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メッセンジャー

  • posted at:2013-06-27
  • written by:砂月(すなつき)
めっせんじゃー
フジテレビ=小学館=ポニーキャニオン
配給:東宝
製作年:1999年
公開日:1999年8月21日
監督:馬場康夫
製作:村上光一 中村滋 石崎邦彦
エグゼクティブプロデューサー:北林由孝 河村雄太郎 山下暉人 武政克彦
プロデューサー:小牧次郎 石原隆 倉持太一 河井真也 増田久雄
キャスティングプロデューサー:空閑由美子
アソシエイトプロデューサー:重岡由美子 前田久閑 杉原典子
ラインプロデューサー:和田康作
原案:ホイチョイ・プロダクションズ
脚本:戸田山雅司
音楽:本間勇輔
オープニングテーマ:「No Lights...Candle Light」久保田利伸
エンディングテーマ:「Messengers’ Rhyme」久保田利伸
撮影:長谷川元吉
照明:森谷清彦
美術:小川富美夫
録音:中村淳
助監督:河原圭敬
スクリプター:津崎昭子
編集:田口拓也
音響効果:柴崎憲治
製作担当:堀井健一
製作協力:プルミエ・インターナショナル
出演:飯島直子 草彅剛 矢部浩之 京野ことみ 加山雄三
アメリカンビスタ カラー 118分

イタリアの服飾ブランド「エンリコ・ダンドロ」のプレスをしている清水尚実。プレスと言えば人も羨む華やかな職業だが、彼女の場合は恋人である岡野博のコネを利用してその座を射止めた。岡野が勤める安宅物産はエンリコ・ダンドロのスポンサーで、尚美はブランドの広告塔を口実にしてマンションや車、カードなどありとあらゆる費用を安宅物産に肩代わりさせていた。ある日、雑誌編集者の前川万美子から安宅物産がスポンサーを降りるという噂を聞いたが、そんなことはあるわけないと笑い飛ばした。その数時間後、エンリコ・ダンドロは倒産した。都内に展開する店舗の商品は全て差し押さえられ、自宅にも紙が貼られていた。彼女は唯一残っていた駐車場のアルファロメオでマンションを後にしたのだった。一度にたくさんの出来事が起きたことで尚美は混乱していた。考え事をしていた彼女は前方を横切った自転車に気付くのが遅れた。撥ねられたのは「Tokyo Express」という自転車便の横田重一だった。横田は自分のケガよりも早く封書を届けて欲しいと願い出た。困惑する尚美は言うとおりに銀行へ封書を届けたのだが、そこで安宅物産審査部の太田量久にみつかり、カードや携帯電話などを没収されてしまった。太田たちから放り出された尚美は、今度はひき逃げの容疑で警官に逮捕された。

自転車便は横田と同じ大学の鈴木宏法が卒業後に始めた事業だった。鈴木はバイク便を敵対視し、都内では自転車の方が速いという揺るぎない信念を持っているが、当初8人いたメンバーも今は鈴木と横田の二人だけになっていた。おまけに横田は全治2ヶ月の骨折である。「楽勝!」。鈴木は笑顔を作るもののお先真っ暗だった。現住所不定、職業なし、任意保険なし、そしてお金なしの尚美を取り調べした島野真は、被害者が横田であることを知ると、あいつなら示談に応じてくれるかもしれないと行った。その言葉を聞いた尚美は早速横田が入院をしている病院へ行き、お金よりももっと大事な心の支えで示談したいと言った。横田は、どんなことでもしてくれるのなら自分の代わりに自転車に乗って欲しいと言ったが、尚美はそんなダサいことなんて出来るわけないと腹を立てた。島野は尚美に俺のところに泊まるか?と言った。

留置所に一晩泊まった直美は横田の言葉に従い自転車便を手伝うことにした。だが汗を流して働くことに無縁の彼女がこの仕事を続けられるはずがなかった。おまけに鈴木との相性も最悪だった。示談を白紙にしてもらおうと考えた尚美は再び病院を訪れたが、そこで横田が恋人の由美子とケンカしているところに出くわし、話の一部始終を聞いてしまった。由美子は思い出の携帯電話を置くと病室を飛び出した。何も言い出せずに病院を出た尚美は、バイク便メンバーの行きつけであるP’sダイナでシャンパンを飲みながら考え事をしていた。そこに鈴木が入ってくると彼女は一方的に思いをぶちまけたのだった。すっきりして下宿に戻ると、入り口で由美子が待っていた。尚美は横田の部屋を間借りしているが、そこに置いてあるカメラを取りに来たのだ。大学卒業時、鈴木に説得された横田は既に決まっていた就職先を蹴って自転車便を選んだ。事業を始めた頃は順調だった自転車便もバイク便の出現で得意先を次々と奪われて行った。仲間たちが次々と離脱する中、由美子が心配すると横田は決まって心配ないと強がった。そして最後はいつもケンカになるのだ。彼女はカメラマンを目指して専門学校に入ったが、その夢は東京に出るための口実だったためこれを機会に長野へ帰ることにした。翌日、尚美は横田から配達の依頼をされた。病室に置いて行った携帯電話を午後3時発の特急バスに乗った由美子に届けて欲しいというのだ。これを最後の仕事にしようと考えた尚美は東京駅バスのりばに向かった。ところがバスは発車した後だった。

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