なーすのおしごとざむーびー
フジテレビ=ポニーキャニオン
配給:東宝
製作年:2002年
公開日:2002年5月11日
監督:両沢和幸
製作:亀山千広
企画:大多亮 関一由 尾越浩文
エグゼクティブプロデューサー:宅間秋史
プロデューサー:大賀文子 両沢和幸 三田美奈子 棚橋裕之
脚本:両沢和幸
撮影:北山善弘
音楽:鴨宮諒
主題歌:「VACATION」朝倉いずみ with ナースのお仕事
照明:赤津淳一
録音:渡辺敏博
美術:荒川淳彦
助監督:谷口正行
製作担当:森太郎
プロデューサー補:多治見薫
出演:観月ありさ 松下由樹 神田うの 藤木直人 石原良純
アメリカンビスタ カラー 114分
若葉会総合病院に勤める史上最強のドジナース・朝倉いずみは、新米外科医の高杉健太郎と結婚し、まさに幸せの絶頂。だが二人はまだ新婚旅行に行っていなかった。いずみは南の島に行きたがったが、健太郎の指導医・浜野雄一が忙しさを理由に休暇を認めようとしないのだ。俺がお前ぐらいの頃には少しでも早く一人前になろうと正月も休まずに仕事したもんだと雄一から言われると、健太郎は何も言い返せなかった。その頃、いずみは後輩の赤木まどかと病棟対抗歌合戦の準備を熱心に行っていたが、先輩・尾崎翔子外科主任から中止になったことを知らされ落胆した。いずみは優勝賞金を新婚旅行費用に回そうと考えていたのだ。看護部長を兼任していた根本雅子外科師長が専任となり、新たにやってきた矢口俊子外科師長が無意味だといって病棟間におけるレクリエーションの開催を全て取りやめたのだった。新外科師長の人を蔑むような態度に看護師たちは疑念を抱いていた。
その日、病棟に現れた猿渡剛は腹をさすりながら何だか違和感があると翔子に訴えた。浜野から神経性の胃潰瘍と診断され薬で治療することになったが、その診断に納得出来ない猿渡は退院した先週から三度もやってきたのだ。浜野は診察してもらえないかと翔子からお願いされたが、大事な手術の打ち合わせがあるから無理だと断わり、打ち合わせにやってきた健太郎に何事も経験だと言って厄介事を押し付けたのだった。猿渡を診察した結果、健太郎も浜野と同じ診断をした。だがその心配ないという言葉が彼の不安を一層掻き立てたのだった。一度自宅に戻った猿渡は荷物を持って病棟に現れると翔子を捜した。その姿を見つけた俊子は入院の手続きがしたいという彼をクレーマーの類だと判断し、あなたのような人を相手にしている暇はないと言った。警備員につまみ出された猿渡は駐車場に停めてあった車のトランクを開け銃を取り出した。そしてそれを手にして再び病棟に現れると天井に向けて乱射した。彼は突然の出来事で震え上がる看護師たちに今は翔子としか話したくないと言った。
俊子から厭味を言われたことで自信を失いかけていた翔子は、雅子が講師を務める附属看護学院を訪ねた。昼食をとりながらアドバイスを受けることでリフレッシュすることが出来た彼女は病院に戻ってきたが、いつもと違う様子に驚いた。警官隊が病院を取り囲んでいたのだ。一方、予想以上に事件が大きくなったことで猿渡はうろたえていた。入院中に翔子から優しくされたことが忘れられない彼はただ入院したかっただけなのだ。
屋台的映画館
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