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わんわん忠臣蔵

  • posted at:2015-08-15
  • written by:砂月(すなつき)
わんわんちゅうしんぐら
東映動画
配給:東映
製作年:1963年
公開日:1963年12月21日 併映「柳生武芸帳 片目の忍者」「狼少年ケン」
演出:白川大作
製作:大川博
企画:吉田信 渾大防五郎 飯島敬
原案構成:手塚治虫
脚本:飯島敬 白川大作
作画監督:大工原章
音楽:渡辺浦人
主題歌:「わんわんマーチ」デューク・エイセス
・・・:「わんわん子守唄」松尾和子
美術:鳥居塚誠一 沼井肇
色彩設計:浦田又治
タイトルデザイン:児玉喬夫
演出助手:池田宏 山本寛巳
撮影:杉山健児 吉村次郎
録音:森武 石井幸夫
編集:稲葉郁三
効果:森敬二
記録:菅原節代
製作進行:上野寿夫
監修:山本早苗 藪下泰司
声の出演:西村晃 佐藤英夫 大村文武 木下秀雄 花沢徳衛
シネマスコープ カラー 81分

動物たちが仲良く暮らす森に犬の親子が暮らしていた。母犬はシロ、子犬はロックという名だった。向こうの山に棲む虎のキラーは手下のキツネのアカミミに狩りをさせていたが、勇敢なシロのせいで森に近づけないでいた。ある日、キラーはついに堪忍袋の緒が切れ、アカミミにシロを引きずってでも連れてこいと命じた。

雪がしんしんと降り山や森の色を白く変えた日の夜、アカミミはシロを呼び出した。シロは罪もない鳥を殺したアカミミに怒り逃げる相手を何処までも追い掛けた。だがその先で待ち構えていたキラーによって命を絶たれた。シロが死んで以来、森の仲間は毎日一人ずつ減って行き、次は自分の番ではないかと皆震えていた。どうしたらいいんだろうと子ウサギのラビや子ジカのロンたちが不安げに話していると、ロックが突然僕がやっつけてやると言った。君はまだ子供じゃないかとラビが止めるが、母譲りの勝気な性格のロックは子供だって悪い奴には負けるもんかと一人で山に向かった。そんな無鉄砲さにあきれたラビたちは心配でたまらずついて行き、諦めさせようと説得を続けた。だがいつの間にか目的地についてしまい目の前には昼寝するキラーがいた。ロックは吼え続けるが、キラーはあくびを一つすると嘲笑った。そこに現れたアカミミは、シロの子供だと説明し私に任せてくださいと言った。力では相手にならないロックをアカミミはたっぷり遊んだ後で殺そうと考えていたがラビとロンに邪魔された。彼らの連携プレーによって助け出されたロックは何とか森に逃げ帰ったのだった。

ラビたちの助言により街へ向かったロックは武者修行することにした。ところがそこは森とはまるで違うコンクリートジャングルで道路にはたくさんの車が行き交った。慣れない場所で戸惑っていると野良犬の集団がやってきて通せんぼした。馬鹿にされたロックが小さいながらも機転を利かせてノックダウンさせると、傍から見ていた大将のゴロがチャンスなのに何故噛みつかないのかと言った。すると卑怯な真似が嫌いだからだとロックが言ったため、ゴロはその考え方が気に入り相談に乗ることにした。

屋台的映画館
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惑星大怪獣ネガドン

  • posted at:2012-09-26
  • written by:砂月(すなつき)
わくせいだいかいじゅうねがどん
スタジオマガラ
配給:コミックス・ウェーブ
製作年:2005年
公開日:2005年11月5日
監督:粟津順
プロデューサー:角南一城
脚本:粟津順
音楽:寺沢新吾
主題歌:「天然色の夢 ~昭和九十年の空~」湯本あかね
音響効果:寺沢新吾
特技考証:加藤健二郎
モデリング/アニメーション/視覚効果:粟津順
モデリング/アニメーション(吉澤):宮原眞
恵美文字/エンディング絵画:大石麻紀子
キャスティングコーディネイト:矢野剛
オンライン編集:来栖和成
ミキサー:田中俊
スタジオコーディネイト:清水由紀恵
オンライン編集/MAスタジオ:映広
広報:遠田尚美
協力:村上徹 岩田尚 中島弘道 小曽根雷太
製作/著作:粟津順 コミックス・ウェーブ
声の出演:清水大 貴志昌文 笹原琢磨 湯本あかね
シネマスコープ カラー 25分

昭和100年。世界の人口は100億を超え、地球のあらゆる資源は使い尽くされた。そのため宇宙技術を有する国々は、他の惑星を地球と同じ環境に改造し人類を移住させる世紀の一大事業「火星テラフォーミング計画」に着手した。だがこの計画が更なる試練を人類に強いることになるとはまだ誰も知らなかった。

7月6日、ロボット工学の権威・楢崎龍一の屋敷に訪ねて来たのは、防衛省・技術研究本部第七研究所の吉澤政次だった。楢崎は「火星テラフォーミング計画」への参加を軍から依頼されたが、技術が兵器に利用されることを恐れ辞退したのだった。頑なに拒み続ける楢崎に、今は10年前と違うとは吉澤は言った。彼はその頃、楢崎の助手をしていたのだ。「火星テラフォーミング計画」でロボットの需要が飛躍的に増え、防衛軍は兵器への転用を認めていた。一線を離れた先生にとって再起のチャンスだと吉澤が訴えると、私は意地を張っている訳ではないと楢崎は静かに言った。志など10年もあれば捨てずとも消えると彼は呟いた。

昭和90年、楢崎歩行重機研究所の所長だった楢崎は巨大ロボットの研究を行っていた。これさえ完成すれば、建築や海洋開発はもちろん宇宙ステーション、火星基地の建造にも役立ち世界は大きく変わる。ロボットが地上や海、宇宙で活躍する未来を作ることが楢崎の子供の頃からの夢だった。だがそれは一つの事故によって失われた。内燃機関の燃焼実験で内部からの圧力が上昇し、外れたバルブが楢崎の一人娘である恵美に直撃したのだ。私がロボットなど作らなければ。自責の念に駆られた楢崎はそれ以来、研究から退いたのだった。

7月7日、火星から帰還途中だった原子力宇宙輸送船「いざなみ」が大気圏外で突如爆発を起こし、船体は東京25区付近に墜落した。残骸と化した「いざなみ」から現れた巨大な生物は、大空へゆっくりと舞い上がると強力な破壊能力で街を攻撃し始めたのだった。防衛軍が保有する戦闘機や戦車の攻撃は全く歯が立たず、東京は潰滅の時を待つばかりとなっていた。楢崎は考えていた。人間は常に自らの手で災いを招き寄せ、後になって遅いと気付く。何故それがわからないのか。彼は格納庫へ行きそこに眠る巨体に「ずいぶんと待たせたな」と語り掛けた。楢崎は娘との約束を守るために立ち上がった。

屋台的映画館

ワールド・アパートメント・ホラー

  • posted at:2011-02-06
  • written by:砂月(すなつき)
わーるどあぱーとめんとほらー
ソニー・ミュージックエンタテインメント=エンボディメント・フィルムズ
配給:エンボディメント・フィルムズ
製作年:1991年
公開日:1991年4月5日
監督:大友克洋
プロデューサー:大崎裕伸 加藤悦弘 風間康久
原案:今敏
脚本:大友克洋 信本敬子
企画:肥田光久
撮影:篠田昇
音楽プロデューサー:石川光
音楽:埜邑紀見男
音楽録音:町田尚己
・・・:「東京ブギウギ」中島文明
・・・:「CELEBRATION」エックス
美術:細石照美
照明:渡邊孝一
録音:弦巻裕
助監督:緒方明
編集:鈴木歓
製作担当:久保淳
製作協力:クォーター・フラッシュ
企画:ソニー・ミュージックエンタテインメント
出演:田中博樹 中村ゆうじ 中川喜美子 清水宏 南雲勇助
アメリカンビスタ カラー 97分

様々な人種が暮らす東京。その中心にポツンと建つアパート・南海荘は今にも崩れそうな様態だった。一見誰も住んでいなさそうなアパートだが、生活ごみはきちんと所定の場所に置かれ電気メーターは休むことなく動いていた。ある日、ここに住むアジア人を追い出すために派遣された暴力団・黒竜会のヒデと突然連絡が取れなくなった。そこで下っ端の一太が一室に居を構えた彼を訪ねたのだが、ドアをノックをしても返事はなく共同トイレかとそっちに顔を出したがやはり姿はなかった。そこで再びドアをノックをすると突然室内から発砲してきたのだった。腰を抜かした一太が大声を出すとヒデは銃弾が開けた穴から外を覗き、本人だとわかるといくつもある鍵を解除した。部屋の中に入った一太はその様子に息を飲んだ。ヒデは魔除けの陣の中に座り込み何かに怯えるような息遣いで日本刀を構えていたのだ。一太が組へ連絡するように言うとヒデは明日顔を出すとだけ答えた。そんな彼の様子に、シャブで頭にきたのかなと一太は考えた。

翌日、事務所から呼び出しを受けた一太が急いで向かうと室内が滅茶苦茶に荒らされていた。常軌を逸したヒデが大暴れしたのだ。幹部の国分に呼ばれた一太は、お前のようなインターナショナルな感覚の持ち主でなければ片付けられないとおだてられアパートの担当を任されたのだった。日本人なら立退料を請求されるが、言葉が通じないヤツラなら不法就労や期限切れの観光ビザなどを盾にすれば訳はない。何をしたって警察に駆け込む奴はいないから1週間の期限でやれと国分から命じられた一太は嫌と言えなかった。ラジカセを手に再びアパートを訪れた一太はまず大音量で音楽を流した。だが部屋からは誰も出てこようとしなかったため、ヒデがいなくなった201号室の室内を片付けることにした。ドアを開けっぱなしにして散らばった本の整理をしているとその中に世界妖怪図鑑という小学生向けの本があり、千円札を栞代わりに挟んでいたことから気になってページを開いた。そこには東南アジアの妖怪としてラクシャーが紹介されていた。ヒデが引いたと思われる線をたどりながら本を読んでいるとラジカセの音楽が止まった。カセットテープを交換しようと振り向いた彼の視線の先には、自分の部屋に入ろうとしている男が洗面器を持って立っていた。一太はそのパキスタン人に1週間以内に出て行けと怒鳴りつけたが、日本語がわからないと言ったため更にヒートアップした。そのとき数人の男たちの話し声が聞こえ、そっちに一太が気を取られているうちにマハムッドは部屋に籠った。そうなるといくら頑張ってもドアが開くことはないため、彼はターゲットを4人の方に替えた。「俺はヤクザだ」と脅しを掛けたもののヤクさんと勘違いされる始末。呆然としている間にそれぞれの部屋に逃げ込まれ、結局一人も追い出すことが出来なかった。長期戦を覚悟した一太だったが嫌がらせに動じない住人に逆にやり込められてしまい、肩を落として201号室に戻るとラジカセがおかしな動き方をしていた。

屋台的映画館

笑の大学

  • posted at:2008-12-15
  • written by:砂月(すなつき)
わらいのだいがく
フジテレビ=東宝=パルコ
配給:東宝
製作年:2004年
公開日:2004年10月30日
監督:星護
製作:亀山千広 島谷能成 伊東勇
企画:石原隆
プロデューサー:重岡由美子 市川南 稲田秀樹
アソシエイト・プロデューサー:小川泰 佐藤玄
ラインプロデューサー:前島良行
コーポレイトプロデューサー:井上あゆみ
原作:三谷幸喜
脚本:三谷幸喜
音楽:本間勇輔
撮影:高瀬比呂史
美術:清水剛
照明:小野晃
録音:田中靖志
編集:山本正明
装飾:高畠一朗
衣裳:千代田圭介
記録:外川恵美子
制作担当:牧義寛
監督補:加門幾生
出演:役所広司 稲垣吾郎 高橋昌也 小松政夫 石井トミコ
アメリカンビスタ カラー 121分

昭和15年、戦争への道を歩み始めていた日本は、国民の娯楽である演劇を規制し台本を上演前に検閲した。生まれてこの方芝居を見たことがないという警視庁保安課検閲係・向坂睦男は演劇に理解を示さず、取調室に作家を呼び出すと不適切と判断した場面や台詞の削除を要請した。もし拒否するようなことがあればその台本は即、不許可となった。

ある日、浅草の劇団「笑の大学」の座付作家・椿一は向坂から呼び出しを受けた。笑の大学の座長は青空貫太で、よく古川ロッパが率いる笑いの王国と間違われた。椿は向坂と話すうちに噂ほど堅物な人物なのではないかと考えるようになった。そこで青貫の決め台詞「猿股失敬」を披露したが、向坂には全く理解されなかった。気を取り直して聴取を始めようとしたとき、椿は今川焼が入った紙袋を差し出した。その行為を根回しだと受け取った向坂は、私はあなた方の仕事には何の興味もないと言った。そして検閲などいらない、一切合切禁止してしまえばいいんだと絶叫した。迫力に押され恐縮する椿が包みを下げようとすると、向坂はそこに置いておいてくださいと言った。そして「今、なんだ結局は貰って帰るのか」という顔をしただろうと言って問い詰めた。こんなことになるのならと椿が包みを持って帰ろうとすると、今度は「酷い男にぶつかった」と思っただろうと問い詰めた。椿が認めると、向坂は「私はね、そういう男なんです」と言った。

本格的な聴取が始まったが、あのやりとりのおかげでお互いが腹を割って話すことが出来るようになった。向坂は「大悲劇ジュリオとロミエット」の台本を三回読み、上演の可否を一晩じっくり考えた結果を椿に伝えた。通常、検閲官は目を通した台本に訂正箇所があれば赤い紙を貼り付けるのだが、それが多ければ多いほど許可が下りる可能性は低くなる。だが椿の台本には一枚の紙も貼られていなかった。安堵の表情を見せる椿に向坂は「問題が多すぎるんだ」と怒鳴りつけ台本を放り投げた。一々紙を貼り付けていたら分厚くなるため途中で止めたというのだ。どこがいけなかったのかと椿が尋ねると、神武天皇御即位から2600年という記念の年に西洋の若者の恋物語を上演するのはいささか配慮に欠けていると向坂は言った。そして彼にはウィリアム・シェイクスピアが書いた作品のタイトルを「もじる」という行為さえ理解できなかった。認められない理由はいくつかあったが、最大の理由は向坂自身が作品を一度もおもしろいと感じなかったことだった。椿は、上演を前提に書いたものだから役者が声に出さなければおもしろさが伝わらないと言って不許可の印を持つ向坂を思い止まらせた。さあ、笑わせてください。向坂は椿に台本を声に出して読ませ、おもしろければ許可することにしたのだ。椿は説明をつけながら舞台を再現して行ったが、笑いどころである「猿股失敬」が出ると向坂は顔をしかめ、これは検閲官というよりも私の人間としての良心が許さないと言った。肩を落として帰ろうとする椿に、向坂は明日までに登場人物と設定を日本に置き換えて再提出するように言った。

屋台的映画館

鷲と鷹

  • posted at:2007-08-24
  • written by:砂月(すなつき)
わしとたか
日活
配給:日活
製作年:1957年
公開日:1957年9月29日
監督:井上梅次
製作:坂上静翁
脚本:井上梅次
音楽:多忠修
撮影:岩佐一泉
照明:藤林甲
録音:橋本文雄
美術:中村公彦
編集:鈴木晄
助監督:舛田利雄
特殊撮影:日活特殊技術部
製作主任:中井景
技斗:高瀬将敏
出演 石原裕次郎 三國連太郎 月丘夢路 長門裕之 浅丘ルリ子
シネマスコープ カラー 115分

深夜の波止場。食堂カモメで食事を済ませた貨物船・海洋丸の吉江三造機関長が口笛を吹く男に殺された。彼の背中には大きなナイフが突き刺さっていた。翌朝、村上捜査課長は機関長の息子・吾郎から話を聞き、凶器のナイフは父親が若いときにシンガポールで購入したものであることがわかった。吾郎は村上から何か心当たりはあるかと聞かれたが、仏のような人物だと言って船員たちから慕われていた父親が人から恨みを買うとは到底思えないと言った。

海洋丸には出航する時間が迫っていたが、そこへやってきたのは二人の新人だった。一人は喧嘩っ早い野村千吉、そしてもう一人は目付きの鋭い佐々木啓三だった。こいつは偽物だと因縁をつけられた千吉は佐々木に殴り掛かった。喧嘩が始まったことに気付いた吾郎は、慌てて二人の間に割って入った。困った吾郎は鮫川船長と相談し、二人を香港まで連れて行くことにした。船内には船員ではない人物が一人紛れ込んでいた。船長室の物陰に隠れ鮫川を脅かそうとしていたのは、彼の娘・明子だった。父親と会えないことに寂しさを感じていた明子は今回の航海がそれ程危険ではないと聞いていたため無断で乗り込んだのだ。鮫川は娘が密航していることがわかると必要以上に激怒した。

機関長室で遺品を見ていた吾郎は、机の上に父親が殺されたナイフと同じものが置かれていることに気付いた。凶器とは別物であることがわかったが、犯人像がさらにぼやけて行った。鮫川に呼ばれ船長室に入った吾郎は、そこに明子がいることに驚いた。さらに驚いたのは、机の引き出しの中から凶器と同じタイプのナイフが顔を覗かせていたからだった。吾郎は、もう一人このナイフを買った人物がいるはずだと尋ねたが、鮫川は知らないの一点張りだった。そのとき外から口笛が聞こえ、怯えた鮫川はその主を捜した。

気に喰わねえヤツには挨拶しないという千吉の態度に腹を立てた松は、ナイフをちらつかせて襲い掛かった。佐々木は間合いを見計らってテーブルを蹴り上げると松からナイフを取り上げ、千吉の気持ちを静めようとした。そこに響いたのはコック・おっかあの食事の時間を知らせる声だった。おっかあが再び厨房に戻ると、そこにはもう一人の密航者がいた。彼女の名前は朱実。千吉を追い掛けて来たのだった。

屋台的映画館

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