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笑の大学

  • posted at:2006-01-15
  • written by:砂月(すなつき)
わらいのだいがく
フジテレビ=東宝=パルコ
配給:東宝
製作年:2004年
公開日:2004年10月30日
監督:星護
製作:亀山千広 島谷能成 伊東勇
企画:石原隆
プロデューサー:重岡由美子 市川南 稲田秀樹
アソシエイト・プロデューサー:小川泰 佐藤玄
ラインプロデューサー:前島良行
コーポレイトプロデューサー:井上あゆみ
原作:三谷幸喜
脚本:三谷幸喜
音楽:本間勇輔
撮影:高瀬比呂史
美術:清水剛
照明:小野晃
録音:田中靖志
編集:山本正明
装飾:高畠一朗
衣裳:千代田圭介
記録:外川恵美子
制作担当:牧義寛
監督補:加門幾生
出演:役所広司 稲垣吾郎 高橋昌也 小松政夫 石井トミコ
ビスタサイズ カラー 121分

昭和15年、戦争への道を歩み始めていた日本は、国民の娯楽である演劇を規制し台本を上演前に検閲した。生まれてこの方芝居を見たことがないという警視庁保安課検閲係・向坂睦男は演劇に理解を示さず、取調室に作家を呼び出すと不適切と判断した場面や台詞の削除を要請した。もし拒否するようなことがあればその台本は即、不許可となった。

ある日、浅草の劇団「笑の大学」の座付作家・椿一は向坂から呼び出しを受けた。笑の大学の座長は青空貫太で、よく古川ロッパが率いる笑いの王国と間違われた。椿は向坂と話すうちに噂ほど堅物な人物なのではないかと考えるようになった。そこで青貫の決め台詞「猿股失敬」を披露したが、向坂には全く理解されなかった。気を取り直して聴取を始めようとしたとき、椿は今川焼が入った紙袋を差し出した。その行為を根回しだと受け取った向坂は、私はあなた方の仕事には何の興味もないと言った。そして検閲などいらない、一切合切禁止してしまえばいいんだと絶叫した。迫力に押され恐縮する椿が包みを下げようとすると、向坂はそこに置いておいてくださいと言った。そして「今、なんだ結局は貰って帰るのか」という顔をしただろうと言って問い詰めた。こんなことになるのならと椿が包みを持って帰ろうとすると、今度は「酷い男にぶつかった」と思っただろうと問い詰めた。椿が認めると、向坂は「私はね、そういう男なんです」と言った。

本格的な聴取が始まったが、あのやりとりのおかげでお互いが腹を割って話すことが出来るようになった。向坂は「大悲劇ジュリオとロミエット」の台本を三回読み、上演の可否を一晩じっくり考えた結果を椿に伝えた。通常、検閲官は目を通した台本に訂正箇所があれば赤い紙を貼り付けるのだが、それが多ければ多いほど許可が下りる可能性は低くなる。だが椿の台本には一枚の紙も貼られていなかった。安堵の表情を見せる椿に向坂は「問題が多すぎるんだ」と怒鳴りつけ台本を放り投げた。一々紙を貼り付けていたら分厚くなるため途中で止めたというのだ。どこがいけなかったのかと椿が尋ねると、神武天皇御即位から2600年という記念の年に西洋の若者の恋物語を上演するのはいささか配慮に欠けていると向坂は言った。そして彼にはウィリアム・シェイクスピアが書いた作品のタイトルを「もじる」という行為さえ理解できなかった。認められない理由はいくつかあったが、最大の理由は向坂自身が作品を一度もおもしろいと感じなかったことだった。椿は、上演を前提に書いたものだから役者が声に出さなければおもしろさが伝わらないと言って不許可の印を持つ向坂を思い止まらせた。さあ、笑わせてください。向坂は椿に台本を声に出して読ませ、おもしろければ許可することにしたのだ。椿は説明をつけながら舞台を再現して行ったが、笑いどころである「猿股失敬」が出ると向坂は顔をしかめ、これは検閲官というよりも私の人間としての良心が許さないと言った。肩を落として帰ろうとする椿に、向坂は明日までに登場人物と設定を日本に置き換えて再提出するように言った。

屋台的映画館
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