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あしたのジョー(1980年)

  • posted at:2009-04-07
  • written by:砂月(すなつき)
あしたのじょー
三協映画=富士映画=ヘラルドエンタープライズ
配給:富士映画=日本ヘラルド映画
製作年:1980年
公開日:1980年3月8日
監督:福田陽一郎
総指揮:梶原一騎
製作:河野泰彦
プロデューサー:増田久雄
チーフディレクター:出崎統
原作:高森朝雄 ちばてつや
脚本:福田陽一郎
音楽:鈴木邦彦
主題歌:「あしたのジョー~美しき狼たち~」おぼたけし
挿入歌:「K・O(ノック・アウト)」シミズヤスオ
作画監督:杉野昭夫 金山明博
撮影:熊谷愰史
美術:明石貞一
録音:瀬川徹夫
編集:白江隆夫
効果:帆苅幸雄
現像所:東映化学工業
録音スタジオ:アオイスタジオ
タイトル:日映美術
監修:ちばてつや
声の出演:あおい輝彦 藤岡重慶 岸部シロー 大木民夫 加藤精三
アメリカンビスタ カラー 153分

東京の下町にあるドヤ街をふらりとやってきた少年が歩いていると、正面からやってきた男たちのうちサングラスの男がどきなと言った。彼らはこの一帯を取り仕切る鬼姫会のヤクザで、住人の少女・サチが屋台からおでんと一緒に売り上げもかっぱらったと根拠のない言いがかりをつけ父親から金をむしり取ろうとしていたのだ。事情がわかると少年はパンチを繰り出し、男を手始めに仲間も次々と殴り倒した。恐る恐る近づいてきたサチが名前を尋ねると、名乗るほどじゃねえが矢吹丈だと答えた。

深酔いをして店を追い出された丹下段平は、通りすがりのジョーから酒代をせびり取ろうとした。頼むぜと段平が左肩に手を掛けると同時にジョーは軽い身のこなしで体を入れ替え、腹に左ひざを見舞った。彼が持つ天性のバネに惚れ込んだ段平は再びジョーににじり寄り、俺と一緒にボクシングをやる気はねえかと言った。だがジョーは単なる酔っ払いの戯言と相手にしなかった。その夜、野宿していたジョーは体にオーバーがかけられ、おでんが一皿置かれていることに気づいた。公園にいる段平をやっとのことで捜し出したジョーは、オーバーとおでんのお礼、そして俺はおせっかいが嫌いだから今度周りに現れたらただじゃ済まないぞと凄んだ。だがすぐに只事ではない気配を感じ早くずらかった方が良さそうだぞと忠告した。彼らの周りを鬼姫会の連中が取り囲んでいたからだ。こいつらは何をするかわからんぞと段平は身を案じたが、聞く耳を持たないジョーは相手を挑発すると片っ端から殴り倒したのだった。すると幹部の男が手下にドスを抜くよう命じたため、それだけはやめてくれと段平は土下座した。だがその姿を見てみっともないとジョーが言ったことから、段平は怖いもの知らずの彼に歩み寄り鉄拳を食らわせた。そして俺の目の黒いうちは指一本触れさせねえと気を失ったジョーの体に覆いかぶさると、やるんならこの俺を殺してからにしてもらおうかと言った。ヤクザたちは一斉に襲い掛かったが、段平はいくら蹴られてもジョーの体から離れようとはしなかった。「おめえは俺の明日なんだ!」。

住民の通報により二人は命を落とさずに済んだが、ジョーは一晩留置場に泊まった。彼は被害者だったが、相手に15人もの重傷者を出したことを警察側は重く見ていた。そこで彼に対して事情聴取を行ったのだが、まともな受け答えをしなかったために保護者である段平を呼び出したのだ。警察部長とともに警察署へ向かった段平だったが署内は大混乱。ジョーは大暴れして姿をくらました後だった。その後ジョーがドヤ街の子供たちと廃屋に立てこもっているという連絡が入り、段平が現場に到着したときには周囲を取り囲んだ機動隊が突撃する準備に入っていた。そこで彼は隊長の制止を振り切って廃屋に乗り込むと説得を行った。その方法は言葉ではなく拳で、段平にKOされたジョーは身柄を警察に引き渡された。少年鑑別所に送られたジョーはアル中の元ボクサーに負けたことを苦々しく思っていた。ある日、彼宛に一通のはがきが届いた。それは「あしたのために」から始まる段平からのものだったが、ジョーは差出人の名前を見るなり細かく引き裂いてしまった。

屋台的映画館
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暁の追跡

  • posted at:2008-11-13
  • written by:砂月(すなつき)
あかつきのついせき
田中プロダクション
配給:新東宝
製作年:1950年
公開日:1950年10月3日
監督:市川崑
製作:田中友幸
企案:中川淳
脚本:新藤兼人
撮影:横山実
音楽:飯田信夫
照明:石井長四郎
録音:根岸寿夫
美術:中古智
警察補導:高根沢勝雄
特殊技術:新東宝特殊技術
編集:長田信
助監督:勝俣真喜治
製作主任:平木政之助
後援:国家地方警察本部
援助:東京警視庁 日本電報通信社
出演:池部良 田崎潤 水島道太郎 野上千鶴子 杉葉子
スタンダード モノクロ 90分

ある夏の日、新橋駅前交番に勤務する石川巡査は夕方の定期巡回を終え、帰り支度をしていた。そこへ田部巡査の子供がやってきて、弟が体調を崩したと父親に訴えた。困っている田部のところに歩み寄った石川は帰っておあげなさいと言った。彼は夜勤を交代することにしたのだ。せいぜい3、4時間辛抱するだけのことじゃないか。二人のやりとりを見ていた山口巡査は、警察は組織で動いているのだから君のように感情で物事を処理するのは問題だと言った。石川は人間として同僚を助けるのは当然だと反論したが、なまじっかな人間性は我々警察には無用だと山口は言った。

7時を過ぎても田部は戻ってこなかった。財布を掏られ困っている男に金を渡した山口に、石川は君だって感情で物事を処理するんだねと言った。すると山口は、感情ではなく警察としての義務だと言った。金を貸さなかったことで一つの犯罪が生まれたら困るからだと説明した。それを聞いた石川は君らしい理屈だねと笑った。そこに割り込んできた伊達巡査は、僕は嫌だなあと言った。経験上、貸した金が返ってきた例がないからだ。すると山口も同感だと頷いた。明け方の5時。石川が机でウトウトしていると、山口が男を連行して来た。ガード下で数人の男たちが何かの取引しているところを発見し、そのうちの一人を格闘の末に逮捕したのだ。傷を負った男に石川が職務質問を始めたが、彼は押し黙ったままだった。そして石川が一瞬目を逸らした隙を狙って逃げ出したのだ。男は石川を振り切るために線路を横切ろうとしたが、石に足を取られ転び迫ってきた特急に撥ねられてしまった。

新橋署の加藤刑事は、津川警部補に捜査状況を報告した。午前6時頃に築地で不審尋問を行ったところ、一人の男が引っ掛かった。男は死んだ舟木と取引をした仲間の一人と思われる銀次郎であることがわかった。彼は銀座で行われた的屋の一斉取締りの際に進駐軍のレッテルを貼った偽物の石鹸を売っていたことがわかり逮捕された。最近は的屋を辞めて酒場のボーイとして働いていたが、加藤は事件との関わりが強いと言った。その話を聞いた津川は、事件は根深いと感じていた。

石川は自分を責め、僕が追い掛けさえしなければあの男は死なずに済んだんだと言った。一体それが死に値する程の罪だったのか。それを聞いた山口は、あいつが死んだのは単なるアクシデントだ、あくまで偶然さとかばった。しかし石川の心は晴れなかった。

屋台的映画館

青の炎

  • posted at:2008-10-17
  • written by:砂月(すなつき)
あおのほのお
「青の炎」製作委員会(角川書店=アスミックエース エンタテインメント=ジェイ・ストーム=東宝=博報堂=東芝=アップフロントグループ)
配給:東宝
製作年:2003年
公開日:2003年3月15日
監督:蜷川幸雄
製作総指揮:角川歴彦
企画:江川信也
製作:椎名保 藤島ジュリーK 島谷能成 安永義郎 加藤鉄也 山崎直樹
プロデューサー:椿宜和 道祖土健
ラインプロデューサー:藪下隆
原作:貴志祐介
脚本:蜷川幸雄 宮脇卓也
音楽:東儀秀樹
音楽プロデューサー:小野寺重之
撮影:藤石修
照明:渡辺三雄
美術:中澤克巳
録音:中村淳
編集:川島章正
装飾:大光寺康
スクリプター:奥平治美
音響効果:柴崎憲治 北田雅也
助監督:萩原孝昭
製作担当:小林茂広
プロデューサー補:増田悟司 高木治男
制作:トスカドメイン
出演:二宮和也 松浦亜弥 秋吉久美子 山本寛斎 鈴木杏
アメリカンビスタ カラー 116分

鎌倉の由比ケ浜高校に通う17歳の櫛森秀一はいつもあの男のことばかり考えていた。あいつをどうやって家から追い出すか。秀一は美しい母・友子や明るい妹の遥香とともに楽しい生活を送っていたが、そこに平和を乱す闖入者が現れた。それは十年前に友子と再婚しすぐに別れた男・曾根隆司だった。曾根は働きもせずに二階に篭り、酒が必要なときだけ降りてくるのだ。家族を自分の手で守らなければならないと考えていた秀一は、今何をすべきかを思案した。そこで彼は曾根との離婚調停に尽力した弁護士・加納雅志に相談を持ちかけた。秀一の父は彼が小さいころに交通事故で亡くなった。その後、友子は感じの良い曾根と知り合い再婚したが、それが全ての始まりだった。実際に生活を始めると曾根は本性を現し、だらしのない男へと変貌して行った。そして昼間から酒を飲み、時には友子や秀一に暴力を振るうようになったのだ。友子は、いつか秀一が曾根に殺されてしまうのではないかと心配になり離婚を決意したのだった。帰宅した秀一は友子に弁護士に会ったことを話した。秀一は、曾根を家から追い出すには友子が訴えでなければならないことを説明したが、彼女はもう少し考えると言って答えをはぐらかした。その様子を見た秀一は、母が曾根とやり直したいのではないかと考えるようになった。

ある夜、遥香の叫び声が聞こえると秀一は金属バットを持って部屋を飛び出した。遥香は曾根に腕を掴まれていたのだ。秀一は、遥香に手を出すなと叫んでバットを振りかざした。だが曾根はそれを物ともせずに近づいてきた。秀一がバットを振り下ろそうとしたとき、抱きついて止めたのは遥香だった。帰宅した友子は騒動に驚き、秀一の側に駆け寄った。そして彼のバットを取り上げると、曾根の気を静めるために金を渡した。友子は秀一の部屋で心の中を打ち明けた。彼女も曾根がいつまでも家に居座ることに賛成ではなかったが、それにはひとつの問題があった。遥香は友子の子供ではなく曾根の連れ子だった。十年前に離婚が成立したとき、友子と秀一は籍を抜いた。友子は遥香を養子として迎え入れようと考えたが、正式な手続きを取るには父親の承諾が必要になることを弁護士に言われたのだった。来年の春になれば遥香は15歳になる。そうなれば曾根の意思とは関係なく彼女は櫛森家のひとりとして暮らして行けるのだ。友子はもう少しだけ我慢して欲しいと懇願した。だが早く排除しなければ家族が壊れてしまうと考えていた秀一は、曾根を殺害する計画を立てた。

屋台的映画館

アドレナリンドライブ

  • posted at:2008-09-09
  • written by:砂月(すなつき)
あどれなりんどらいぶ
アドレナリンドライブ製作委員会(近代映画協会=ギャガ・コミュニケーションズ=日本出版販売=ゼアリズインタープライズ)
配給:ゼアリズインタープライズ=日本出版販売
製作年:1999年
公開日:1999年6月12日
監督:矢口史靖
製作:新藤次郎 坂井洋一 石田耕二 日下部圭子
企画:折坂哲郎 三宅澄二
プロデューサー:溝上潔 板谷健一 小林智浩
脚本:矢口史靖
音楽:山本精一&羅針盤
主題歌:「アドレナリンドライブ」羅針盤
エンディングテーマ曲:「真夏の出来事'99」平山みき
撮影:浜田毅
照明:渡邊孝一
録音:横溝正俊
美術:山田好男
編集:矢口史靖
助監督:足立公良
ラインプロデューサー:亀田裕子
出演:石田ひかり 安藤政信 松重豊 角替和枝 マギー
アメリカンビスタ カラー 111分

レンタカー会社で働く鈴木悟は内気な性格の持ち主。そんなこともあって中々思ったことを口に出すことが出来なかった。彼は優柔不断で無責任な山本店長が嫌いなこともあって会社を辞めたいと常々思っていた。一方、山本もはっきりしない悟のことが気に入らなかったため、運転中にちょっかいを出して怒らそうとしたのだった。やがていたずらはエスカレートし、悟は信号待ちしていた前の車に追突してしまった。ジャガーから降りてきたのはコワモテのヤクザ・黒岩。会社に迷惑が掛かることを恐れた山本はウソの電話番号を教えたが、それが火に油を注ぐことになった。黒岩が免許証を出せと迫ると悟は素直に渡した。すると山本は、渡したのはお前なのだからお前が行くしかないだろうと責任を全て押し付けて車で逃げてしまった。組の事務所に連れて行かれた悟は足を踏み入れたことのない世界を目の当たりにして呆然と立っていた。そこへやってきた組員の一人は、彼を新入りと勘違いしてお茶を入れろと命令したのだった。自分は関係ないのにと思いながらも給湯室で湯を沸かそうとしていると、そこで何してるんだと声を掛けてきた黒岩に荒川組長のところへ連れて行かれた。

真面目で引っ込み思案な看護師の佐藤静子は、同僚が読んでいた雑誌の占いコーナーに「今週は新しい自分に出会えるチャンスなので思い切って外の世界に飛び出してみましょう」と書いてあることを知った。早速コンビニに出掛けると、突然の轟音が空気を震わせた。驚き店を飛び出すとビルの一室から煙が立ち上っていた。そこは組の事務所であり、悟の後に給湯室へ入った若い組員がガス漏れに気付かずにコンロに点火したのだ。ソファーに挟まれて難を逃れた悟は呻く黒岩のポケットから素早く免許証を抜き取った。そこへやってきた静子は救急隊員の指示に従って悟を救急車に乗せた。救急車には二人の他にストレッチャーに乗せられた患者が運ばれたが、それは重傷を負った黒岩だった。警察で調書を取られることがわかり悟が動揺していると、黒岩が蹴ったことで後部のドアが開き、閉めようとした静子がバランスを崩した。そして助けようと手を掴んだ悟も引っ張られて二人は車外に落ちた。一方、黒岩が暴れたことで救急車は道路を外れ川に突っ込んだ。患者を見捨てることが出来ない静子は救急車に戻って黒岩の治療を行ったが、彼と一緒に持ち込まれたジュラルミンケースに札束が詰まっていることがわかるとそれを持ち出した。悟が後部のドアを思い切り閉めると救急車は水中に沈んで行った。

警察の聴取で黒岩が助かる見込みがないことを知った二人は、血のついたを紙幣をコインランドリーで洗い悟のアパートで山分けした。ついに表に出ない二億円が自分たちのものになったのだ。二人は二度と会わない約束をしたのだが、まさかの事態が起こった。死んだと思われた黒岩が静子の病院に運ばれてきたのだ。六人の子分を呼び出した黒岩は悟から金を取り返せと命じた。

屋台的映画館

海女の化物屋敷

  • posted at:2008-03-21
  • written by:砂月(すなつき)
あまのばけものやしき
新東宝
配給:新東宝
製作年:1959年
公開日:1959年7月4日
監督:曲谷守平
製作:大蔵貢
原案:葭原幸造
脚本:杉本彰 赤司直
企画:小野沢寛
撮影:岡戸嘉外
音楽:長瀬貞夫
美術:宇寿山武夫
照明:関川次郎
録音:村山絢二
助監督:橋田寿久年
編集:神島帰美
製作主任:川口倫二
出演:三原葉子 瀬戸麗子 万里昌代 沼田曜一 菅原文太
シネマスコープ モノクロ 82分

仁木恭子が小さな海女部落へ来たのは大学時代の親友・青山由美から不思議な手紙を貰ったからだった。青山家は代々青磯浜きっての資産家で、由美は広大な屋敷で雇い人たちと寂しく暮らしていた。手紙には彼女の身の回りに起こる不可思議な出来事がしたためられていた。屋敷を訪ねた恭子に由美は怖くて死にそうだと言った。由美は、青山家は呪われていると恭子に言った。学生時代に父親が自殺すると、まもなく母親が発狂して息を引き取った。漁師の兄・史郎は一年前に嵐で命を落とし、ショックを受けた兄嫁・ワカは井戸へ飛び込んで自殺した。その日の海は荒れていたが、史郎は今日みたいな日は大漁なんだと言ってワカの反対を押し切り漁に出た。由美も言い出したら聞かない兄の性格を知っていたため、止めようとはしなかった。その夜、史郎は帰って来なかった。ワカは、おまえが殺したんだと由美を責めると発狂して部屋に閉じこもるようになった。ある日、部屋から漏れる呻き声に気付いた由美は悶え苦しむワカを発見した。ワカは全身血塗れになっていた。そして死んで呪ってやると言いながら立ち上がると庭に向かって歩き始めた。恐怖で動けない由美は、大きな水の音と女の叫び声を聞いた。それ以来、彼女は幻聴に悩まされワカの幽霊を見るようになった。恭子は、史郎が死んだのはあなたのせいではないし、幽霊を見るのは気にし過ぎるからだと励ました。彼女は当分の間、この家で由美の様子を見守ることにした。

恭子は休暇を使って青磯海岸に来ていた。彼女は恋人の野々宮刑事に宛ててこれまでに起きた出来事を克明に書いた手紙を出した。その手紙には幽霊が黒真珠のネックレスをしていることが書かれてあり、被害者の胃から黒真珠が出てきた殺人事件を思い出した野々宮は何か関連があるのではないかと調査を始めた。江戸川で発見された女性の死体は重い物で顔を潰されていた。身元を特定する手掛かりがないその死体は、長い間東京湾を漂流して江戸川に流れ着いたのではないかと考えられていた。

青山家の漁場で働く海女たちの間では屋敷にワカの幽霊が出るという話題で持ち切りだったが、妹・加代は皆を激しく叱った。漁場へ向かった加代たちは、先に来ていた伊丹万兵衛が仕切る海女たちと対立した。青磯の掟で禁漁区には近づいてはいけないことになっていたが、加代は海洋大学の教授・水木博士と助手の日比野から依頼された近海の漁場調査のために潜ったのだ。万兵衛は、由美に若い女手一つでやっていくのは無理だから漁場を譲るように言ったが、彼女は断固として拒否した。その日、屋敷の庭で飼っていた魚が死んだ。

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