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風雲将棋谷(1955年)

  • posted at:2013-04-24
  • written by:砂月(すなつき)
ふううんしょうぎだに
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1955年
公開日:1955年3月20日 併映「彦佐と太助 殴り込み吉田御殿」
監督:松田定次
企画:大森康正
原作:角田喜久雄
脚本:比佐芳武
撮影:川崎新太郎
音楽:深井史郎
照明:山根秀一
録音:佐々木稔郎
美術:桂長四郎
編集:宮本信太郎
衣裳考証:甲斐荘楠音
進行主任:栄井賢
装置:魚山富造
背景:安井駿太郎
装飾:神先頌尚
記録:川島庸子
衣裳:三上剛
美粧:林政信
結髪:櫻井文子
スチール:熊田陽光
擬斗:足立伶二郎
助監督:松村昌治
撮影助手:古谷伸
照明助手:岡田耕二
録音助手:安田俊一
美術助手:大門恒夫
編集助手:神田忠男
演技事務:若林十一郎
進行:松本泰一良
出演:市川右太衛門 喜多川千鶴 吉井待子 長谷川裕見子 薄田研二
スタンダード モノクロ 98分

弘化二年、江戸の町は「さそりの怪」の噂で揺れていた。ひと月余りの間に若い娘が何者かに次々とさらわれ行方知れずになっていたのだ。不思議なのはさそりが部屋に現れると狙われた娘が二、三日のうちにまるで煙のように消えてしまうことだった。上州屋彦兵衛から相談を受けた北町奉行所の御用聞き・仏の仁吉がどうしたものかと頭を痛めていると、伊太八がお絹さんはいないかと駆け込んで来た。しのぶ湯の二階で大変なことが起きているというのだ。座敷で町内の者同士で賭け将棋をしていると、見かけない浪人たちがやって来て一番どうだと言った。受けて立ったが誰も歯が立たず、祭の支度金が持って行かれる勢いだった。そこで二段以上の腕を持つと言われるお絹に声が掛かったのだ。お絹が将棋盤の前に座ると途端に形勢は逆転し、二人の浪人はすごすごと逃げて行った。喜ぶ町人たちの誘いを断わって銭湯を後にしたお絹を待ち伏せていたのはあの浪人たちだった。お絹は父・仁吉直伝の紫雲流縄術、いわゆるさみだれ縄の使い手だったが、不意を打たれて縄を掛けられてしまった。男たちが体の自由を失ったお絹を連れて行こうとしたそのとき、行く手を遮ったのは小意気ないい男だった。長身の方が刀を抜いて切り掛かって来ると、男は軽く往なして片付けた。そして啖呵を切ると浪人たちは一目散に逃げ出した。お絹を助けたその男は、右の二の腕に五つの黒子があることから流れ星の雨太郎と呼ばれていた。

上州屋の娘・お加世の祝言は明日に迫っていたが、彦兵衛の不安は日に日に増していた。そこで彼は仁吉に杯事が始まるまでお絹にお加世の代わりを務めて欲しいと願い出たのだった。その話を聞いたお絹は、お父っつあんの一世一代のご奉公なのだから娘の私は喜んで受けるわと言った。命が懸かるだけに仁吉はためらったが、それでこそ俺の娘だと搾り出すように言った。祝言当日、花嫁は支度部屋へ入ったように装って押入れに隠された。屋敷の周りは北町奉行所の同心が堅め、警備は準備整った。やがて山城屋の駕籠が到着し係りの者が検めると、中から出てきたのは偽物の花婿だった。男は同心に斬り付けると姿を消した。 お絹が支度部屋で神経を張り巡らしていると障子にさそりの影が映った。人の気配を感じたお絹が障子を開けると、庭には一人の老人が立っていた。その老人こそさそり道人・唐島宙斎だった。お絹は笛を鳴らして家人に危険を知らせると老人を追いかけて行ったが、それは罠だった。心配になったお加世が押入れから飛び出したところを宙斎の仲間に見つかり連れ去られてしまった。

屋台的映画館
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