂子
・・・:「結婚しましょう」高島忠夫
美術:加藤雅俊
照明:矢口明
録音:片岡造
助監督:下村堯二
編集:鹿島秀男
製作主任:毛利幸久
協賛:国際羊毛事務所
婦人服:伊藤萬株式会社
デザイン:岡本和子
紳士服:ウェルボン今井株式会社
婦人セーター:株式会社キャラバン
出演:久保菜穂子 宇津井健 天知茂 中山昭二 三原葉子
シネマスコープ カラー 90分

神戸の港は年に一度行われる港まつりで賑わっていたが、その会場に乗り込んできたのは竜神組だった。騒ぎを聞きつけた海堂組の女親分・海堂ゆりが啖呵を切り一触即発のムードになったとき、間に割って入ったのはハリケーンの政という流れ者だった。彼は、女に手を出すやつは容赦しないと竜神組のチンピラをことごこく殴り倒し、パトカーのサイレンの音を聞こえると姿を消した。騒動の一部始終を見ていた竜神興行社長の娘・アケミは政の後を付け、父親が経営するキャバレーに招待した。政は竜神組の譲次とダンスパートナーであるアケミの取り合いになり、その様子を見ていた幹部の剛田昇に用心棒としてスカウトされた。剛田は海堂組のシマとゆりの体を狙っていたが、そのためには政の力を必要とした。

料亭・千虎では三軒一家の襲名式が行われることになっていた。関東一円の大親分が一同に集うこの襲名式に海堂組には知らせが来なかったのだ。千虎に仲居として勤める京子からその話を聞いた宏は、ゆりが出席できるように掛け合うことにした。広が刺されたとの連絡を受け、その相手が竜神組だとわかると海堂組の組員はいきり立った。無理はすれども非道はせずと言った父親を思い出したゆりは、子分たちの逸る気持ちを静めこの場は私に任せて欲しいと言った。そして一番血の気の少なそうなサブを従えて千虎に赴いた。そこは襲名式の真っ只中だったが、凛とした声で招待のなかった理由を正した。千葉箱屋組組長・箱屋勇造は、取持人である剛田の不手際を詫びた。その日以来、度々海上ギャングが現れるようになった。被害に遭ったオリエント商事の損害額は1400万円にも上り、その半分は運搬を請け負った海堂組が負担することになっていた。全額を回収することができないオリエント商事の社長室に現れた剛田は、拳銃をちらつかせて委任状を書くように迫った。

屋台的映画館

新 座頭市 破れ!唐人剣

  • posted at:2007-03-28
  • written by:砂月(すなつき)
しんざとういちやぶれとうじんけん
勝プロダクション=大映(京都撮影所)
配給:ダイニチ映配
製作年:1971年
公開日:1971年1月13日 併映「男の世界」
監督:安田公義
製作:勝新太郎
製作補佐:西岡弘善
原作:子母沢寛
脚本:安田公義 山田隆之
撮影:牧浦地志
音楽:冨田勲
美術:西岡善信
録音:大谷巖
照明: 美間博
編集:谷口登司夫
音響効果:倉嶋暢
擬斗:楠本栄一
助監督:太田昭和
製作主任:眞田正典
現像:東洋現像所
出演:勝新太郎 王羽 浜木綿子 寺田路恵 南原宏治
シネマスコープ カラー 94分

奥州街道の粕壁宿で杉戸一家のヤクザと大立ち回りを繰り広げた座頭市は、残党に付け狙われていた。叢の中で取り囲まれた市は、物音を立てない相手に難儀した。しかし草を踏む音が聞こえるや否や、拾った石を投げつけた。市は悲鳴の聞こえた場所へ走って行き、そこに仕掛けられた罠を確認すると掛かったふりをした。三人のヤクザは一斉に市に襲い掛かったが、一瞬のうちに叩き斬られた。

唐の武芸者・王剛は、興行を行う李向一座と親しくなり酒を酌み交わすことになった。街道筋を歩いていた一行は、将軍家への献上品を運ぶ南部藩の行列に出くわした。事情のわからない王剛は李向の指示に従って道の脇によりひれ伏したが、李向の息子・小栄は凧を追いかけて行列の供先を横切ってしまった。供先は刀を振りかざすと小栄に一太刀浴びせようとしたが、母・玉梅が身代わりとなって斬られてしまった。李向は傷を負いながらも小栄を助け出し、王剛はそれを援護した。無礼者を取り逃がした侍たちは、その場にいた百姓や町人たちを次々に斬殺した。
子供の泣き声がする方へ市が歩いていくと、側から血の臭いがすることに気付いた。蒼ざめた李向は、彼に子供を託すと息を引き取った。腹を空かせた小栄を連れてめし屋に入った市は、早朝に起きた無礼討ちの詳細を芸者のお仙から聞いた。行列の供先を斬った唐人はまだ捕まっていなかったのだ。

侍たちは王剛を石切り場の小屋に追い込んだが、武芸者を目の前にして手を出せずにいた。そこで王剛の首に五両の賞金を掛け、加勢する人足たちを集めた。石切り場を仕切る石川藤兵ヱはしびれを切らし、強面の部下三人に切り込むように命じた。ところが力の差は歴然で、三人は一瞬のうちに斬り倒されてしまった。そこで今度は小屋に火をつけて王剛を燻り出すことにした。逃げ場を失った王剛は外へ飛び出したが、侍たちの攻撃を身軽にかわすと走り去った。

小栄と裏街道を歩いていた市は、追っ手から逃れた王剛と出会った。王剛はこの子を何処へ連れて行くのかと市に言った。言葉を理解できない市は、彼が小栄を助けた唐人だとわかり懸命に対話を図ろうとしたが、王剛はついて来るなと市を突き放して小栄を連れて行ってしまった。まるで狐につままれたみてえだと市は言った。唐人は唐人同士もとの鞘へ納まったってわけだ、心配しても始まらねぇ、そうつぶやきながら歩く市の姿を目撃したのは杉戸一家の残党だった。

屋台的映画館

四月怪談

  • posted at:2007-02-04
  • written by:砂月(すなつき)
しがつかいだん
日本ビクター
配給:ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画
製作年:1988年
公開日:1988年3月19日
監督:小中和哉
製作:久野義治 小澤俊晴 小林紘
プロデューサー:牛山真一
原作:大島弓子
脚本:関顕嗣 小中和哉
撮影:志賀葉一
音楽監督:中谷靖
美術:近藤成之
照明:吉角荘介
録音:杉崎喬
編集:冨宅理一
助監督:山本英史
製作担当:古沢敏文
アニメーター:板野一郎
出演:中嶋朋子 柳葉敏郎 角田英介 原彩子 新井昌和
スタンダード カラー 99分

国下初子は、どこからか聞こえる母親の声で目覚めた。そこは白い靄に包まれ、目の前には白い門が聳え立っていた。彼女がその門をくぐろうとすると、後ろから呼び止める男の声が聞こえた。男=弦之丞は、天国へ続くその門をくぐりぬけると二度と地上へは戻れないと言った。今すぐ肉体に戻れば元の生活に戻れると初子を説得したが、彼女はこれがリアルな夢だと信じて疑わなかった。あきれた弦之丞は、初子とともに下界へと降りていった。

病室には頭に包帯をした少女がベッドに横たわっていた。初子はそれが自分であり、彼女を取り囲んでいるのが母親と親類であることを確認した。しかしどうしても自分の死を認めたくない初子に、弦之丞は昨日起きた一日の出来事を思い出すように言った。

その日、初子は日直の仕事で遅くなり、いつも一緒に帰る友達はすでにいなかった。一人ぼっちの彼女は、帰り道で誰かが呼んでいるような気がした。それは子犬の鳴き声で、その声が聞こえる廃工場の中へと入って行った。その時、突然上から鉄骨が落ちてきて頭に直撃した。と、彼女は思っていたが、実は足がすくんでいたため直撃は免れていた。一緒に振ってきた工場で働いていた従業員の忘れ物と思われる空の弁当箱が頭に当たり、自分の思い込みで死んだのだった。
初子は、自分が他人から見ることのできない幽体であることを理解すると、早速憧れの学級委員・津田沼宏の部屋に忍び込んだ。

屋台的映画館

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