忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

クレージーだよ 天下無敵

  • posted at:2015-03-17
  • written by:砂月(すなつき)
くれーじーだよてんかむてき
東宝=渡辺プロダクション
配給:東宝
製作年:1967年
公開日:1967年1月14日 併映「喜劇 駅前満貫」
監督:坪島孝
製作:渡辺晋
製作補:五明忠人
脚本:田波靖男
撮影:小泉福造
美術:阿久根厳
録音:刀根紀雄
照明:小島正七
整音:下永尚
音楽:萩原哲晶
主題歌:「みんな世のため」植木等
・・・:「それはないでショ」植木等
監督助手:浅野正雄
編集:武田うめ
合成:松田博
振付:竹部薫
現像:東京現像所
製作担当者:山田順彦
出演:植木等 谷啓 野川由美子 高橋紀子 北あけみ
シネマスコープ カラー 95分

トヨトミ電機の調査室に勤める猿飛三郎は三ヶ月分の家賃を溜めたことでアパートを追い出され、関ヶ原荘に引っ越すことになった。大量の荷物を運ぶのに困った三郎は通り掛かったトラックをヒッチハイクし舌先三寸で引っ越し先まで移動することに成功した。そこで隣人となる犬丸丸夫と出会ったが、知らないはずなのに何処かで会ったような気がした。三郎は親睦を深めるために部屋で歓迎会を開くが、酒が進むうちに話は青春時代のことになった。三郎が全学連で安保闘争に参加したことを自慢すると、丸夫も国会議事堂の表門で機動隊員として暴徒数十万人と対決したことを感慨深げに話した。その時二人の脳裏に過去の記憶が甦った。騒動の中でプラカードを振り下ろしたのが三郎であり、そのプラカードで頭を殴られたのが丸夫だったことを。丸夫が怒って帰ると、三郎は負けてたまるかとやる気を出した。

丸夫が勤める徳川無線はトヨトミ電機の目と鼻の先にある。服部調査課長は職員たちにトヨトミ電機の情勢を探り我が社の機密を防衛する義務があると訓示した。スパイ活動は卑怯者がすることだと考えていた丸夫だったが、三郎というライバルが出来たことで180度変わった。トヨトミ電機は日本で開催される万国博覧会で新製品を取り揃えたモデルハウスを展示することになっているが、その実験を行う場所は公開されていなかった。そこで彼はその場所を必ず見つけ出すと服部に約束した。一方、三郎たちも伊賀調査室長から絶対に徳川無線には負けてはならないと訓示を受けた。丸夫と話したときに徳川無線が足を入れただけで忽ち疲れが取れる電気こたつを開発中であるという情報を得ていた三郎は、それをネタに伊賀から調査費用をせしめたのだった。

万来軒の出前持ちとしてトヨトミ電機に潜入した丸夫はチャーシュー麺を伊賀のデスクに運んだ。中のチャーシューには特殊な電波を発信する物質が塗られており、腹の中から出る電波を受信器でキャッチすればモデルハウスの位置がわかるという計画だ。勝ったとばかりに喜び勇んで帰る丸夫だったが、そのチャーシュー麺を狙っていたのは腹を減らした三郎だった。

屋台的映画館
PR

恋する歯車

  • posted at:2015-03-08
  • written by:砂月(すなつき)
こいするはぐるま
「恋する歯車」製作委員会(東映=東映ビデオ=木下の賃貸=東映エージェンシー)
配給:東映
製作年:2013年
公開日:2013年2月9日
監督:中西健二
製作:鈴木武幸 間宮登良松 木下直哉 松田英史
企画:白倉伸一郎 加藤和夫
プロデューサー:大森敬仁 菅谷英智
キャスティングプロデューサー:福岡康裕
脚本:池上純哉
音楽:海田庄吾
撮影:小林元
照明:堀直之
美術:室岡秀信
装飾:湯澤幸雄
録音:松本昇和
整音:小林喬
編集:大畑英亮
音響効果:大河原将
ラインプロデューサー:榊田茂樹
アシスタントプロデューサー:沖拓史
助監督:大野伸介
音楽プロデューサー:木谷侑紀
主題歌:「Round and  Round」fumika
製作プロダクション:東映東京撮影所
製作統括:木次谷良助
出演:小澤亮太 黒川智花 池田純矢 清水一希 浜田学
アメリカンビスタ カラー 106分

高岡祐市は両親を交通事故で失いひとりぼっちになった。それ以来、寂しさを紛らわすために酒を浴びるように飲むようになった。ある夜、酔っ払って路地裏でケンカしていたところを警官に保護された。その警官は祐市の父親のかつての部下であり、放っておけないと病院に連れて行こうとしたのだが、我に返った祐市は父親の顔に泥を塗る訳には行かないと言ってそれを断った。これまでのことを思い出しながら帰宅していると目の前を女性が横切り、トラックが走ってくるのにも構わず道路の真ん中で立ち止まった。驚いた祐市は身を挺して彼女を守るが、それがリサとの最初の出会いだった。自殺しようとした理由を明かさない彼女に自分の境遇を重ね合わせた祐市はとても気になった。

父親の部下だった警官、そしてリサと出会ったことで気持ちが吹っ切れた祐市は久しぶりに大学に通うことにした。弁護士を目指す彼には司法試験が間近に迫っていたが、リサはいつの間にか彼の心の拠り所となっていた。彼女には不思議な魅力があった。例えば自動販売機の釣り銭受取口に500円玉を入れておけば、知らずに買った人のお釣りが増えていてその人はラッキーだと思う。そんなちょっとしたきっかけで人の人生が変わったらおもしろいなと。デートを重ねて行くうちに祐市は彼女に惹かれていくが、何故か自分のことだけは頑なに話そうとしなかった。

心細い祐市にとって頼りにしていたのが父親の後輩の曽根刑事だった。彼は四十九日法要の準備など何から何まで世話を焼いた。祐市は事故発生状況報告書をもらってきたが、そこには気になることが書かれていた。ブレーキを踏んだ形跡はなく70~75キロの速度でカーブに突っ込んだというが、居眠り運転にしてはスピードが出過ぎているからだ。曽根に相談すると交通課に探りを入れると約束した。一方、自分が納得するまで調査を行うことに決めた祐市はクラスメイトで親友の甘木健太を連れて事故現場に向かった。

屋台的映画館

ぼくが処刑される未来

  • posted at:2015-02-25
  • written by:砂月(すなつき)
ぼくがしょけいされるみらい
「ぼくが処刑される未来」製作委員会(東映=東映ビデオ=木下の賃貸=東映エージェンシー)
配給:東映
製作年:2012年
公開日:2012年11月23日
監督:小中和哉
製作:鈴木武幸 間宮登良松 木下直哉 松田英史
企画:白倉伸一郎 加藤和夫
プロデューサー:高橋一浩 大森敬仁 菅谷英智
脚本:長谷川圭一
音楽:遠藤浩二
撮影:志賀葉一
照明:赤津淳一
美術:室岡秀信
装飾:山本信毅
録音:赤澤靖大
整音:小林喬
特殊視覚効果:泉谷修
編集:佐藤連
音響効果:松浦大樹
ラインプロデューサー:吉崎秀一
アシスタントプロデューサー:沖拓史
助監督:高橋浩
製作管理:角田朝雄 菊池淳夫
主題歌:「脱走のシーズン」Prague
製作プロダクション:東映東京撮影所
製作統括:木次谷良助
出演:福士蒼汰 関めぐみ 吉沢亮 小西博之 中西良太
アメリカンビスタ カラー 87分

何となく生きて行ければそれで十分だと考える大学生の浅尾幸雄はある夜不思議な体験をした。食堂からの帰り道でまばゆい光が上空から降り注ぎ、気づいたときには警察の取調室にいたのだった。粕谷刑事から高圧的な尋問を受けたが、逮捕理由は殺人だと聞き驚いた。世にも残虐な手口で罪もない人を五人も殺したと言われてもそんな記憶は微塵もなく、間違いではないかと質したが粕谷は聞く耳を持たなかった。二人の会話を部屋の片隅で静かに聞いていた部下の下田刑事は確かにあなたは殺していないと言った。だが彼女が付け加えた言葉を聞いて幸雄は青ざめた。「今はまだ」と。

しばらくして面会室に弁護士の生方紗和子がやってくると彼女は幸雄が公開処刑でフォトンビームを浴び火だるまになる映像を見せた。この国では公開処刑など行われていないためフェイク映像か何かの類だと思ったが、あなたのいた時代ではそうでしたと言われ絶句した。説明によると今いるのは25年後の未来であり、処刑の様子が全国にライブ中継され関心の高い国民の間では視聴率が70パーセントを超えるのだという。この世界では全ての人間の情報が量子コンピューター・アマテラスに管理されており、集積されたデータによって裁判が行われるので絶対に冤罪が起こらない正しい判決が下るというのだ。システムが導入されて以降犯罪は減少し安心安全な社会が実現したが、全ての殺人事件がなくなったわけではなかった。激情に駆られた突発的犯罪や逮捕覚悟の犯罪までは阻止出来なかった。死刑制度が廃止されたこの世界では殺人の最高刑罰は終身刑で、凶悪な殺人犯は自らの命で償うことはなくなった。だが被害者感情の救済や犯罪抑止の観点から考案された新たな法律が「未来犯罪者消去法」だった。それはこの時代に終身刑となった殺人犯を過去(その時代に生きる20歳の人物)から高量子時空移送システムで連行し処刑するというものだった。その際、量子学におけるエヴェレットの多世界解釈で分岐した新しい世界が生まれ、殺人を未然に防ぐことが出来る。しかも過去の改変が後の世界に影響することがないため、既に起きた事件や犯人はそもそもなかったことになるのだ。幸雄は理解出来なかったが、翌日行われる裁判の結果次第で自分が無罪になる可能性があるのではないかと考えた。ところが有罪は確定となっており、紗和子の役目は罪を自覚させ反省させるだけであることを知った。幸雄の目の前には絶望しかなかった。

屋台的映画館

PIECE 記憶の欠片

  • posted at:2015-02-13
  • written by:砂月(すなつき)
ぴーすきおくのかけら
「PIECE」製作委員会(東映=東映ビデオ=木下の賃貸=東映エージェンシー)
配給:東映
製作年:2012年
公開日:2012年9月1日
監督:下山天
製作:鈴木武幸 間宮登良松 木下直哉 松田英史
企画:白倉伸一郎 加藤和夫
プロデューサー:高橋一浩 佐藤現
脚本:三条陸
音楽:吉川清之
撮影:小林元
照明:堀直之
美術:福澤勝広
装飾:大庭信正
小道具:片岸雅浩
録音:加来昭彦
整音:藤沢信介
音響効果:柴崎憲治 中村佳央
編集:平澤政吾
助監督:高橋浩
ラインプロデューサー:林周治 榊田茂樹
製作管理:菊池淳夫 角田朝雄
VFXスーパーバイザー:小林真吾
造型・特殊メイク:織田尚
主題歌:「あなたのために」三浦涼介
製作プロダクション:東映東京撮影所
製作統括:木次谷良助
出演:渡部秀 三浦涼介 長谷部瞳 野崎萌香 飛鳥凛
アメリカンビスタ カラー 92分

千野智紀は3年前に遭遇した事件をきっかけに新聞記者を辞め、今は酒浸りの生活を送っている。フリーライターの仕事も自分を紛らわせるための酒代を稼ぐためであり、そんな彼を心配する同僚の姫宮亜梨沙を寄せ付けないのは、女性である彼女と接することで甦る当時の断片的な記憶から逃げるためだった。ある早朝、雑誌編集長の津田東次郎から連絡を受けた智紀は居ても立っても居られず出掛けた。あの事件と同じ死に方をした男に遭遇したというホームレスが現れたからだ。顔や手がまるで石のようになって崩れたというその死に方は、智紀の恋人・五味遥のそれとそっくりだった。

被害者は22歳のホストだった。事件現場に忍び込んだ智紀は記者時代に世話になった警視庁の刑事・狩屋青二から詳細を聞き出そうとするが、いくらお前との仲でもそれだけは駄目だと断られた。そこに部下を引き連れてやってきた公安課の塩村理香はこの案件を全て取り仕切ると言った。智紀が金網越しにその死体が俺の過去に関係があるかもしれないと言うと、理香は薄汚いハイエナを追い払うのがあなたの仕事だと狩屋に命じた。ぶつくさ言いながら現場を去る智紀の前に謎の男が現れ、噛みつく牙のないお前はハイエナの資格もないと言った。その言葉の意味を理解した智紀は金網を飛び越え鑑識が運ぶ担架に近づいた。制止される際にチラリと見えたホストの死体が遥と同じように石化していたことから、これが3年前の事件に繋がる鍵だと考えた智紀は心を入れ替えて取材を行うことにした。

ホームレスの証言でホストと一緒に歩く白い帽子に白いコートという出で立ちの女がいたことがわかった。その女と別れたホストがフラフラと近づいてきたため、やめろとホームレスが身構えたところ石化した腕がもげたのだという。その後も独自に調査した結果、変死体事件は今月で4件起きていたことが判明した。場所は路地裏やラブホテル、ガード下に地下道とバラバラだったが、犯行時刻はいずれも深夜であり複数の人々があの女を目撃していた。さらに調査を行うと死体をカメラで撮っている男がいることがわかり、ハイエナの資格もないと言ったあの男だと直感的に思い津田なら何か情報を持っているのではないかとを訪ねた。その結果、スクープ写真をオークション形式で取り引きする零という名の闇カメラマンであることがわかった。智紀は早速連絡を取ることにした。

屋台的映画館

天然コケッコー

  • posted at:2015-02-02
  • written by:砂月(すなつき)
てんねんこけっこー
「天然コケッコー」製作委員会(アスミック・エース エンタテインメント=ピクニック=集英社=関西テレビ放送=ミュージック・オン・ティーヴィ=住友商事)
配給:アスミック・エース
製作年:2007年
公開日:2007年7月28日
監督:山下敦弘
エグゼクティブプロデューサー:豊島雅郎 春藤忠温 山路則隆 谷泰三 御領博 森元晴一
企画:前田直典
プロデューサー:小川真司 根岸洋之
原作:くらもちふさこ
脚本:渡辺あや
アソシエイト・プロデューサー:齋見泰正 平野美紗
ラインプロデューサー:大里俊博
撮影:近藤龍人
美術:金勝浩一
照明:藤井勇
録音:小川武
編集:宮島竜治
装飾:武藤順一
助監督:小野寺昭洋 西山太郎
スクリプター:田口良子
スタイリスト:小林身和子
ヘアメイク:根本佳枝
演技事務:北田由利子
製作担当:角田隆
音楽:レイ・ハラカミ
音楽プロデューサー:安井輝
主題歌:「言葉は三角 こころは四角」くるり
製作協力:シネマ・インヴェストメント
製作賛助:インディペンデント・フィルム・ファンド
企画・プロダクション:ピクニック アスミック・エース エンタテインメント
出演:夏帆 岡田将生 柳英里沙 藤村聖子 森下翔梧
アメリカンビスタ カラー 121分

中学2年生の右田そよが通う中学校は小学校と同じ校舎の中にあり、6人しかいないこともあって皆家族のように過ごしている。生徒は仲のいい1学年下の田浦伊吹と実家が床屋の山辺篤子、そよの弟で小学6年生の浩太朗、3年生の田浦カツ代、そして一人でトイレに行けない1年生の田浦早知子がいる。夏のある日、その学校に東京から転校生の大沢広海がやってきた。学年はそよと同じ中学2年生でしかもイケメン。だが話す言葉の端々にトゲがあるため、東京の人はこんな人ばかりなのかと思いときめきは一気に萎えてしまった、

数日後、皆で海水浴に行くことになったが、そよは大沢に誘うのをためらっていた。せっかくの楽しい思い出が台無しになることを恐れたからだった。いつしか話題は大沢のことになり、仲間外れは良くないから誘おうと篤子が言った。それを聞いた恋心を抱く伊吹が呼びに行くと言って駆け出すと彼を兄のように慕う浩太朗もついて行った。何故いつも軽トラックで野菜を売りにくる田浦のじっちゃん家の方へ向かっているのか疑問を持ったが、伊吹たちの説明で大沢がじっちゃんの孫だとわかり急に親近感を覚えた。

海へ行く途中には二股に分かれた道がある。そよたちは左へ行こうとするが大沢は右の道を行くと言った。その先には5年前に借金を抱えた女性が飛び降り自殺をした場所があり、それ以来皆その道を避けていたのだ。近いからという理由で大沢が進んで行ったため、そよたちは心配になり後を追った。橋に差し掛かると例の場所を無言で通り過ぎようとしたが、早知子が振り返って指を差し「あそこに人がいるよ」と言った。それと同時に立てかけてあったトタン板が倒れたため恐ろしくなって一目散に逃げた。ところが森を抜け線路に出たところでそよが転び、履いていたサンダルが枕木に挟まって取れなくなった。前からは電車が迫りきっと祟りのせいだと身をすくめていたところ、見兼ねた大沢が助けてくれたのだった。うれしさと恥ずかしさが入り交じり、そよは感謝の気持ちを伝えることが出来なかった。

屋台的映画館

プロフィール

HN:
砂月(すなつき)
性別:
非公開
自己紹介:
ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

フリーエリア

 

P R