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フラガール

  • posted at:2013-03-24
  • written by:砂月(すなつき)
ふらがーる
シネカノン=ハピネット=S・D・P
配給:シネカノン
製作年:2006年
公開日:2006年9月23日
監督:李相日
製作:李鳳宇 河合洋 細野義朗
プロデューサー:石原仁美
ラインプロデューサー:祷映
脚本:李相日 羽原大介
音楽:ジェイク・シマブクロ
撮影監督:山本英夫
美術監督:種田陽平
照明:小野晃
録音:白取貢
編集:今井剛
監督補:杉山泰一
製作担当:松田憲一良
舞踊振付・指導:カレイナニ早川
企画:シネカノン
出演:松雪泰子 豊川悦司 蒼井優 山崎静代 池津祥子
アメリカンビスタ カラー 120分

昭和四十年、石炭で栄えた福島県いわき市の炭鉱地区はかつての輝きを失っていた。エネルギーの主流が「黒いダイヤ」ともてはやされた石炭から熱効率の良い石油に代わったことで石炭産業は斜陽を向かえ、地域経済にも暗い影を落としていた。常磐炭礦は第七抗口を閉鎖することにし、全体の4割である2千人を削減することに決めた。そして代替案として総工費18億円をかけたレジャー施設の建設を計画していた。掘削時に湧出した温泉をパイプで吸い上げるのに年間数億円の費用が掛かっていた。その有り余っていた温泉を利用して赤字を補填することがこの事業の目的だった。だが500人弱しか雇用出来ないことを知った労組側が黙っているはずがなかった。話し合いは双方入り乱れての大混乱に陥った。

身近にハワイの雰囲気を体感できる常磐ハワイアンセンターの目玉は、ダンサーによるショーだった。常磐炭礦の吉本紀夫社長は説明会を開いたが、そこに集まったのはダンスの未経験者ばかり。ほとんどの女性はへそを出して踊ることが恥ずかしいと言って帰ってしまった。会場に残ったのは、炭鉱の生活から一日も早く抜け出したいと願う18歳の木村早苗とその友人の谷川紀美子だけだった。落胆する吉本の前に現れた炭鉱夫の熊野五郎は会社のために役に立てればと娘を連れて来た。五郎に男手一つで育てられ、小さい頃から踊りが好きで好きでたまらない小百合の身長は180センチを超えていた。

東京からダンス指導員の平山まどかがやってきた。彼女はSKD(松竹歌劇団)のトップダンサーだったこともあって今でもプライドが高く、仕事が終わればすぐにでもこの町を離れたいと考えていた。まどかの前に集まったのは早苗、紀美子、小百合と役場職員の佐々木初子の四人だけだった。吉本は選抜された4人だと嘘をついて踊らせたが、何をしていいかわからず皆戸惑った。手本を見せてくれないと始まらないと紀美子が言うと、まどかは嫌ならやらなくてもいいんじゃないと冷たく言った。翌日、学校へ行くふりをして家を出た紀美子は、早苗を自転車の後ろに乗せてダンスの練習に行った。集会所の中ではまどかが曲に合わせて踊っており、それに感動した早苗は部屋に飛び込むと先生みたいに踊れるようになりたいと言った。だが情熱だけで乗り越えるには障害が大き過ぎた。まどかは東京から経験者を連れてくればいいと吉本に抗議した。だが彼はハワイアンセンターの理念は炭鉱の炭鉱による炭鉱人のものではなければならないと説いた。ど素人の炭鉱娘を数ヶ月でステージに上げろなんてプロをなめるんじゃないわよとまどかが噛み付くと、吉本も負けずに言い返した。方言でまくし立てられたため何を言われたのかわからなかったが、迫力に圧倒されたまどかは再び指導を引き受けることにした。

屋台的映画館
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砂月(すなつき)
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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