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犬神の悪霊

  • posted at:2013-12-15
  • written by:砂月(すなつき)
いぬがみのたたり
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1977年
公開日:1977年6月18日 併映「新女囚さそり 特殊房X」
監督:伊藤俊也
企画:天尾完次 安斉昭夫
脚本:伊藤俊也
撮影:仲沢半次郎
録音:小松忠之
照明:小林芳雄
美術:桑名忠之
音楽:菊池俊輔
編集:戸田健夫
助監督:馬場昭格
記録:山内康代
擬斗:日尾孝司
スチール:遠藤努
進行主任:松本可則
装置:井保国夫
装飾:米沢一弘
美粧:入江荘二
美容:石川靖江
衣裳:河合啓一
演技事務:石川通生
現像:東映化学
協力:室生赤目青山国定公園 青蓮寺レークホテル 三重県名張市 北品川総合病院
人形:吉徳大光
舞踏協力:田中泯 村上クラーク 八桑みどり 土屋大陸 前田正徳 徳田ガン 辻征宣 中岡一貴 鴨川てんし 赤穂善計
舞踏製作:早川洋子
出演:大和田伸也 山内恵美子 長谷川真砂美 泉じゅん 三谷昇
シネマスコープ カラー 103分

人里離れた久賀村。そこには大量のウラン鉱床が眠っていると噂されていた。その噂を立証するために、東日開発のウラン技師・加納竜次は仲間の安井と西岡とともに村へ入った。剣持剛造が所有する山の奥に進むにつれて計測器の針が跳ね上がったため、三人は宝物が埋まっている確証を得た。そのとき、西岡がジープの運転を誤って道路脇にある小さな祠を壊してしまった。何事もなかったかのように立ち去ろうとしたジープの前に犬が立ち塞がり咆え続けたが、西岡はどうせ逃げるだろうと考えてスピードを緩めなかった。犬の体は宙に舞った。

半年後の晩秋、加納は剛造の娘・麗子と村の神社で挙式した。三三九度の儀式で加納が杯を口に運ぼうとしたとき、少年が投げた石によって妨害された。少年は垂水勇という小学生で、西岡が撥ね殺した犬の飼い主だった。事件を知った姉のかおりは彼を激しく叱責したが、事情がわかると私もついていくから麗子に謝って欲しいと諭した。犬神憑きの家系として忌み嫌われている垂水家だったが、幼なじみの麗子だけはそんなことはお構いなしに仲良くした。だが同じ人を好きになってしまったため、麗子からの招待を受けたが断わったのだった。麗子と加納が東京へ出発する日、かおりは二人が乗る車を見送りに来たが、剛造はアクセルを踏む足を緩めようとはしなかった。

東京で行われた披露宴には、ウランが取り持つ縁で繋がった人々が出席した。西岡がスピーチをする番となり、あの日に起きたことを話し始めた。計測器の値が大きくなって大喜びしたこと。すぐに麓へ降りて本社に連絡をしたこと。そして、他に何かがあったことをぶつぶつ呟きだすと顔色が変わり、怯えて震えだした。その後、彼はビルの屋上から飛び降りて死んだ。西岡の通夜が行われた夜、今度は安井が野犬の群れに襲われて死んだ。麗子はきっと久賀村で何かあったに違いないと考え問い詰めると、加納をようやく重い口を開いた。話の一部始終を聞いた麗子は、原因が犬神のたたりだと感づいた。その夜、悪夢にうなされる夫の首に代々伝わるお守りを掛けると、かおりから届いた手紙に釘を打ち込んで私の大事な人には手を出させるものかと誓った。すると今度はかおりの様子がおかしくなり、心配になった加納は医学の力の信じて病院を転々とした。だが専門の医師でも彼女の病状を把握することが出来なかった。

翌年の春、加納は麗子を連れて久賀村の祈祷師を訪ねた。だが犬神の恨みは深く、彼女の体から離れようとはしなかった。東京へ帰りたいという願いも空しく、麗子は加納の腕の中で息を引き取った。疲れ果てた加納が山中をさまよっていると、小さな祠が目に止まった。それはあの祠と同じ場所に新たに設置されたものだった。加納は近くに落ちていた太い木の枝をを手に取ると思い切り振り下ろした。

屋台的映画館
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  • posted at:2006-08-22
  • written by:砂月(すなつき)
いもうと
日活
配給:日活
製作年:1974年
公開日:1974年8月14日 併映「黒い牝豹M」
監督:藤田敏八
プロデューサー:岡田裕
脚本:内田栄一
撮影:萩原憲治
美術:横尾嘉良
録音:紅谷愃一
照明:松下文雄
編集:井上治
助監督:八巻晶彦
色彩計測:米田実
現像:東洋現像所
制作担当者:青木勝彦
音楽:木田高介
主題歌:「妹」かぐや姫
出演:秋吉久美子 林隆三 横山道代 吉田日出子 藤田弓子
アメリカンビスタ カラー 92分

同棲していた和田耕三のことが嫌いになり、鎌倉から最終電車に乗った小島ねりはたった一人の肉親である兄・明夫に会うために東京へやってきた。疲れて眠そうにしているねりが突然涙を流したりしたことから、心配になった明夫は理由を聞かずにもう寝ろとだけ言った。彼は亡くなった両親が営んでいた食堂にそのまま住み、学生相手の引っ越し業で日銭を稼いでいる。翌早朝、明夫が仕事のための準備をしていると耕三の妹のいずみが訪ねてきた。二人が突然いなくなり、心配になった彼女は一番電車で捜しにきたのだという。だが耕三はきておらず、ねりを起こすわけにはいかないことから、明夫は彼女を助手席に乗せると請負先へ行く間に話を聞くことにした。内容が明らかになるに連れ、三人が一緒に暮らすことに無理があったのではないかと明夫は考え、ねりにはしばらく会わない方がいいと忠告すると、いずみは渋々受け入れた。やがて小型トラックは目的地に着いたが、いくら探しても電話で聞いたアパートや依頼主の女子大生は見つからなかった。いたずら電話だったことに気づいた彼は落胆したが、幌のついた荷台からねりが顔を出しているのに気づき彼女を仕業だったことが判明した。昨夜は早く声が聴きたくて電話を掛けたが、本当のことを言えなくなり嘘をついたとねりは早口で捲し立てた。ふざけるなと明夫は雷を落としたが、いずみはそこに割って入り兄に何を言ったのかとねりに詰め寄った。すると二人で死のうと思ったが耕三が逃げ出したと彼女が言ったことから、いずみは兄が侮辱されたと思って思い切り頬を叩いた。二人が口論になると明夫はねりを助手席に押し込み、これはうちの問題だから黙って帰って欲しいと頭を下げた。

明夫と暮らし始めたねりが買い物から帰ると知らない女がいた。たまに掃除をしにくるというその女は山本ミナコといい、兄がジャガイモとキャベツが嫌いなことまで知っていた。週に一度近くの道場に出稽古にきているという彼女は合気道の有段者で、明夫に食堂を道場に改築する提案をしていたのだった。働く女性のための美容道場を開けば、周りには太っている人が多いので儲かること間違いなし。ミナコはお兄さんに口添えしてねと自分が言いたいことだけ言うと笑って去って行った。その頃、明夫は女子大生からの依頼を受けて引っ越しの手伝いを行ったが、作業が終わると彼女はお金を払いたくないと言い無理矢理抱きついた。明夫の脳裏にはねりの顔がちらついたが、本能には勝てなかった。その夜、ねりは両親の写真を部屋の何処からか探し出してきた。今日は母の誕生日なのだ。そのことを帰ってきた明夫に話すと、彼は当時のことをしゃべり始めた。そこへ電話が掛かり、明夫は受話器を取るなり腹立たし気に切った。その後もしつこくベルが鳴ったが、ねりに出るなと指示した。翌日、彼女は耕三の兄・研二と喫茶店で会っていた。前日に電話で連絡があったが、明夫にはそのことを黙っていたのだ。

屋台的映画館

刺青(1966年)

  • posted at:2005-10-20
  • written by:砂月(すなつき)
いれずみ
大映(京都撮影所)
配給:大映
製作年:1966年
公開日:1966年1月15日 併映「破れ証文」
監督:増村保造
企画:加賀四郎 藤井浩明
原作:谷崎潤一郎
脚本:新藤兼人
撮影:宮川一夫
音楽:鏑木創
録音:大角正夫
照明:中岡源権
美術:西岡善信
編集:菅沼完二
助監督:宮嶋八蔵
製作主任:小沢宏
現像:東京現像所
出演:若尾文子 長谷川明男 山本学 佐藤慶 須賀不二男
スコープサイズ カラー 86分

雪が舞う夜、質屋駿河屋の娘・お艶は手代の新助と駆け落ちした。お艶の用意は周到で、番頭たちに早く寝るようにと促していた。その日は親類の不幸があり、両親は明け方まで帰って来ないことから、お艶は実行に移したのだった。ただ新助は幼い頃から育ててもらった恩義を感じ、気持ちの整理がつかないでいた。いつまでも踏ん切りのつかない新助の態度に業を煮やしたお艶は大川から身を投げようとした。すると新助は覚悟を決めた。この二人を引きとったのは船宿を営む権次夫婦だった。権次はお艶の店に出入りする船頭で、逃げて来ることがあったら必ず引き受けると以前から約束していたのだ。権次は、若い二人が苦労している姿を見ていると一肌脱いでまとめてやりたくなるんだと言った。そして長年店に出入りして旦那の気心がわかっているから、晴れて夫婦になれるよう頼んでみましょうと言うと、お艶はこの人と添い遂げられなければいっそ死んでしまいたいと新助に寄り添った。翌日、権次から話を聞いたお艶の父・嘉兵衛は怒りに打ち震えていた。まとまり掛けていた縁談を足蹴にするとは。母・お芳は、あんたは顔も広いし何とか捜し出してくださいと権次に頭を下げた。そしてお礼はあとで十分にすると約束すると、彼はニヤリと笑った。

船宿暮らしも十日目になったが権次からの良い返事はなかった。そして懐の方も心細くなり、新助はかんざしを質屋に入れた。権次の女房・お滝から奥で楽しい遊びが始まっていると聞いたお艶は、退屈しのぎに覗いてみることにした。そこは博打場で、客として来ていた清吉はお艶の美しく白い肌に目を奪われた。新助はいつまでも権次の世話になっていては心苦しいから出ようとお艶に言った。だがお艶にはそんな気が全くなかった。そこへやってきた三太は、権次が新助の父親と柳橋の料理屋で会っていることを伝えた。二人の片付きそうなので新助に来て欲しいというのだ。お艶は心配でたまらなかったが、船を見送った。筋金入りの悪党である権次は、駿河屋に現れては小金を巻き上げ、お艶を芸者として売り飛ばした。そして三太に新助を殺害させようとしたが、新助は奪った小刀で三太を刺し殺した。新助は、お艶と会うまでは捕まりたくないと呟いた。

お艶は深川で人入れ稼業と芸者屋をやっている徳兵衛に売られた。徳兵衛はお艶に一枚の絵を見せ、このような女になれと言った。そこには骸になった男たちを踏みつける若い女が描かれていた。お艶が男いう男を食い物にするようになることを願って体に印を入れることにした徳兵衛は、江戸では一、二を争う彫物師の清吉を雇ったが、それは彼にとって願ってもない機会だった。清吉は一晩掛けて白い肌一面に巨大な女郎蜘蛛を彫った。艶かしく動くその姿は、まるで生きているかのようだった。

屋台的映画館

黄線地帯

  • posted at:2005-08-20
  • written by:砂月(すなつき)
いえろーらいん
新東宝
配給:新東宝
製作年:1960年
公開日:1960年4月29日
監督:石井輝男
製作:大蔵貢
脚本:石井輝男
企画:佐川滉
撮影:鈴木博
音楽:渡辺宙明
美術:宮沢計次
照明:関川次郎
録音:村山絢二
助監督:武部弘道
編集:鹿島秀男
製作主任:高橋松雄
出演:吉田輝雄 天知茂 三原葉子 三條魔子 大友純
シネマスコープ カラー 79分

衆木一広は阿川という謎の男から仕事の依頼を受けた。それはホテル東洋の33号室に泊まる男を消すことだった。その標的は腕時計をはめたまま寝る癖があることから、仕事を終えた証拠としてその時計を外してくることが条件だった。西銀座の酒場・ドミノで腕時計と残りの報酬を引き換えることを了承した衆木は、非常口と部屋の鍵を受け取って夜の街へ出掛けた。男の部屋へ侵入した衆木は、消音ピストルで男を殺害すると非常階段から逃げた。午後9時半、ドミノの裏口に現れた衆木はマダムから阿川という馴染みの客は知らないと言われ騙されたことに気づいた。街中に捜査網が張り巡らされ、衆木は逃げ道を失った。そこで彼は公衆電話で恋人と話す踊り子・小月ルミを利用して神戸へ行くことにした。

ルミは新日本芸能者の募集広告を見て神戸で踊る決心を固めた。それを恋仲の毎朝新聞社記者・真山俊夫に電話で報告していたときに衆木に捕まったのだ。真山は記事の締め切り時間が間近で見送りどころではなかったが、不自然な電話の切れ方に疑問に感じ東京駅へ向かった。出発時間ギリギリに二人は神戸行き銀河号に乗り込んだが、真山の姿を見つけたルミは履いていたヒールの右片方をホームへ蹴り捨てた。それは彼がプレゼントとして渡した赤いヒールだった。

駅員が持っていたヒールがルミのものではないかと考えた真山は、事情を話して駅や列車に問い合わせてもらったが、靴をなくしたという届出もルミが列車に乗っているという情報も得ることが出来なかった。そこで今度は新日本芸能社が入っている大東ビルへ行き、管理人にこの会社について聞き込みをしたが、募集が終わるとすぐに部屋の解約を申し出たというのだ。行き先が神戸ということもあり、真山は新日本芸能社が外国人に黄色人種の中でも人気のある日本娘を提供する秘密売春組織、黄線地帯に深く関わっているのではないかと考えていた。彼は早速会社に帰り、デスクに特集をやらせてほしいと申し出た。しばらく考えたデスクはスクープになると踏み、税関長殺しの取材とルミの件も含めて許可を出した。

屋台的映画館

一寸法師

  • posted at:2005-08-16
  • written by:砂月(すなつき)
いっすんぼうし
新東宝=スタジオ8プロ
配給:新東宝
製作年:1955年
公開日:1955年2月12日
監督:内川清一郎
企画:金田良平
原作:江戸川乱歩
脚本:館岡謙之助
撮影:岩佐一泉
音楽:大森盛太郎
美術:鳥居塚誠一
照明:関川次郎
録音:道源勇二
助監督:柴田吉太郎
編集:永田伸
製作主任:山本喜八郎
出演:二本柳寛 三浦光子 宇津井健 安西郷子 細川俊夫
スタンダード モノクロ 82分

真夜中の大都会に救急車のサイレンが鳴り響いた。出版社から「山の手歓楽街深夜の探訪」の原稿を依頼された作家クラブの小林章三は人垣の間から顔を出したが、そこには酔っ払いがケガをして倒れているだけだった。フレッシュな猟奇を求める彼が今捜しているものは、その野次馬の中にいた薄気味悪い小男だった。子供と見間違えた可能性もあったが、小林は夜の繁華街を歩き回った。やがて彼が外れにある貧民街に辿りつくと、目の前を子供が走って行った。まんじゅうを貰いに行くというその子供の後をつけて行くと、そこにはあの小男が座っていた。小林の視線に気付いた小男は足早にその場を去ろうとしたが、大事に抱えた包みを落としてしまった。中から転がり落ちたもの、それは人の白い左腕だった。小林は小男の後を負い掛けたが、住宅街に入ると見失ってしまった。小男が消えた辺りには古びた寺があった。

悪夢にうなされる小林が飛び起きたとき、太陽は高く上っていた。溝川に女の片足が浮かんでいたという事件が前日に起こっていたことを新聞で知った彼は、もう一度あの小男が消えた寺へ行ってみることにした。養源寺の和尚にそのことを尋ねたが、随分と妙な言いがかりをつけるお人だと煙たがられてしまった。小林が養源寺の周辺にある商店主に聞き込みを始めようとしたとき、山野証券社長夫人・百合枝と再会した。彼女とは学生時代、恋人同士の関係だった。百合枝は、娘の三千子が五日前から行方不明になっているから力になって欲しいと言った。山野と養源寺の和尚は同郷の知り合いだったため、そこへ相談に行っていたのだった。小林は百合枝に私立探偵の旗龍作を紹介した。

山野大五郎は妻を亡くし、五年前に同じ会社の支配人の令嬢・百合枝と結婚した。三千子は先妻の娘だった。行方不明になった前夜、百合枝は二階から流れるピアノの音を聞いていた。だが翌日、使用人の小松から知らされれまで誰も三千子がいないことに気付かなかったのだ。屋敷は厳重に戸締りをされていたが、出掛けるときに身につけるもの一式が無くなっていたため、家出した可能性もあった。旗は頭を巡らしながら三千子の部屋のピアノを弾いた。曲の途中で「ソ」の音がおかしいことに気付いた旗は、屋根を開けて弦に引っ掛かっていたヘアピンを取り出した。そのヘアピンに数本の髪の毛がついていることから、彼は三千子が何者かによって一度ピアノの中に隠され、注意が逸れた隙を狙って外に運び出したのではないかと推理した。

屋台的映画館

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