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探偵事務所23 くたばれ悪党ども

  • posted at:2005-11-07
  • written by:砂月(すなつき)
たんていじむしょつーすりーくたばれあくとうども
日活
配給:日活
製作年:1963年
公開日:1963年1月27日 併映「38年大相撲初場所 前半戦」
監督:鈴木清順
企画:芦田正蔵
原作:大藪春彦
脚本:山崎巌
音楽:伊部晴美
・・・:「六三年のダンデイ」星ナオミ
・・・:「バカとリコウ」吉村アキ
撮影:峰重義
照明:吉田協佐
録音:八木多木之助
美術:坂口武玄
編集:鈴木晄
助監督:樋口弘美
色彩計測:森勝
特殊技術:金田啓治
現像:東洋現像所
製作主任:野村耕祐
振付:漆沢政子
技斗:高瀬将敏
出演:宍戸錠 笹森礼子 星ナオミ 楠侑子 金子信雄
シネマスコープ カラー 89分

深夜の武蔵街道基地付近で武器弾薬の取引をしていた立川桜組と新宿大槻興業のヤクザ十数名が突如現れた男たちによって射殺された。特別捜査本部を設置した武蔵署は、明け方近くに現場付近をうろついていた真辺公一を重要参考人として連行した。そのニュースを聞き、金になると踏んだ私立探偵の田島英雄は早速、武蔵野署に乗り込んで一課の熊谷警部と会った。最近、都内で良からぬ取引の最中に暴力団が襲われるという事件が頻繁に起きていた。被害者が警察に通報できないことを利用した、悪党よりも一枚上手な一味の仕業だった。真辺の面通しを許された田島は熊谷と駆け引きをした。真辺を釈放して泳がせるには、相手に感付かれずにうまく尾行する必要がある。そこで田島は、ヤクザに顔を知られていなくて警察より鼻が利き、腕っ節が立ち、頭の巡りがいい囮が必要だと自分を売り込んだのだ。警察署の周囲には真辺の釈放を待って復讐しようと企む立川組と大槻工業の連中が今か今かと待っていた。警察は解散を命じたが、彼らは銃砲所持許可書を掲げて猟場に行く待ち合わせに車を停めて何が悪いと居座っていたのだ。真辺の拘束期間は午後10時まで。熊谷は、ワシが手こずっているのに民間人の君が捌ける道理はないと言った。

腹を立てた田島が事務所に戻ると、熊谷が先回りしてソファーに座っていた。囮捜査に関することは警察の上層部と一部の関係者にしか知らされず、署内での熊谷の行動も芝居だった。熊谷は、正当防衛以外でぶっ放すなよと念を押して銃と偽の免許証を渡した。田中一郎として事件に関わることになった田島は、助手の堀内にミキサー車を盗むように言った。

午後10時、真辺は付き添いの警官とともに現れた。警察署の前を歩く真辺は銃口の的となっていた。そしてついに警官が離れたとき、男は顔を明らかにした。それと同時に警官隊がヤクザたちを殺人未遂の容疑で包囲した。騙されたことに気付いたヤクザたちは警官隊に発砲した。熊谷はその騒動に乗じて裏口から真辺を逃がし、田島に後を託したのだ。田島と真辺を乗せた白いMGAは警察車両とヤクザたちのトラックに追い掛けられたが、堀内との連携プレイで捲くと夜の街道を走り去った。

屋台的映画館
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大忍術映画 ワタリ

  • posted at:2005-10-14
  • written by:砂月(すなつき)
だいにんじゅつえいがわたり
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1966年
公開日:1966年7月21日 併映「サイボーグ009」「なかよし合奏団」
監督:船床定男
制作:大川博
企画:岡田茂 秋元隆夫 新海竹介
原作:白土三平
脚本:伊上勝 西村俊一
撮影:国定玖仁男
照明:長谷川武夫
録音:荒川輝彦
美術:矢田精治
音楽:小川寛興
合成:松本春吉
編集:神田忠男
助監督:本田達男
記録:矢部はつ子
装置:矢守好弘
装飾:笠井伴夫
美粧:堤野正道
結髪:橋本明子
衣裳:三上剛
擬斗:谷明憲
舞踊指導:長宗我部はま子
進行主任:中川卓磨
特殊撮影班・撮影:赤塚滋
特殊撮影班・照明:若木得二
特殊撮影班・録音:中川茂二
特殊撮影班・美術:石原昭
特殊撮影班・助監督:清水彰
特殊撮影班・記録:勝原繁子
特撮監督:倉田準二
協力:東映動画 森康二 菊池貞雄 羽根章悦
現像:東映化学工業
主題歌:「ワタリ」佐々木新一
・・・:「ワタリまーち」佐々木新一
出演:金子吉延 本間千代子 村井国夫 牧冬吉 天津敏
シネマスコープ カラー 82分

時は天正年間。忍者の国伊賀の里では百地三太夫を頭とする百地党と藤林長門を首領とする藤林組が多数の下忍を従えて勢力を争っていた。忍者界には身分制度があり、下忍たちは捨て駒として命が軽視されていた。ただ命ぜられるままに働き、目的のためなら己の顔さえ切り刻んで死ぬ。それが「死の掟」だった。

百地党では三太夫の言いつけにより雲組の下忍カンネが仲間たちによって殺された。それは彼が掟を破ったためだが、理由を知る者は誰もいなかった。大頭である音羽の城戸でさえ理由は知らず、だが何か掟の秘密を知ったのであれば記した物を残したのではないかと考えた。そこで彼はカンパチたちに自分が味方であることを示し掟の秘密を探るよう命じた。すると何処からともなく笛の音が聞こえ、その方へ歩みを進めたカンパチは大きな石の上で篠笛を吹く少年の姿を見つけた。彼は病気の爺を助けてもらうために三太夫の下忍になったワタリだった。少年が自分たちを密かに見張っているのではないかと考えたカンパチは始末しようと企んだが、ワタリは変身の術で巧みにかわして姿を消した。

爺の薬草を探しに出掛けたワタリは多々良山にある二面地蔵付近で四つ葉のカタバミを見つけた。すると空が一瞬のうちに掻き曇り黒猫の集団に取り囲まれたのだった。ワタリは携行する斧と忍術を駆使して首領の猫を倒し難を逃れたが、それは彼の能力を見るために仕掛けた三太夫と城戸による試験だった。ワタリが見せた技は伊賀流でも甲賀流でもなかったことから、腕前を隠して百地砦に近づいたのではないかと三太夫は考えた。だがそれよりも先にやらねばならないことがあった。伊賀の秘密を知ったカンネが書き残した物が未だに見つかっていなかった。何もない可能性もあるが、そうでなければ既に雲組の誰かの手に渡っているはずだ。そこで三太夫は城戸に雲組の抹殺を命じたのだった。その頃、家に戻ったワタリはカンネが捕らわれる寸前に投げた人形を爺に手渡した。人形の中には忍文字を使った手紙が入っており、そこには恐るべき事実が書かれてあった。

雲組一同を呼び出した城戸は、頭領の命令として武田軍の重要拠点となる五月雨城へ忍ぶ通達を出した。だが五月雨城の警備は厳重であり藤林組の腕利きたちが全滅したという噂が流れていたことで小頭たちは及び腰だった。そこでこれを立派に成し遂げれば頭領は満足し無事に戻ってきた時には悪いようにはしないと城戸が言うと、シブタレは前向きに捉えるようにした。訳のわからない掟で虫けらのように殺されるのはまっぴらだと雲組は団結し任務を遂行しようとしたが、森の中に浮かぶ発行体によって皆絶命した。翌朝、川に浮かぶ小頭たちの死体を見つけたワタリと爺は城戸の仕業に違いないと考えたが、そこに現れた城戸はそれを真っ向から否定し武田軍の乱破によるものだと言った。下忍の命が軽視されている理由。それは他国からさらってきた幼い子を下忍養成所で一人前に育て上げて次々と排出するからだ。そこでワタリは単身で養成所に乗り込みどんな所か自分の目で確かめてみることにした。

屋台的映画館

タオの月

  • posted at:2005-08-04
  • written by:砂月(すなつき)
たおのつき
バンダイビジュアル
配給:松竹=松竹富士
製作年:1997年
公開日:1997年11月29日
監督:雨宮慶太
製作:渡辺繁
プロデューサー:久保聡 田口聖
脚本:田中徹 松本肇 雨宮慶太
撮影:木所寛
音楽:Buddy-ZOO 太田浩一 木下伸司
美術:井口昭彦
照明:保坂芳美
装置:島崎忠一 遠藤慶明
装飾:浜村幸一
操演:根岸泉
アクションコーディネーター:阿部光男
殺陣:東郷秀信
キャラクターデザイン:雨宮慶太 
コスチュームデザイン:寺田克也
録音:杉山篤
編集:普嶋信一
製作協力:クラウド
出演:永島敏行 阿部寛 吉野紗香 森山祐子 榎木孝明
アメリカンビスタ カラー 96分

戦国の世、浅見忠興の屋敷に集まってきたかつての剣の達人・疾風と軍師・酔狂は奇妙な刀の話を聞いた。その刀は忠興の家臣が野伏りから奪い取ったものだが、見たことのない金属で作られ手応えを感じずに岩を一刀両断にできるほどの切れ味を持っていた。更に刃こぼれした部分は自ら再生するという不思議な力を持っていた。もしこの金属を手に入れば後の合戦が有利になることは間違いなかった。そこで忠興は二人に一刻も早く刀の出自を探るよう命じた。夜更けに出立した二人は、近頃たちの悪い野伏りが領内の里を襲っているという噂がある宝剣山に向かった。

疾風と酔狂が満月の下で野宿している頃、宝剣山の麓で暮らす少女・れんげは家の中に差し込む強烈な光で目を覚ました。驚いた彼女が家を飛び出してその方向へ走って行くと、空からは奇妙な姿をした二人の者が降り立ち、既に地上にいた者と何かを巡って争い始めた。れんげはしばらく物陰から様子を窺っていたが、傷ついてその場に残された一人が心配になり近づいた。するとその者はれんげの腕を掴んで彼女の中に意識を送り込んだのだった。クズトはここより遠いところからマカラガを追って地球にやってきた。マカラガとは決して使ってはならないもので、今その封印が解かれようとしていた。「もし仲間の一人が生きていたなら、これを渡してくれ。もしマカラガの封印が解かれたそのときは、おまえが・・・」。そう言ってクズトはタオと呼ばれる鈴をれんげに託すと息を引き取った。クズトの体は光とともに消え、れんげの右手の甲には紋章が刻まれていた。

夜が明けるとれんげは昨夜のことを思い出しながらタオを鳴らした。すると傷ついた二人の者がその音を感じた。一方、領内を荒らし回る野伏りたちが持つ剣がそれに共鳴し始め、男の一人はその反動で落馬した。その際、野伏りたちは小屋を見つけ、そこに住むれんげを頭領への土産として拉致しようした。少女が抵抗する声を聞きつけた疾風と酔狂は一味が持つ刀が目当ての物か確かめるために加勢することにした。逸る疾風を制した酔狂は野伏りの前に進み出ると娘を離して欲しいと申し出た。だが相手が聞き耳を持たないことから強硬手段に出た。背負う大きな筆で術を操り倒木を飛ばすと、野伏りの一人がそれを真っ二つに叩き斬ったのだ。その様子を見て確信した疾風は助太刀し、男たちを次々と斬り捨ててついに刀を手に入れた。だが代わりに野伏りの本拠を知る手がかりを失った。

屋台的映画館

大怪獣ガメラ

  • posted at:2005-05-31
  • written by:砂月(すなつき)
だいかいじゅうがめら
大映(東京撮影所)
配給:大映
製作年:1965年
公開日:1965年11月27日 併映「新・鞍馬天狗 五條坂の決闘」
監督:湯浅憲明
脚本:高橋二三
企画:斉藤米二郎
撮影:宗川信夫
音楽:山内正
美術:井上章
録音:渡辺利一
照明:伊藤幸夫
編集:中静達治
助監督:阿部志馬
製作主任:上嶋博明
特殊撮影:築地米三郎
特殊美術:井上章
合成:藤井和文
照明:石坂守
助監督:石田潔
製作主任:川村清
出演:船越英二 姿美千子 霧立はるみ 山下洵一郎 北原義郎
シネマスコープ モノクロ 78分

東京大学動物学教授の日高博士を中心に編制された調査隊は、アトランティス大陸の謎を解明するために調査船ちどり丸で北極のエスキモー集落を訪れていた。彼らは上空を旋回する国籍不明機を目撃し、ちどり丸はアメリカ軍に通報した。国籍不明機は特殊な塗料を塗布していたため、アメリカ軍のレーダーは機体をキャッチできなかったのだ。司令官は北極海を哨戒中の戦略航空隊パイロットを呼び出し、不明機の基地への誘導と抵抗の際の撃墜を命じた。追跡を開始した二機の戦闘機は四つの機体を発見し警告を発したが、そのうちの一機がミサイル発射してきたため、パイロットもやむを得ず反撃した。ミサイルは国籍不明機に命中したが、墜落地点からは巨大なキノコ雲が立ち上った。飛行機には原子爆弾が搭載されていたのだ。その衝撃で北極の氷の一部が砕け始め、地下に眠り続けていた巨大な生物が姿を現した。 日高はアトランティス大陸に変わった亀がいたという伝説を聞いたことがあった。そこでエスキモーの酋長にこのことを尋ねてみたが、彼は重い口を開こうとはしなかった。戦争勃発の危機が迫る状況を鑑みた日高は調査を打ち切ってちどり丸に戻ろうとするが、酋長は呼び止めると亀が描かれた両手大の石を渡した。それは祖先から伝わる伝説の石だった。彼らはその亀を悪魔の使者・ガメラと呼んでいた。「S.O.S 巨大ナ亀現ワル 全長約60メートル」。ちどり丸からの最後の通信を受け取ったアメリカ軍基地は偵察機を出動させたが、沈没箇所にはちどり丸も亀の姿もなかった。

北極海に現れた怪獣のニュースは全世界に報じられた。そして今度は世界各地で空飛ぶ円盤が目撃情報が報じられ、日本でも新潟で確認されていた。翌日、北海道の襟裳岬に現れたガメラは陸地に近づくと灯台を破壊した。灯台には亀好きの小学生・俊夫がガメラ見たさに上っていたが、不思議なことに落下する俊夫の命を助けたのもガメラだった。 ニューヨークから帰国した日高たちは空港でガメラが現れたことを聞き驚いた。大量の放射能を浴びた生物が生き延びることは到底考えられないからだ。そこで北海道大学の村沢博士と連絡をとり現地に向かうことにした。陸上自衛隊第七師団司令部に招かれた日高は、ガメラが灯台を破壊した後に海中を通って地熱発電所に向かっていることを伝えられた。地熱発電所は千島火山帯の熱エネルギーを使用していることから、司令官はその熱で退治してみてはどうかと提案した。発電所の最高出力が35万キロワットだと聞いた日高は、あるいは可能かも知れないとつぶやいた。司令官は日高の考えに同調しガメラに対して高圧電流を浴びせたが、それはむしろ逆効果だった。凶暴化したガメラは自衛隊の攻撃を物ともせずに発電所内の施設を破壊していった。

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