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びんばりハイスクール

  • posted at:2005-06-08
  • written by:砂月(すなつき)
びんばりはいすくーる
アジャックス
配給:東映クラシックフィルム
製作年:1990年
公開日:1990年8月25日
監督:鈴木則文
製作:鈴木早苗
製作協力:酒井尚志 大勝ミサ
プロデューサー:若松孝二
プロデューサー補:桜井陽一
原作:石井まゆみ
脚本:渡辺善則 鈴木則文
撮影:喜久村徳章
音楽:後藤次利
音楽プロデューサー:金原節夫
主題歌:「こんなキッスじゃ眠れない」日原麻貴
挿入歌:「い・ら・い・ら」日原麻貴
・・・:「今夜はLAMBADA」
美術:沢路和範
録音:辻健太郎
整音:杉崎喬
効果:井橋正美
照明:吉角荘介
編集:神谷信武
助監督:小久保利己
アクション監督:横山稔
擬斗:多賀谷渉
スタント:永島美佐子
製作担当:長田忠彦
アクション協力:倉田プロモーション
企画:アジャックス
協力:講談社 キングレコード
企画協力:東急エージェンシー
出演:藤瀬かおり 日原麻貴 三野友華子 南渕一輝 片桐はいり
アメリカンビスタ カラー 98分

名門・私立櫻陵学園高校は90年の伝統を誇っていたが、運動部の裏組織である男の組織・ブラックウォリアーズと女の組織・レッドウォリアーズが幅を利かせ、評判は地に落ちていた。そこに転入してきたのは、湘南暴走族の守護神として知られた鬼怒羅のヨーコこと織田陽湖だった。陽湖は早々不良たちの洗礼に遭ったが、明晰な頭脳と類まれな運動神経で難関を次々にクリアしていった。目立たず、気取らず、嫌われずがモットーの彼女は、ウォリアーズだけにとどまらず活躍しないと予算が下りない運動部などからも追い回された。その様子を見て陽湖を花の温室にかくまったのは、同じ2年D組の石坂葉月だった。

陽湖の悩みの種は幼稚園からの腐れ縁・三橋珠子の存在だった。彼女のちょっとした予知能力のおかげで陽湖はいつもトラブルに巻き込まれた。そんなこともあり陽湖は珠子に黙って引越しをしたのだが、何処から聞きつけたのか彼女はたくさんの荷物とともにやってきた。居候する気満々の珠子は、すでに転入の手続きを済ませていた。そしてもう一人の厄介者は、野本慎一だった。陽湖一筋の慎一も珠子同様、時之台高校を辞めて転入してきたのだ。葉月は、自分を助けてくれたのは慎一ではないかと考えていた。 珠子から誰かに殴られると告げられた慎一は、ブラックウォリアーズに靴を見せろと言って追いかけられた。昨夜、彼らは葉月を理科実験室に閉じ込め、教師である彼女の兄から受けた仕打ちをレイプで返そうとしたが、そこに現れた何者かによって徹底的に叩きのめされたのだ。葉月は自分を助けてくれた青い指輪の美少年に恋焦がれた。ブラックウォリアーズはその美少年を見つけ出して仕返しをしようと企んでいたが、とばっちりを受けたのが慎一だった。暗くて顔が見えないにも関わらずそうだと断定した理由は、背格好がそっくりでなおかつ実験室に残された靴と同サイズだったからだ。放課後、ブラックウォリアーズに呼び出された慎一は、殴り具合が違うという理由で無実が証明された。大の字に伸びた姿を見つけた珠子は、だから殴られると言ったろうと言った。

陽湖がこの学園にやってきた理由は、親友・片山渚の死の真相を究明するためだった。転入日の前日、校長室に忍び込んだ陽湖は事故報告書を手に入れた。学園側が渚の死を自殺として片付けようとしていることに疑問を持った陽湖は、自分の力で真相を解明することにしたのだ。この事件に体育教師の花輪啓介が関わっているのではないかと考えた陽湖は、水泳部に入部して渚のことを聞き出そうとしたが、部員たちは皆多くのことを語ろうとはしなかった。

学園の理事長に就任した桜沢コンツェルンの令嬢・桜沢樹里は、学園の秩序回復させるためにネオ・ニルという自警部隊を結成した。それは運動部の中でも特に秀でたエリートで組織され、指導、管理は花輪が行っていた。理事長就任パーティーに招待された陽湖は、樹里からネオ・ニルのリーダーを任せたいと言われた。いつでも冷静な判断が出来るというのが理由だったが、陽湖は団体行動は苦手だと言って断わった。生まれて初めて依頼を断わられたことに腹を立てた樹里は、このままでは返さないと言った。

屋台的映画館
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砂月(すなつき)
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