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南海の狼火

  • posted at:2005-05-17
  • written by:砂月(すなつき)
なんかいののろし
日活
配給:日活
製作年:1960年
公開日:1960年9月3日 併映「狂熱の季節」
監督:山崎徳次郎
原作:原健三郎
脚本:山崎巌
企画:児井英生
撮影:高村倉太郎
音楽:大森盛太郎
主題歌:「さすらい」小林旭
挿入歌:「アキラのホイホイ節」小林旭
・・・:「アキラのツーレロ節」小林旭
・・・:「チェリーブランデー」水上早苗
・・・:「宇和島音頭」小林旭
美術:横尾嘉良
編集:鈴木晄
録音:米津次男
照明:大西美津男
現像:東洋現像所
色彩計測:幸田守雄
助監督:武田一成
製作主任:林本博佳
振付:竹部薫
技斗:高瀬将敏
出演:小林旭 宍戸錠 浅丘ルリ子 堀恭子 白木マリ
シネマスコープ カラー 81分

フェリーで海を渡る流れ者=野村浩次は祭の準備に追われる宇和島に降り立った。港で闘牛大会に出場する牛を難儀しながらトラックに乗せている人々を見兼ねた浩次はそれを手伝うことにした。それは須賀真珠の社長の須賀力蔵が九州の牧場へ預けておいた荒岩という牛で、七月下旬に行われる和霊神社大祭のために呼び戻したのだ。トラックに乗せることに成功すると、従業員の森山忠夫は浩次に礼を言い出稼ぎにきたのかと尋ねた。すると浩次はただなんとなくさとだけ答えて荷台から飛び降りた。トラックが海岸沿いの道路を走っているとゴロツキどもが現れて進路を妨害した。それを見た海女たちが石を投げて忠夫を援護しようとしたが、多勢に無勢。逆に捕まってしまった。そこに現れた坊主の政が手籠めにされかけた田代千津を助け出したが、彼の魂胆も彼女を自分のものにすることだった。するとそこに浩次が再び現れ、あんまりガツガツするんじゃねえよと声を掛けた。浩次と政は腐れ縁で繋がっているのだ。ゴロツキどもは二人に襲い掛かろうとしたが、政が放った銃声に驚いて蜘蛛の子を散らすように逃げて行き、その政も海女たちの迫力に押されて逃げ出したのだった。

浩次は忠夫と千津から須賀真珠の経営が転落した経緯を聞いた。地元企業の須賀真珠は質の良い真珠を生産することで高い評価を受けていたが、力蔵の長男・周一が三ヶ月前の嵐の晩に牡蠣筏を移動させようとして親船ごと行方不明になったのだ。真珠の養殖にかけてはベテランだった周一と船を失い、更に稚貝が全滅したことで会社は大損害を受けた。そこで力蔵は荒岩に全てを賭けることにしたのだった。荒岩が大会で優勝すれば1500万円という破格値がつき、既に五人が手を挙げているというのだ。だが負ければ笑い者になるだけだと知ると浩次は力になりたいと思うようになった。忠夫は養殖場にいる力蔵に会わせることにしたが、彼は浩次の姿を見るなり酒代だと言って金を差し出した。金が欲しくて助けたんじゃないと浩次が断ると、力蔵は流しをやっているんならこの町にパラダイスというキャバレーがあるからそこで稼ぐといいと素っ気なく言った。そして気心がわからないからよそ者は嫌いだと付け加えた。

周一の妹・清子は父親の無礼を詫びた。力蔵はパラダイスの従業員から度々嫌がらせを受けていたことで浩次を同類の人間だと思い込んでいたのだ。清子は力蔵が東京からきた人を毛嫌いする理由を説明した。周一はパラダイスの踊り子に夢中になり莫大な借金を作った。力蔵は300万円ほどの借金を立て替えたが、それが原因で会社の経営に支障をきたしたのだ。そのときパラダイスの支配人・辻井が救いの手を差し伸べたが、それが罠だった。その夜、浩次は踊り子のジェニイ・ハルミに会うことにした。ところがパラダイスはそれどころではなかった。政がハルミにちょっかいを出したことで騒動になり、銃をちらつかせて大暴れしていたのだ。静かに様子を窺っていた浩次は政の頭にビールを掛けて冷静にさせると、そんなにブッ放したかったら海へ行くんだと言って店外に引っ張りだした。翌日、千津は町中で周一の姿を見かけた。

屋台的映画館
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