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ダメおやじ

  • posted at:2014-06-24
  • written by:砂月(すなつき)
だめおやじ
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1973年
公開日:1973年11月22日 併映「喜劇 日本列島震度0」
監督:野村芳太郎
製作:杉崎重美
原作:古谷三敏
脚本:ジェームス三木 野村芳太郎
撮影:勝又昂
美術:重田重盛
音楽:青山八郎
録音:栗田周十郎
調音:松本隆司
照明:小林松太郎
編集:太田和夫
監督助手:大江英夫
装置:石渡敬之助
装飾:印南昇
進行:長嶋勇治
衣裳:松竹衣裳
現像:東洋現像所
製作主任:吉岡博史
出演:三波伸介 倍賞美津子 新藤恵美 吉田日出子 小山田宗徳
アメリカンビスタ カラー 87分

桃栗不動産の雨野大介(28歳)は、砲丸投げの国体の選手でアザミ短大の学生の本田冬子と結婚した。そのきっかけとなったは「きゅうり」だった。大介は寝る前に家計簿をつけることを日課としていたが、その日は何度計算し直してもお金が50円多かった。会社の帰りに立ち寄った八百屋でおつりを多くもらったに違いないと考えた大介は、その50円を返すことにしたのだが、夜中の2時半とあって主人の銀平や妻の豊子はカンカンだった。だが娘の冬子だけは違った。店番をしていたのが彼女だったこと、そして50円のために大介が二駅も歩いてきたことを知ったからだ。冬子はおわびとして両手いっぱいのきゅうりをあげた。その日以来、バカがつくぐらい正直で誠実な大介のことが忘れられなくなった。例え大介が他人から空気デブと蔑まれようと、彼への気持ちは変わらなかった。結婚式は冬子が昔通った幼稚園の教会で行われ、式を終えると二人は新婚旅行に旅立った。ところが宿泊先のホテルが火事になり、大介たちはお金も荷物も失った。不幸中の幸いとばかりに冬子はホテルに提出する被害届を水増しして請求しようと提案したが、何てこと言うんだと大介は怒鳴った。冬子はまたそんな大介に惚れ込んだ。

10年後、近所の魚屋へ買い物に出かけた冬子は、大学時代の後輩である由美子とバッタリ出会った。最近、分譲住宅を購入し引っ越してきたというのだ。由美子の夫は大介の同期の南村不二夫で、今回の人事で建設課の課長に出世したことを知ると冬子は愕然とした。結婚当時、お尻を引っぱたいてもらえば課長にでも部長にでもなれると大介は言った。だが持ち前の誠実さがあだとなり、大介は同課のお詫び係として使いっ走りさせられていた。冬子と息子のタコ坊との団地住まいや天職だと考えているお詫び係に不満を持っていなかった。そのマイペースさが時に冬子をオニババに変えさせるのだ。大介が帰宅すると、冬子は南村が課長になったことを知らせてくれなかったのかと詰め寄った。知らなかったという言い逃れに、冬子はまた角を生やした。そこへやってきた豊子はその場を収めると、課長夫人への根回しも必要だと冬子に伝授した。大学時代に一度も負けたことがない由美子に頭を下げることは彼女のプライドが許さなかったが、背に腹は替えられず翌日ゴマスリに出かけた。

ある日の夕方、大介と同じ課の瀬戸すみれがマンションの風呂のお湯を溢れさせ、下の階を水浸しにしてしまった。連絡を受けた大介は御安い御用とばかりに引き受け、住民に頭を下げた。一段落した頃にやってきたのは南村だった。すみれが住む高級マンションは二号さんが多く住んでおり、彼女と南村も愛人関係にあった。浮気の発覚を恐れた南村は、夜に行われる関係者との接待に飲めない大介を連れて行った。

屋台的映画館
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砂月(すなつき)
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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