いなずまんふらっしゅ
東映
配給:東映
製作年:1974年
公開日:1974年7月25日 併映「五人ライダー対キングダーク」「マジンガーZ対暗黒大将軍」「フィンガー5の大冒険」「ゲッターロボ」「魔女っ子メグちゃん」
監督:塚田正熙
プロデューサー:平山亨 加藤貢
原作:石森章太郎
脚本:上原正三
音楽:渡辺宙明
演奏:あんだんて
主題歌:「フラッシュ!イナズマン」秀夕木
・・・:「イナズマンアクション」水木一郎
撮影:原秀夫
照明:竹山隆
美術:山上豊
録音:太田克己
編集:武中昭世
効果:秋山実
記録:徳永絵里子
美粧:佐々木亮子
装置:日向勤
助監督:長石多可男
進行主任:古市勝嗣
技斗:高橋一俊
トランポリン:佐藤巧
制作担当:伊東暉雄
計測:斉藤健
特撮:玉川正武 吉山清二 八木功 村上克司
東京映像企画
撮影:プロダクション・ショット
美術:エキスプロダクション
効果:大平効果
仕上制作:映広音響
衣裳:東京衣裳
現像:東映化学
出演:伴直弥 上野山功一 久万里由香 野口ふみえ 神ひろし
アメリカンビスタ カラー 25分
壮絶な死闘の末に帝王バンバを倒し新人類帝国ファントム軍団を壊滅させた渡五郎だったが、彼の前に新たな組織・デスパー軍団が現れた。デスパー軍団はファントム軍団を遥かに凌ぐ科学力と軍備力を合わせ持っていた。弾薬運搬の情報を得た五郎は仲間であるインターポール秘密捜査官の荒井誠と協力してトラックを襲撃するが、その積荷はデスパーシティー市民向けの食糧だった。騙されたことを荒井が悔しがっていると、連絡したのは私ですと荷台の奥から女が現れた。村野ユキというその女はデスパー兵士からの銃撃で負った傷から荒井がサイボーグであることを見抜き、ダイオードVS3が破壊されていると言った。それは人間がサイボーグ化するときに同時に作られる特殊な部品だった。動力回路と直結すれば24時間は生き延びられるというが、その部品はおそらくデスパー基地にもストックはないという。ガイゼル総統が管理する人口5万人の恐るべき実験都市・デスパーシティーは東京の地下深くにあり、彼女も市民の一人だった。ユキは幹部の勲章をつけていたが、それはデスパー軍団から信用を得るために自らサイボーグとなった証だった。彼女の目的はイナズマンに内部情報を知らせることにあったのだ。半信半疑ながらも信用した荒井が妻と子を見掛けなかったかと写真を見せると、ユキは仲間に聞けばわかるかもしれないと言った。
ガイゼル総統が5万人もの人間を実験材料にしていると聞き怒りに打ち震える五郎は応急処置を行った荒井とともにユキが運転する食糧配送用トラックの荷台に隠れた。勲章の特権を活かして検問ゲートをパスするとデスパーシティーに入った。そこは地底にも拘らず人工太陽によって昼間のように明るく照らされていた。ユキは啓介じいさんを通じて二人を飲食店に連れて行くと、そこには彼女の弟・ヨシオとその仲間が集まっていた。荒井が写真を見せるとヨシオは75号と76号だと言った。この街の住民は名前ではなく番号で登録されており、アルバイトで荷物を届けた時に35街区で会ったことを彼は覚えていたのだ。そこに助けを求めて二人の男が駆け込んできたため五郎たちが身を潜めるとデスパーシティー市長のサデスパーが現れた。ユキの話によるとこの街では15歳になると誰でもサイボーグにされ、抵抗する者は催眠光線で操られてしまうのだという。五郎たちは先ず荒井の妻・千津子と娘のルミと会うために35街区へ向かうことにした。
屋台的映画館
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