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しあわせの一番星

  • posted at:2014-05-21
  • written by:砂月(すなつき)
しあわせのいちばんぼし
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1974年
公開日:1974年3月30日 併映「涙のあとから微笑が」
監督:山根成之
製作:樋口清
脚本:石森史郎
撮影:川又昂
美術:森田郷平 横山豊
音楽:高田弘
録音:中村寛
調音:松本隆司
照明:小林松太郎
編集:富宅理一
監督助手:佐光曠
装置:横手輝雄
装飾:宮崎琢郎
衣裳:松竹衣裳
現像:東洋現像所
進行:柴田忠
製作主任:池田義徳
主題歌:「しあわせの一番星」浅田美代子
挿入歌:「赤い風船」浅田美代子
・・・:「愛の十字架」西城秀樹
・・・:「薔薇の鎖」西城秀樹
・・・:「お手やわらかに」夏木マリ
・・・:「霧雨の人」篠ヒロコ
衣裳協力:ヤナセ
出演:浅田美代子 篠ヒロコ ジャネット八田 左とん平 夏木マリ
アメリカンビスタ カラー 86分

中学を卒業したばかりの久慈美世子は、親元の山梨を離れて鎌倉市にある神山家のお手伝いさんとして働くことになった。長い列車の旅を終えた彼女が鎌倉駅を後にして目的地に向かっていると、「西城秀樹」と書かれた大きな看板に目が釘付けになった。そこは午後2時半から行われる「歌うワンマンショー」というテレビ番組の公開収録会場だったことから、秀樹の大ファンである美代子は迷わず列に並んだ。ステージを満喫した美代子が神山家を訪ねると、中では嵐が吹き荒れていた。主人の周造は他人を信じず金に執着するガンコ親父で、男手一つで育ててきた未婚の娘の夕子が妊娠したことが原因で親子ゲンカをしていたのだ。夕子の恋人は小さなおでん屋を経営する長谷川武という青年だったが、飲食業の経営は難しいことから娘を苦労させたくない親心で反対したのだ。今まで一度も口答えしたことがない夕子もさすがに耐えられずに家出をしたのだが、そんな一大事にやってきたのが美代子だった。

神山家の二階は、OLの明石沙織と横浜のクラブに勤めるジャネット三原が間借りしていた。美代子の仕事は、主に周造の身の回りの世話と彼女たちの食事の支度だった。この家には家電製品がないことから、掃除や洗濯は手作業で行わなければならなかった。新しい生活に慣れてきた頃、庭で洗濯をしているとクリーニング屋の店員がジャネットの衣服を届けにやってきた。美代子はその店員の顔に驚き、持っていた洗濯物をおもわず落としてしまった。憧れの秀樹そっくりなのだ。その東条英雄という青年と話しているうちに彼も出身地が山梨ということがわかり、お互いに打ち解けて行った。

ある日、周造は散歩の途中でスリに遭い、三万円入りの財布を掏られてしまった。思わぬショックで寝込んでしまったが、ふと競艇場に行くことを思いついた。だが来てみたものの要領がわからず、予想屋の言いなりになって大損した。頭に来た周造が予想屋に噛みついていると、見覚えのある顔が通り掛った。その男性は巡回中だった元部下の佐近哲平という警視庁三課の刑事だった。周造は懐かしさのあまりこれまでに起こったことを包み隠さず話したが、それを聞いた哲平は驚きを通り越してあきれた。スリ係を30年勤め上げた刑事長が掏られるなんて。警察に被害届を出すことは元刑事である周造のプライドが許さなかった。そこで思いついたのが競艇場だった。その昔、巡回中に哲平に騙されて舟券を買い1万円ばかり儲かったことが忘れられなかったのだ。話しているうちに彼が職務中にも関わらず今日も舟券を買っていることを知り怒鳴りつけた。だが他に頼りになる者がいなかったため、渋る哲平にレースの予想をお願いしたのだった。すると二人の前の席に美人が座り、哲平は一目惚れした。その女性はジャネットで、神山家に住んでいることを知ると予想を引き受ける代わりに紹介して欲しいと周造に頼み込んだ。夜はクラブの会計として働いている彼女だったが、昼はスリとしてこの場所を狩場としていた。

屋台的映画館
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