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ダメおやじ

  • posted at:2014-04-24
  • written by:砂月(すなつき)
だめおやじ
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1973年
公開日:1973年11月22日 併映「喜劇 日本列島震度0」
監督:野村芳太郎
制作:杉崎重美
原作:古谷三敏
脚本:ジェームス三木 野村芳太郎
撮影:勝又昂
美術:重田重盛
音楽:青山八郎
録音:栗田周十郎
調音:松本隆司
照明:小林松太郎
編集:太田和夫
監督助手:大江英夫
装置:石渡敬之助
装飾:印南昇
進行:長嶋勇治
衣裳:松竹衣裳
現像:東洋現像所
製作主任:吉岡博史
出演:三波伸介 倍賞美津子 新藤恵美 吉田日出子 小山田宗徳
アメリカンビスタ カラー 87分

桃栗不動産の雨野大介(28歳)は、砲丸投げの国体の選手でアザミ短大の学生の本田冬子と結婚した。そのきっかけとなったは「きゅうり」だった。大介は寝る前に家計簿をつけることを日課としていたが、その日は何度計算し直してもお金が50円多かった。会社の帰りに立ち寄った八百屋でおつりを多くもらったに違いないと考えた大介は、その50円を返すことにしたのだが、夜中の2時半とあって主人の銀平や妻の豊子はカンカンだった。だが娘の冬子だけは違った。店番をしていたのが彼女だったこと、そして50円のために大介が二駅も歩いてきたことを知ったからだ。冬子はおわびとして両手いっぱいのきゅうりをあげた。その日以来、バカがつくぐらい正直で誠実な大介のことが忘れられなくなった。例え大介が他人から空気デブと蔑まれようと、彼への気持ちは変わらなかった。結婚式は冬子が昔通った幼稚園の教会で行われ、式を終えると二人は新婚旅行に旅立った。ところが宿泊先のホテルが火事になり、大介たちはお金も荷物も失った。不幸中の幸いとばかりに冬子はホテルに提出する被害届を水増しして請求しようと提案したが、何てこと言うんだと大介は怒鳴った。冬子はまたそんな大介に惚れ込んだ。

10年後、近所の魚屋へ買い物に出かけた冬子は、大学時代の後輩である由美子とバッタリ出会った。最近、分譲住宅を購入し引っ越してきたというのだ。由美子の夫は大介の同期の南村不二夫で、今回の人事で建設課の課長に出世したことを知ると冬子は愕然とした。結婚当時、お尻を引っぱたいてもらえば課長にでも部長にでもなれると大介は言った。だが持ち前の誠実さがあだとなり、大介は同課のお詫び係として使いっ走りさせられていた。冬子と息子のタコ坊との団地住まいや天職だと考えているお詫び係に不満を持っていなかった。そのマイペースさが時に冬子をオニババに変えさせるのだ。大介が帰宅すると、冬子は南村が課長になったことを知らせてくれなかったのかと詰め寄った。知らなかったという言い逃れに、冬子はまた角を生やした。そこへやってきた豊子はその場を収めると、課長夫人への根回しも必要だと冬子に伝授した。大学時代に一度も負けたことがない由美子に頭を下げることは彼女のプライドが許さなかったが、背に腹は替えられず翌日ゴマスリに出かけた。

ある日の夕方、大介と同じ課の瀬戸すみれがマンションの風呂のお湯を溢れさせ、下の階を水浸しにしてしまった。連絡を受けた大介は御安い御用とばかりに引き受け、住民に頭を下げた。一段落した頃にやってきたのは南村だった。すみれが住む高級マンションは二号さんが多く住んでおり、彼女と南村も愛人関係にあった。浮気の発覚を恐れた南村は、夜に行われる関係者との接待に飲めない大介を連れて行った。

屋台的映画館
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大草原の渡り鳥

  • posted at:2011-06-04
  • written by:砂月(すなつき)

だいそうげんのわたりどり
日活
配給:日活
製作年:1960年
公開日:1960年10月12日
監督:斎藤武市
企画:児井英生
原作:原健三郎
脚本:山崎厳
撮影:高村倉太郎
照明:大西美津男
録音:古川恒夫
音楽:小杉太一郎
美術:坂口武玄
編集:近藤光雄
助監督:神代辰巳
色彩計測:幸田守雄
現像:東洋現像所
制作主任:松吉信幸
主題歌:「ギターを持った渡り鳥」小林旭
・・・:「アキラのソーラン節」小林旭
・・・:「イヨマンテの夜」伊藤久男
・・・:「メチャクチャの歌」松岡ユキ
出演:小林旭 宍戸錠 浅丘ルリ子 白木マリ 木浦佑三
シネマスコープ カラー 83分

一頭の馬にまたがり摩周湖の尾根道を行く滝伸次と少年・越谷信夫。伸次は信夫の母親を捜すために釧路へ向かっていたのだ。その道中、休憩をしている男が水筒を口にしていることから、喉が渇いている信夫は水を欲しがった。それを聞いた男は伸次に投げてよこしたが、においを嗅ぐと信夫に我慢しなと言った。水筒の中身は酒だったのだ。つまらねえいたずらをするじゃねえかと投げ返すと、男はこの道を行くとろくなことが起きないから止めときなと忠告した。だが伸次は誰の指図も受けないとそれを無視して進んで行った。

馬を進めているとその先で清里精錬所のトラックがジープの男たちに襲撃されていたため、手を貸して助け出した。さらに先へ進むと集落が見えたことから、そこで休憩することにした。信夫に井戸水を飲ませようとした伸次だったが、武器を構えたそこに住むアイヌの住民に取り囲まれたのだ。セトナは伸次を高堂組の仲間だと信じて疑わず、二度と来られないようにしてやると銃を撃とうとした。そこへ止めに入ったのは民族研究家の清里純子だった。何かを探りに来たに違いないというセトナを純子は子供を連れているのだからそんなことはないと否定した。セトナは真偽を確かめるために伸次を小屋に連れて行くと、祈祷師に占わせることにした。すると彼の心はペンケトーの様に澄んでおり、女性を捜していると祈祷師は言った。彼女は続けて、少年の母親は南に行けば見つかるが、その方角へ行けばお前の命が危ないから北へ行けと忠告した。誰かに悲しみと大きな不幸を与えるというのだ。だが伸次にはルートを変更する気などなかった。

純子の車で手作りの品を釧路の民芸店に卸しにきたセトナだったが、再び高堂組の嫌がらせに遭った。彼を担いだ男たちはキャバレー「ブラック・ベア」になだれ込んだが、そこで静かに飲んでいた男が黙っていなかった。網走帰りの「ハートの政」と名乗るその男は放り投げた酒瓶を銃で一撃すると、俺にもしものことをしやがると後悔するぜと言ってセトナを助け出したのだった。そこに流しとして入ってきた伸次に政は挨拶替わりに一杯奢った。彼は伸次に水筒をよこしたあの男だった。伸次は詫びにやってきたマネージャーの倉井に和枝というマダムはいるかと尋ねたが、オーナーの高堂と旅行中で不在だという。和枝は伸次が捜している信夫の母親だったが、愛人となっていることがわかると引き揚げた。

高堂は摩周湖の湖畔に東京からの直行便が着ける飛行場の建設を計画していた。そうなれば観光客が今の5倍に膨れ上がるからだ。その建設場所として目をつけているのがアイヌの集落だった。旅行から戻った高堂は政の姿を見て驚いた。彼の身代わりとなって7年間服役し1週間前に出所したが、約束した労いの金が未払いのままになっていたのだ。高堂は政の怒りを鎮めるために、用心棒ではなく片腕として働かないかと誘った。

屋台的映画館

TAKESHI’S

  • posted at:2006-09-01
  • written by:砂月(すなつき)
たけしず
バンダイビジュアル=TOKYO FM=電通=テレビ朝日=オフィス北野
配給:松竹=オフィス北野
製作年:2005年
公開日:2005年11月5日
監督:北野武
プロデューサー:森昌行 吉田多喜男
ラインプロデューサー:小宮慎二
脚本:北野武
撮影:柳島克己
照明:高屋齋
美術:磯田典宏
録音:堀内戦治
整音:堀内戦治
編集:北野武 太田義則
衣裳デザイン:山本耀司
出演:ビートたけし 北野武 京野ことみ 岸本加世子 大杉漣
アメリカンビスタ カラー 107分

ビートたけしは、タレント業の他に映画監督や俳優、作家などあらゆる方面で才能を見せ、多忙な日々を送っている。ビッグになれば望んだものは何でも手に入り、愛人を四六時中はべらすことだって出来る。だが当然のことながら、ファンの追っ掛けや新人を売り込んでくる芸能事務所のマネージャーなどがうるさく付きまとい、彼を敵視する大物タレントからは大っぴらに中傷された。その日はドラマの撮影の最終日で、用意された楽屋に入ると同期のタレントがある男を紹介した。男はたけしそっくりで、北野武という名の売れない役者だった。武はたけしからサインをしてもらうと恥ずかしそうに帰って行った。アパートに戻ると建物の前で追っ掛けの女の子が待っていた。武は女の子から差し入れを申し訳なさそうに受け取ると、小声でありがとうと言った。その夜、彼はたけしがドラマの撮影を行う夢を見た。

役者を目指す彼は日夜コンビニで働き、オーディションがあると聞くと片っ端から受けた。顔が似ていることから髪型をたけしにまねたが、生まれつきの不器用さが災いし最後まで演技を続けることが出来なかった。彼の部屋には尊敬するたけしが主演した映画「灼熱」のポスターが貼ってあった。

武はオーディションを受けたが、「こっちが聞く前にいうんじゃねえ。」というセリフを言う前に、イメージがガンコなラーメン屋のおやじと違うという理由で失格となった。落ち込む彼は廊下の椅子に静かに腰掛けた。

コンビニでは不審な女性が客としてやってきて手当たり次第に商品をカゴに詰め込むとそのまま出て行こうとした。武が声を掛けると女性はお金を払うのだったいらないと言い出し、そばにあった十円のお菓子を一万円札で払おうとしたのだ。武が細かいのはないのかと聞くと女性は怒ったようにないわよといったため、しぶしぶ受け取った。おつりを返すと、女性は再び十円のお菓子を手に取って千円札で払おうとした。さっきのおつりがあったでしょと武がいうと、女性はまた怒ったように小銭を貯めてるのよと言った。仕事を終えた武が雀荘へ行くと、空きがなかったためしばらく椅子に座って待つことにしたが、そのうちに眠り込んでしまった。

廊下の椅子で待つうちに眠り込んでしまった武は、審査員に声を掛けられて目覚めた。「君、合格だよ」。

武が顔を上げると、雀荘のおやじが「一人空いたよ」と言った。だがその日はツキがなく一人負けした。帰り道にラーメン屋に立ち寄ると、出て来た客が「ここの醤油ラーメンはうまいで!」と言った。カウンターの席に座った武はその言葉を信じて醤油ラーメンを頼んだ。するとガンコなイメージのおやじに「こっちが聞く前に言うんじゃねえ」と怒鳴られた。

屋台的映画館

太平洋戦争 謎の戦艦陸奥

  • posted at:2005-07-14
  • written by:砂月(すなつき)
たいへいようせんそうなぞのせんかんむつ
新東宝
配給:新東宝
製作年:1960年
公開日:1960年4月1日
監督:小森白
製作:大蔵貢
脚本:葉山浩三 七條門
企画:岡本良介
撮影:吉田重業
音楽:松村禎三
美術:朝生治男
録音:沢田一郎
照明:傍士議雄
編集:金子半三郎
助監督:勝俣真喜治
特殊技術:新東宝特殊技術
製作主任:永野裕司
出演:天知茂 菅原文太 小畑絹子 北沢典子 沼田曜一
シネマスコープ モノクロ 90分

1942年6月5日、南雲機動部隊の爆撃によりミッドウェー海戦は幕を開けた。山本五十六連合艦隊司令長官は、国力の差で勝ち目のないアメリカに勝利するには短期戦に持ち込み、早期に敵艦隊を叩くしかないと考えていた。そこで提案されたのが、ミッドウェー島を占領し奪還に来たアメリカ空母部隊を殲滅するミッドウェー作戦だった。多少の危険を覚悟しながらも山本は作戦を指揮することになったが、日本軍の無電に使われていた暗号はアメリカ軍諜報部によって解読されていた。空母・赤城、加賀から出撃した第一次攻撃隊の爆撃によりミッドウェー島の基地に甚大な被害を与えたが、アメリカ軍戦闘機の反撃を受け十分な成果を挙げられなかった。そこで第一次隊は赤城に第二次隊の出動を要請した。司令部は敵の機動部隊を発見したという連絡を受けていないことから、攻撃機に搭載した魚雷を陸用爆弾に変更して基地への攻撃を続行することになった。ところが利根四号偵察機から敵機と空母らしきもの一隻を発見したという報告を受けたことで敵空母への攻撃に作戦が急遽変更された。急降下爆撃機は攻撃機との併用が条件であることから、正攻法を選び再び攻撃機の装備を魚雷に変更することになった。飛龍、蒼龍の甲板上では出撃準備が整いつつあったが、アメリカ軍雷撃機の襲来により現場は混乱した。攻撃を受けた赤城、加賀、蒼龍は沈没し、残された飛龍も姿を消した。

部隊後方だった陸奥を始めとする主力戦艦隊は山本からの転進命令を受けた。伏見少佐は松本中尉とともに平野艦長に撤退すべきではないと進言したが、平野は長官の命令に従いミッドウェーからの撤退を決めた。松本は後日改めて平野に進言したが、長官の機敏な転進命令があったからこそ最小限の損害にとどまったのだと平野は諭した。しかし伏見から多数の戦艦を失った連合艦隊の行く末を聞かれると言葉に詰まった。陸奥が柱島沖に秘密停泊した頃、国内は大本営から発表される戦果に熱狂していた。大本営は海戦における敗北を伏せて虚偽の情報を流し、日本国民の戦意を高めようと努めていた。その一方で、日本に潜在しているスパイたちは国民の戦意喪失を目論み、帝国海軍の象徴である陸奥を爆沈するための計画を進めていた。

連合艦隊は南方海域に出撃し、反攻作戦に出たアメリカ海軍と熾烈な激闘を繰り広げていたが、帰島して半年が経過しても何故か陸奥には出動命令が掛からなかった。兵士たちがやきもきするある日、司令部から連絡を受けた。それは出動命令ではなく上陸許可だった。戦艦・陸奥は栄光ある帝国海軍の象徴であり、太平洋を制覇することは日本国民の信念だった。それだけに如何なる事態に遭遇しても断じて沈めてはならないのだ。この信念を失うことは大日本帝国の敗北を意味していた。

屋台的映画館

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