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愛と誠(1974年)

  • posted at:2014-04-08
  • written by:砂月(すなつき)
あいとまこと
松竹=芸映プロ
配給:松竹
製作年:1974年
公開日:1974年7月13日 併映「にっぽん美女物語」
監督:山根成之
製作:樋口清 秦野貞雄
原作:梶原一騎 ながやす巧
企画:瀬島光雄 沢根幸男
脚本:石森史朗 山根成之
撮影:竹村博
美術:横山豊
音楽:馬飼野康二
録音:平松時夫
調音:松本隆司
照明:飯島博
編集:冨宅理一
光学技術:石川智弘
監督助手:佐光曠 植村信吉
装置:横手輝雄
装飾:露木幸次
衣裳:松竹衣裳
現像:東洋現像所
擬斗:足立伶二郎
進行:柴田忠
製作主任:池田義徳 峰順一
協力:株式会社三越 テクノス ラコステ・三共生興 湘南家具センター
出演:西城秀樹 早乙女愛 織田あきら 坂上大樹 南陽子
アメリカンビスタ カラー 89分

昭和49年。東京・青葉台高校の女子テニス部は、夏休みを利用して信州蓼科高原で合宿を行っていた。その夜、一人の生徒が初恋の思い出を語ろうと言い出し、やがて早乙女愛に順番が回ってきた。成績優秀でスポーツ万能、明るく爽やかな彼女だったが、このときばかりは顔が曇った。初恋と言えるかどうかわからないけど、と愛は重い口を開いた。

9年前の冬の出来事だった。父・将吾が持つ蓼科の別荘でスキー遊びをしていた7歳の愛は、大人でも危険な立ち入り禁止の斜面に迷い込んでしまった。止まることが出来ず、迫り来る巨木にぶつかることを覚悟したそのとき、彼女を救ったのは地元に住む少年だった。彼の額には、愛のスキー板が当たったときに出来た大きな傷があり、そこからは鮮血が滴り落ちていた。泣きじゃくる愛に向かって少年は泣くなと怒鳴り、このことは秘密だと釘を刺した。その後、将吾が別荘を軽井沢へ移したことと、少年が住んでいた山小屋が山火事で焼失したことで手掛かりを失った。だがあの出来事以来、彼女の心の中には白馬の騎士が住みつき、神聖な誓いとして秘密を守り通したのだった。

翌朝、部員たちが体操をしているところへ東京から来た不良グループがバイクで乗りつけ、彼女たちをさらおうとした。そこに現れたのは地元高校の愚連隊で、勝ち目がないとみたバイクのリーダーはナイフを振り回した。だが愚連隊のボスの額にある三日月形の傷を見て震え上がった。「フーテン・タイガー・・・」。彼こそが、白馬の騎士として愛の心に住みついていた太賀誠の現実の姿だった。誠は騒動を聞きつけてやって来る警官から逃れようとしたが、愛が足にしがみついたことで逮捕され、少年刑務所へ送られることになった。「必ず後悔させてやるからな!」。誠の心には憎悪の炎が燃えたぎっていた。

額の傷のせいで誠の人生を狂わせたことを知った愛は、償いをすることにした。まず早乙女財閥の当主である父にお願いし、誠の少年刑務所送りを辞めさせた。さらに早乙女家が身元引受人となって青葉台高校に編入させた。彼のプライドを傷つけないために学費、家賃、食費のみの援助にとどめ、何としてでも幼いころの魂を甦らせたいと考えていた。一方、誠は自分が受けてきた屈辱を愛に味わわせようと企んでいた。

屋台的映画館
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あゝ零戦

  • posted at:2009-09-13
  • written by:砂月(すなつき)
ああぜろせん
大映(東京撮影所)
配給:大映
製作年:1965年
公開日:1965年9月4日 併映「スパイ」
監督:村山三男
企画:藤井浩明
脚本:須崎勝弥
撮影:石田博
特殊技術:築地米三郎
録音:三枝康徐
照明:渡辺長治
美術:高橋康一
音楽:木下忠司
編集:鈴木東陽
助監督:菅野恒三
製作主任:沼田芳造
出演:本郷功次郎 長谷川明男 青山良彦 根上淳 二木てるみ
シネマスコープ モノクロ 87分

昭和十七年六月、東部ニューギニア・ラエ基地では、敵軍が戦闘機を集結しつつある東南端のラビ基地を叩くための作戦が練られていた。どう攻めるかという八木少佐の質問に対し、海軍航空隊長である梶大尉は進路を南に取ってスタンレー山脈を越え、ポート・モレスビーを襲うかに見せかけて背後から攻撃をした方がいいのではないかと提案した。八木はその案に賛成したが、気掛かりだったのは相手がカーチス P-40やP-38、スピットファイアを繰り出してくるのに対し、日本は零戦の一点張りだったからだ。八木は自信はどうだと隊員たちに聞くと、彼らは零戦も自分たちも今が男盛りだから大丈夫だと胸を張った。

梶隊は出撃準備を整えていたが、そこへラバウルから二機の零戦がやってきた。だがラエ指揮所
の八木に挨拶に来たのは峯岸二飛曹だけだった。新米だからという理由で着陸を待たされたことに腹を立てた指揮官の夏堀中尉は、編隊の後を追いかけて行ったのだった。梶隊は敵機と対峙したが、相手の方が高度が高いため増槽を切り離して上昇した。やがて激しい戦闘が始まり、夏堀は二機を撃墜した。梶は指揮所に戻った夏堀に、初めての空戦にも関わらず敵機を撃墜できたのはお前の腕ではなく零戦のおかげだから自惚れるなと叱った。そして「私はおっちょこちょいのトンチキ野郎の大馬鹿三吉ですが、今後ともよろしくお願い致します」と零戦に頭を下げて来いと命じた。梶隊は全機帰還を果たし、敵機を18機撃墜した。

連合軍は圧倒的な物量で南方戦線の各地に熾烈な反攻を開始した。消耗に継ぐ消耗を重ねて連日空中戦が繰り返されたが、日本軍は生産と補給がこれに伴わず、彼我の戦力の差は顕著になりつつあった。指揮所にやってきた高田参謀は、軍令部の意向を梶たちに伝えた。それは零戦を急降下爆撃機として使用することだった。元々空戦用に作られた零戦に250キロの爆弾を積めば、動きが鈍くなり航続距離は短くなる。そうなれば敵の標的になることは確実だった。梶は必死に反対したが、戦局は想像以上に悪化していた。

屋台的映画館

網走番外地(1965年)

  • posted at:2009-02-15
  • written by:砂月(すなつき)
あばしりばんがいち
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1965年
公開日:1965年4月18日 併映「関東流れ者」
監督:石井輝男
原作:伊藤一
脚本:石井輝男
企画:大賀義文
撮影:山沢義一
音楽:八木正生
主題歌:「網走番外地」高倉健
美術:藤田博
録音:加瀬寿士
照明:大野忠三郎
編集:鈴木寛
助監督:内藤誠
進行主任:白浜汎城
現像:東映化学工業
出演:高倉健 南原宏治 丹波哲郎 安部徹 嵐寛寿郎 
シネマスコープ モノクロ 92分

極寒の地、北海道・網走駅に手錠と腰縄でつながれた受刑者たちが降り立った。彼らはトラックの荷台に乗せられ網走刑務所に収監された。その中の一人、橘真一は傷害事件を起こして服役した。真一が子供だった頃、未亡人だった彼の母・秀子は、幼い二人の子供を養うために好きでもない国造と再婚した。国造は働きもせずに一日中飲んだくれ、秀子が稼いだ金は皆酒代に消えていった。そして自分に気に食わないことがあれば、誰彼かまわず暴力を振るった。それから十数年後、国造は妹のみち子に向かって仕事は半人前で飯だけは三人前だと言った。それを聞いて腹を立てた真一は、国造を押し倒して馬乗りになると釜の飯を国造の口に無理矢理押し込んだ。真一は勘当を言い渡され家を出て行った。兄の後を追いかけたみち子は、秀子から預かった財布を手渡した。財布の中には秀子が貯めたなけなしの金が入ってた。真一は、母に何処へ行っても一生懸命やるから心配するなと伝えて欲しいとみち子に言った。上京した真一は、関東竜神一家に拾われた。渡世の義理を果たすために秩父一家に乗り込んだ真一は、先夜のお礼に参りましたと言い放つと親分を斬った。

懲役三年を言い渡されていた真一は「八人殺しの鬼寅」の弟分と称す依田が牛耳る雑居房に入れられ、外の作業では雪国の過酷な労働を強いられた。それから二年が経ったある日、真一が新入りを分け隔てなく扱おうとしたことに依田と権田が難癖をつけた。そう先輩風、吹かしなさんなという真一の言葉に憤った依田は、その夜、真一が寝入ったことを確認すると権田とともには襲い掛かった。騒ぎは大きくなり、駆けつけた刑務官は三人に懲罰房行きを命じた。その後、真一は真面目に作業をこなしていたが、同じ房の受刑者たちは点数稼ぎだと挑発した。意地を張った真一は検身所で騒動を起こし、再び懲罰房へ入れられた。懲罰房に真一を訪ねてやってきたのは保護司・妻木だった。妻木は刑務官から彼の評判を聞き仮釈放の手続きをしていたが、その矢先の騒動にとても残念がった。自分の過ちに気付いた真一は、母親に一目だけ会えるように取り計らって欲しいと妻木に頭を下げた。真一は秀子が乳がんを患い先が長くないことを妹の手紙で知っていた。そこで息のある間に今までの極道を詫びたいと妻木に請うたのだ。妻木はできるだけのことはするから短気を起こすなと橘に言った。

真一の母親への思いは日に日に強くなっていった。その頃、依田たちは脱獄する計画を練っていたが、成功させるには真一の力を必要とした。そこで依田は権田を使って真一を口説き落とすことにした。手紙が来る度に元気がなくなる真一に、権田は抜けようと思えばチャンスはいくらでもあると言ったが、真一は冗談言うなと聞く耳を持たなかった。みち子の手紙には衝撃的な事実が書かれていた。母の命は今年いっぱい持てばいいと医者に言われていたが、国造は死ぬとわかっている病人に薬代をかけるだけ無駄だと言って酒場の女のところへ言ったまま帰ってこなかった。秀子は真一に何も知らせてはいけないとみち子に口止めしていたが彼女には出来なかった。いきさつを知った真一の心は大きく揺れ動いていた。

屋台的映画館

新しい神様

  • posted at:2008-11-09
  • written by:砂月(すなつき)
あたらしいかみさま
W-TV OFFICE
配給:VIDEO ACT!
配給協力:UPLINK
製作年:2000年
公開日:2000年8月5日
監督:土屋豊
撮影:土屋豊 雨宮処凛 伊藤秀人
撮影協力:遠藤大輔 田中由紀 水谷勝憲
主題曲:「新しい神様」加藤健(REBEL BLUE)
ライブシーン使用曲:「無国籍野郎」維新赤誠塾
・・・:「ニイタカヤマノボレ」維新赤誠塾
・・・:「平和ボケ日本に捧ぐ」維新赤誠塾
・・・:「スリーエス政策」維新赤誠塾
・・・:「評論家気取り」維新赤誠塾
・・・:「平成維新の歌」維新赤誠塾
編集:土屋豊
映像提供:大西景子
協力:自主日本の会 かりの会 一水会
題字:雨宮処凛
宣伝:VIDEO ACT!
ナレーション:雨宮処凛 伊藤秀人 土屋豊
出演:雨宮処凛 伊藤秀人 土屋豊 塩見孝也 木村三浩
スタンダード カラー 99分

雨宮処凛は幼少期からイジメを受け、思春期を家出、ヴィジュアル系バンドの追っかけ、リストカットに費やした。社会の中に自分の存在価値を見出せなかった彼女は、右翼の思想に傾倒した。そして愛国パンクバンド「維新赤誠塾」でボーカルを務め、思いのたけを歌に載せてぶちまけた。

「維新赤誠塾」のライブハウスでのコンサートを見た映画監督・土屋豊は、雨宮の放つ痛々しさに衝撃を受けた。鏡に反射する屈折した光が胸に鋭く突き刺さるような痛みを感じた土屋は、雨宮と塾長・伊藤秀人の話を聞いてみたくなった。

伊藤秀人が土屋のことを知ったのは、反天皇思想の左翼主義者である彼が監督した「あなたは天皇の戦争責任についてどう思いますか?」という映画だった。戦争で散っていった軍人や天皇陛下に不敬極まりない言動を行う輩はどんなことがあっても許すことが出来ないかった。伊藤の心情を考えた土屋は、「新しい神様」の撮影に入る前にその映画を見せることにした。その結果、伊藤はお互いの立場は違うが国対について考える真剣さに感銘を受け、撮影に協力することにした。

三人は話し合う場を何度も設けたが、それぞれが持説を主張するだけで議論がかみ合うことはなかった。個人、民族、国家、そして天皇陛下。彼らは本当にそれらを自分の言葉で語っているのだろうか?そんな疑問を抱いた雨宮は、自分の問題が自分自身の中にあることに気付いた。彼女は縋れるもの、依存できるものを探し、絶対に信じられる「大きな物語」を望んでいた。そこで北朝鮮へ渡り、チュチェ思想を学ぶことにした。

屋台的映画館

アタックNo.1 涙の回転レシーブ

  • posted at:2007-12-23
  • written by:砂月(すなつき)
あたっくなんばーわんなみだのかいてんれしーぶ
東京ムービー
配給:東宝
製作年:1970年
公開日:1970年8月1日 併映「決戦!南海の大怪獣」「巨人の星 宿命の対決」「みにくいあひるの子」
演出:岡部英二
原作:浦野千賀子
脚本:田村多津夫 辻真先 小沢洋 出崎哲
作画監督:竹内留吉 中村英一 小林治
原画:村田耕一 塩山紀生 小泉謙三 越智湖千 米川巧真 束田きよし 朝倉隆 星野赫子 箕輪紀行
動画:田中健一 高橋晴男 宮川洸治 窪田正史 吉原彰夫 高橋道子 野村まりこ 井形久美子 大島聡 西戸澄江 増沢せい子 川西義人
仕上げ:若井喜治 青井和子 工藤秀子 田中明子 高橋昌子 高橋和子 山名公枝 小林純子 足立原好美 矢部敦子 渡辺千津子 佐藤通子
美術監督:池田準
背景:小関俊之 山本敏明 福田尚朗 石黒一枝 中島洋子 平沢茂太郎 田原優子 現代制作集団
撮影監督:清水達正
撮影:若菜章夫 大和田亨 八巻磐 石川欽一
音楽:渡辺岳夫
録音監督:山崎あきら
録音技術:三浦千治
効果:片岡陽三
編集:井上和男 越野寛子 竹の内由美子
制作進行:高橋美光
主題歌:「アタックNo.1」大杉久美子
協力:フジテレビ
連載:週刊マーガレット
制作協力:Aプロダクション
音響:映音
現像所:東京現像所
声の出演:小鳩くるみ 麻生みつ子 仲村秀生 増山江威子 武藤礼子
アメリカンビスタ カラー 59分

強豪の松島中学との練習試合で勝利し、チームワークと本郷俊介コーチの教えの大切さを学んだ富士見学園バレーボール部。キャプテンとしてチームをまとめる鮎川こずえは新学期に向けて厳しい練習を行っていたが、新聞部の一ノ瀬努から学校が統合されることを聞き不安を感じていた。学園の設備に比べて生徒の数が少ないことが原因で経営に問題が生じていたのだ。もしその学校にバレー部があった場合、今の部はどうなるのだろう。こずえたちは不安を抱えていた。数日後、対象校が富士見学園に吸収されることが発表され、それが静岡県大会で準優勝した浜紀中学だとわかると部員たちに驚きが走った。その学校には無名だった部を優勝決定戦まで進めた四天王(泉ゆり、工藤圭子、小沢幸江、香取良子)と呼ばれるずば抜けた才能の選手がいるのだ。こずえたちが体育館でいつものように練習の準備をしていると、ゆりたちが下見にやってきた。

たとえ富士見学園のバレー部に入ったとしても自分たちのバレーしかしないとゆりに言われてショックを受けたこずえとチームメイトの早川みどりは、先輩の桂城由美を卒業式で送り出した翌日に二人で気晴らしに海岸を散歩した。するとその先で富士見女子大のバレー部が猛特訓を行っていた。見学に来たこずえたちにスパイクし、二人のコンビネーションに非凡なものを感じたキャプテンの大原まりはそのまま練習に参加させた。

春休みが近づいたある日、市のスポーツセンターが工事に入ったことで練習場所を失った四天王が体育館を占拠して練習を行っていた。一緒に練習しましょうとこずえが提案すると、ゆりは邪魔だと言った。その言葉に怒ったみどりが平手打ちしたことで険悪な空気になったが、こずえがバレーで決めましょうと言ったことで何とか収まった。そこへやってきた浜紀中の梶岡コーチが審判を申し出て、過去の実績を見れば自分が新チームのコーチを引き受けるのは当然だと言った。おフクに呼ばれて駆け付けた本郷がいつ決まったのかと尋ねると、梶岡は動揺し全員の力を見てみたいと言い訳した。そして本郷の指導歴が短いことがわかると梶岡は勝ち誇った笑みを浮かべた。四人制で行われた試合は、変化するサーブに対処出来ないこずえたちが完敗した。

春休みを利用して富士見女子大の合宿に参加することになったこずえとみどりは、目的地の山川村にある寺院に向かった。二人は翌日から練習に参加したが、大原はメンバーと同様にこずえたちを容赦なく鍛えた。ゆりが放つ変化球サーブに二人が対処できない知ったまりは、目の前でストンと落ちる木の葉落としをやってみせた。変化球を受けるにはまずそのサーブを会得しなければならないことを彼女は教え、ボールの回転に秘密があるというヒントを与えて繰り返し練習をさせた。翌早朝の練習で川に落ちたボールを拾いに行ったこずえはあることに気付いた。回転しないボールが水面から沈んだのだ。こずえは回転を与えずに打つ方が有効なのではないかと考え、ついに木の葉落としを修得した。

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