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SPACE ADVENTURE コブラ

  • posted at:2008-09-01
  • written by:砂月(すなつき)
すぺーすあどべんちゃーこぶら
東京ムービー新社
配給:東宝東和
製作年:1982年
公開日:1982年7月3日 併映「メガフォース」(7月10日より)
監督:出崎統
製作:藤岡豊 片山哲生
プロデューサー:池内辰夫
原作:寺沢武一
脚本:寺沢武一 山崎晴哉
作画監督:杉野昭夫
撮影:高橋宏固
音楽:東海林修
主題歌:「ディドリームロマンス」松崎しげる
・・・:「ステイ」EVE
美術監督:小林七郎
録音:加藤臭
編集:鶴渕允寿
助監督:竹内啓雄
製作担当:池田陽一
企画協力:光和インターナショナル
声の出演:松崎しげる 中村晃子 風吹ジュン 榊原良子 睦五郎
アメリカンビスタ カラー 99分

惑星ダグザードで宣教師ダゴバの首を獲った重犯罪者捕獲人のジェーン・フラワーは、古ぼけた酒場である男と出会った。男を無視したジェーンは、店を出るとエア・カーで保安官事務所に向かったが、エア・バイクに乗った男はその後をしつこく追いかけてきた。男はジェーンに700万ビートルの賞金首の居場所を知っていると言った。「俺の名はコブラ!史上最高の賞金首!!」。ジェーンのレーザー銃が火を噴いた。冗談にも程がある。噂では宇宙海賊コブラは2年前に死んだはずだった。もし生きていたとしても、男とは顔が違いすぎた。しかし何処か憎めないその男の魅力にジェーンは魅かれて行った。

ジェーンは男を街まで送り届け、ダゴバの首を保安官に届けた。その夜、ホテルのベッドに横たわっていたジェーンは、窓の外にいた男を見つけると部屋に招き入れた。そのとき、窓ガラスを破って入ってきたのはダゴバの首だった。首はジェーンに向かって飛んできたが、銃で撃たれると動かなくなった。彼女は、海賊ギルドが保安官に手を回し、ダゴバを利用したのではないかと考えていた。海賊ギルドとは、第七銀河最大のマフィアで、その幹部は特殊偏光ガラスの肉体を持つクリスタル・ボーイだった。部屋には、ギルドの殺人部隊が次々と侵入してきた。二人は何とかホテルを逃げ出したが、今度はエア・カーをギルドの戦闘機が追い掛けてきた。男はエア・カーの天窓を開け、その方向に仁王立ちなると左腕を向けた。左腕は銃に変化し、光線がほとばしると戦闘機は一撃で沈んだ。

左腕にサイコガンを持つ全宇宙で唯一の男、彼は本物のコブラだった。ギルドにたった一人で抵抗した男は追跡を逃れるために顔立ちだけではなく、声紋や指紋、脳波の固有サイクルに至るまで変更し、別人として潜伏していた。ジェーンはコブラの出現を待ち望んでいた。ジェーンがある星に連れて行ってほしいと頼むとコブラは断る理由が見つからないということで了承した。二人は共同墓地に足を踏み入れた。そこには彼の死を偽装した墓があった。その地下は、コブラの愛機・タートル号の秘密基地になっていたのだ。操縦席ではコブラのパートナー、アーマロイド・レディが待っていた。三人を乗せたタートル号は惑星シドへ飛び立った。刑務所として利用されている惑星シドには、ジェーンの妹・キャサリンがギルドによって捕らえられていた。

屋台的映画館
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すきーじゃんぷぺあろーどとぅとりのにせんろく
国際スキージャンプ・ペア連盟(東宝=エイベックス・エンタテインメント=IDIOTS)
配給:ファントム・フィルム
製作年:2006年
公開日:2006年1月28日
総監督:真鍋理一郎
監督:小林正樹
エグゼクティブプロデューサー:釜秀樹 穀田雅仁
プロデュース:川村元気
プロデューサー: 中島真理子 八幡麻衣子
アソシエイトプロデューサー:藤村恵子
ラインプロデューサー:河北穣
原案:真鍋理一郎
脚本:真鍋理一郎 小林正樹
企画:川村元気
撮影:吉田誠
VE:高橋慎吾
音楽:宮川弾
主題歌:「Morning glory」伴都美子
挿入歌:「pairs!! ~スキージャンプ・ペア2006公式応援ソング~」宮川弾プロジェクトFeat.清水ゆみ&山本領平ペア
美術:平原道夫
音響効果:井田栄司
助監督:森宏治
製作担当:新藤天朗
出演:谷原章介 志賀圭二郎 益子和浩 益子智行 船木和喜
スタンダード カラー 82分

2000年1月18日、スキージャンプ・ペアがFIJ国際スキージャンプ連盟から正式競技として認可され、2006年2月のトリノ・オリンピッグから正式採用された。この競技は一人の男の発案から始まった。スキージャンプは二人で飛べるはず。しかし、正式認可までの道のりは決して平坦なものではなかった。

1945年、札幌に生まれた原田敏文は、スキーとアインシュタインに夢中になるというわんぱくな少年時代をで過ごした。北海道工科大学に進学した原田はそのまま大学に残り、教授にまで登り詰めた。彼の専門は量子物理学、口癖は「スキージャンプは物理学で説明できる」だった。

原田と妻・絹代の間にはの二人の息子がいた。兄の昭則と弟の道則、双子だった。原田は二人の息子によくアイスを買って帰った。この「チューチューアイス」こそが世界を揺るがす大発見のきっかけだった。ある日、原田はおかしな現象に気付いた。冷凍庫の中に入れておいたアイスの中央部にくびれが出来ているのだ。そして数年後、アイスは更なる変化を遂げていた。原型をとどめない程に変形し分裂していたのだ。原田はこの不思議な自然現象の解明に没頭した。そして「チューチューアイス」の製造工場内で決定的な瞬間を目撃した。そこである仮説を立てた。氷点下で加速飛行する物体の素粒子は分裂する。原田はこれをランデブー理論(特殊飛行体分裂論)と名付けた。しかし学会からはことごとく無視された。その理論は皮肉にも家族を襲った悲劇という形で立証された。

双子の兄弟が5歳のときのクリスマス。サンタクロースからたくさんのプレゼントを貰いたいと考えた二人は、ツリーに大きな靴下を吊るした。翌朝、昭則と道則は靴下の中にスキー板が入れられていることに気付いた。昭則は父親に、スキー板は何故あんなに長いのかと質問してみた。原田は冗談交じりに、神様が二人で乗れるように長く作ったんだと答えた。その返答を真に受けた昭則と道則は、翌日学校の滑り台を使ってスキージャンプを試みた。次の瞬間、二人の体は大きく宙を舞い、遥か彼方の地面に叩きつけられた。およそ50メートル飛ばされた二人は全身を強く打ち重傷を負った。事故によってランデブー理論が正しかったことを確信した原田は、さらに研究に没頭した。

事故から10年後の1995年、マサチューセッツ大学のノーマン・ベイツ教授がランデブー理論を実験で立証した。ベイツの研究室の学生がおやつのアイスクリームと間違って実験用のマウスが入った箱を冷凍庫の中に投げ入れたことがきっかけだった。一ヵ月後、箱を開けてみるとマウスは二匹に分裂していたのだ。そこでベイツは二種類の実験を行った。冷凍庫内の加速器にマウスを固定し20日に渡って毎秒30回転で加速させた。するとマウスは分裂した。さらに風洞下では二匹のマウスの方が一匹のマウスよりも安定することを確認した。この実験から、物質は氷点下では自らを安定した状態に置くために分裂しようとすることがわかった。こうしてランデブー理論の正しさが世界に証明された。原田はすぐさまスキージャンプ・ペア実行委員会を設立したが、世間の反応は冷ややかだった。立証ではなく実証する必要があったのだ。彼は再び大きな壁にぶつかった。 

屋台的映画館

進め!ジャガーズ 敵前上陸

  • posted at:2006-04-29
  • written by:砂月(すなつき)
すすめじゃがーずてきぜんじょうりく
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1968年
公開日:1968年3月30日 併映「帰って来たヨッパライ」
監督:前田陽一
製作:島田昭彦
脚本:中原弓彦 前田陽一
撮影:竹村博
美術:佐藤公信
音楽:いずみたく
照明:飯島博
編集:太田和夫
録音:田中俊夫
調音:佐藤広文
監督助手:熊谷勲
装置:中村良三
進行:王生久宗
現像:東洋現像所
製作主任:川辺一外
出演:中村晃子 尾崎奈々 岡本信 宮ユキオ 沖津ひさゆき
シネマスコープ カラー 83分

グループ・サウンズのザ・ジャガーズは、新曲「マドモアゼル・ブルース」の発売を記念した演奏会を横浜ドリームランドで開催していた。イベントを終えたリードボーカルの岡本信は、ファンにもみくちゃにされながら滞在するホテルにたどり着くと、持っていた花束から白いバラを一本引き抜き残りをファンに向かって投げた。彼がそれを胸に差すと、それを注意深く見つめている男たちがいた。僧侶の姿をした彼らはパコダ使節団の名を借りた金の運び屋だった。彼らは時価4億円とも言われる純金を鐘の形に加工して税関を潜り抜けたのだ。「長髪で胸にバラを差した男」としか情報を持ち合わせていない運び屋たちは、信を部屋の招き入れると受け取りのサインをしろとせかした。信はそんなこととは知らず、僧侶のファンが何かの鐘をプレゼントする代わりにサインが欲しいんだと理解した。だが領収書が欲しいと言われるとおかしいなとクビをひねった。するとそこに二人の男が入ってきて、わしらが受取人の西郷と東郷だと名乗った。この金塊を見られたからにはタダでは済まさないと東郷が銃を抜くと、信は忙しいから拳銃ごっこなどしてられないと部屋を出て行こうとした。そのとき部屋を間違えてボーイの伊東がバースデーケーキを抱えて入ってきた。調子に乗ってロウソクの火を吹き消した西郷が何をやらすんだと伊東を突き飛ばすと、ケーキは一緒に倒れた東郷の顔へ。顔からはがしたケーキを投げつけると今度は西郷の顔へ。西郷はそれを見て笑う運び屋の顔に投げつけると部屋の中は大混乱になった。隙を見て逃げ出した信と伊東だったが、事の発端が伊東にあったことを思い出し二人で侘びを言いに行くことにした。結局、西郷たちに捕まり銃を突きつけられた信たちは言われたとおりに外へ出た。すると信を見つけたジャガーズファンがあっという間に取り囲み彼を連れて行ってしまった。馬鹿らしくなった西郷たちは部屋に戻ることにした。

南海に浮かぶ洋上の島・硫黄が島。そこは太平洋戦争最大の激戦地として人々の脳裏に焼きついていた。だが23年も経つとその記憶も薄れつつあった。そこに目をつけた鬼頭はその島を金塊取引の拠点とし、世界の経済を牛耳るまでにのし上がっていた。金で世界を支配しナポレオンやヒトラーが出来なかったことをやりとげることが鬼頭の野望だった。そんな彼が恐れているのが密告者だ。鬼頭は作戦に失敗した三人の運び屋を処刑すると、西郷と東郷に信と伊東の暗殺を命じた。一方、その二人はというと、何故自分たちが命を狙われているのか検討もつかなかった。

屋台的映画館

すべてが狂ってる

  • posted at:2006-03-28
  • written by:砂月(すなつき)
すべてがくるってる
日活
配給:日活
製作年:1960年
公開日:1960年10月8日 併映「英雄候補生」
監督:鈴木清順
企画:浅田健三
原作:一条明
脚本:星川清司
撮影:萩原泉
音楽:三保敬太郎 前田憲夫
照明:三尾三郎
録音:福島信雅
美術:千葉一彦
編集:鈴木晄
助監督:藤浦敦
製作主任:栗橋正敏
技斗:高瀬将敏
出演:川地民夫 祢津良子 吉永小百合 中川姿子 芦田伸介
スコープサイズ モノクロ 71分

不良グループに属する高校生の杉田次郎は幼いときに父親を戦争で亡くし、母・昌代の細腕で大事に育てられた。強烈な陽射が照りつけるある日、仲間の誘いを断わって帰宅した次郎は、昌代が帰ってくるのをケーキを用意して待っていた。今日は母の誕生日なのだ。二人きりで過ごせることを楽しみにしていた次郎だったが、彼女の発したひと言で気持ちが変わった。こんな大事な日に南原圭吾が来るというのだ。 昌代は保険の勧誘の仕事をしていたが、その収入だけでは次郎を学校へ行かせることが出来ず10年前から南原の支援を受けていた。愛し合っているのに金を受け取る母のそんな一面が嫌いだった。そして三星重工業の重役である南原はもっと嫌いだった。ヤツは人殺しだ。父を殺した戦争で戦車を作っていたからだ。家を飛び出した次郎は清流荘から出て来たアベックを襲い金を巻き上げた。それは彼にとって初めての恐喝だった。次郎の手柄にグループは沸き立ち、彼は一躍ヒーローとなった。その夜、次郎は谷敏美を指名し、寝た。そして小銭を投げつけると、受け取れと言ってベッドに彼女の顔を押し付けたのだった。

昌代から次郎のことを聞いた南原は、自分たちが不純な関係ではないことを話すために次郎を捜した。彼はまず最初に、グループがたむろするバーを訪ねた。そこにいた女子大生の下条悦子は、逗子にある敏美の別荘に明日みんなで集まる約束をしているので、そこで会わせてあげると言った。悦子と話している南原の姿を見た次郎は、彼が母親だけでなく悦子にまで手を出したと誤解した。憤る次郎はそばに停まっていた車を盗むと国道で無謀な運転を繰り返した。そしてハンドル操作を誤り、不動産屋の前に停めてあったスクーターに接触した。神社の境内に呼び出された次郎は男たちに取り囲まれ袋叩きにされた。敏美は次郎に好きか嫌いか答えて欲しいと言った。だが次郎はそんな言葉なんかあてになるもんかと吐き捨てた。彼の頭の中には母を裏切った南原のことしかなかった。翌日、悦子が南原とともに逗子へ向かったことを敏美から聞いた次郎は後を追い掛けた。その頃、別荘では悦子が南原を誘惑していた。様子がおかしいことに気付いた南原が問い質すと、悦子は堕胎するための費用が今すぐ必要だと言った。

屋台的映画館

スター毒殺事件

  • posted at:2006-03-20
  • written by:砂月(すなつき)
すたーどくさつじけん
新東宝
配給:新東宝
製作年:1958年
公開日:1958年5月3日
監督:赤坂長義
製作:大蔵貢
企画:岡本良介
脚本:葭原幸造 蓮池義雄
撮影:吉田重業
音楽:渡辺宙明
美術:鳥居塚誠一
照明:石森浩
録音:竹口一雄
編集:永田紳
助監督:小池淳
製作主任:永野裕司
出演:天知茂 三原葉子 万里昌代 江見渉 御木本伸介
スタンダードサイズ モノクロ 75分

映画スター・上原城二は、若葉真理に映画界に入ってみてはどうかと相談したが、彼女は恥ずかしがって返事を渋った。第七映画ではフレッシュなタレントを欲しがっていたが、真理こそがその条件にぴったりだと感じていた城二は社長に直接会ってもらうことにした。城二の恋人である真理は大学の恩師の娘で、以前から映画界に興味を持っていた。そこで彼女の夢を叶えるとともに才能を伸ばし、行く行くは結婚する予定だった。社長は一目で彼女を気に入り、勉強次第でスターになれると確信した。出社初日、映画界に足を踏み入れた真理は、撮影所で厳しい現実を目の当たりにした。ダンサー役の女優に情熱が感じられないと言って木戸監督が撮影を中断したのだ。驚いて身を堅くした真理にこれが当たり前の光景だと声を掛けたのは、人気俳優の須賀浩だった。

ダンサーの代役に抜擢された真理の演技に木戸は絶賛した。浜田プロデューサーも上機嫌で彼女を売り出すことに決めた。そして共演者の須賀も当分コンビを組みたいと宣言した。須賀は時間があると真理に言い寄ったが、その様子に気が気ではなかったのは城二だった。須賀は危険な男だと城二は真理に再三忠告したが、あなたよりも紳士よと笑った。須賀は次の映画に取り組むには原作本を読む必要があると言った。真理は須賀が泊まるホテルへついて行き、暗い部屋で一夜をともにした。

翌日、城二は話があると言って真理を引き留めたが、雑誌・映画新報の座談会があるからと須賀が二人の間に割って入った。城二は映画新報社に電話をして確認したが、南記者から何かの間違いだと言われた。そして銀座会館で密会していることを聞かされ、居ても立ってもいられなくなった城二はキャバレーに駆けつけた。真理を連れ出した城二は、僕と結婚してくれるはずじゃなかったのかと問いただすと、彼女はそんな約束はしなかったと突き放すように言った。騙されていることを知りながら須賀と付き合う真理の心の中に、もう城二は存在しなかった。
城二が暖めていた企画は須賀・真理コンビで製作されることが決まった。肩を落とす城二に声を掛けたのは女優・愛住礼子だった。須賀は真理が現れるまでは礼子と同棲状態だったが、子供が出来たことがわかり捨てたのだ。礼子は須賀を殺してやりたいぐらい憎んでいた。その話を聞くうちに城二の憎悪も燃え上がっていた。礼子が忘れていったハンカチに気付いた城二は、それを見ながらあることを考えていた。

屋台的映画館

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