がめらたいだいあくじゅうぎろん
大映(東京撮影所)
配給:大映
製作年:1969年
公開日:1969年3月12日 併映「東海道お化け道中」
監督:湯浅憲明
製作:永田秀雅
企画:仲野和正
脚本:高橋二三
音楽:菊池俊輔
主題歌:「ガメラ マーチ」大映児童合唱団
撮影:喜多崎晃
照明:上原正一
録音:飛田喜美雄
美術:井上章
特殊撮影:藤井和文
美術:矢野友久
特撮合成:金子友三
照明:石森七郎
操演:金子芳夫
音響効果:小島明
編集:宮崎善行
助監督:小林正夫
現像:東京現像所
製作主任:川村清
出演:加島信博 秋山みゆき クリストファ・マーフィー 船越英二 大村崑
シネマスコープ カラー 82分
世界各地の天文台は宇宙の彼方から何者かが発信したとされる謎の電波をキャッチした。日本の天文台でも同様の信号をキャッチしていたが、それは昨年イギリスのムラード電波天文台に届いたのものとは違い、比較的近くから発信されていると天文学の権威である志賀博士は発表した。彼は太陽系にある地球以外の惑星に生物が住むことは不可能であり、仮にそれが太陽系に一番近いプロキシマケンタウリ星からの招待状だったとしても、最新型のロケット・アポロで50万年以上掛けて出向くことは難しいと言った。
天体観測を趣味にしている少年・明夫がいつものように望遠鏡で夜空を眺めていると、光り輝く宇宙船が川向こうに降りて行った。彼は泊まりに来ていた友人のトムとこっそり出掛けようとしたが、母親に見つかり怒られてしまった。翌朝、明夫とトムは妹の友子を連れて裏山に入って行った。しばらく歩いて行くと藪が激しく揺れたため、三人はそこに宇宙人がいるのかと思い身を堅くした。ところがその正体は野うさぎで、知子はそれを負い掛けて山の脇道に入ってしまった。明夫たちは彼女を置いて行こうとしたが、知子が激しく呼んだため急いで駆けつけると、目の前にあの宇宙船が着陸していた。興味本位に近づいた明夫とトムは入り口の開いた宇宙船の周りに誰もいないことを確認すると中に入った。そしてコクピットに座って操縦ごっこをしているうちに本当に動き出してしまったのだ。行き先がわからないまま宇宙を飛び続ける宇宙船に向かって隕石群が飛んできたが、操縦法を知らない明夫たちにはどうしようもなかった。衝突しそうになったそのとき、彼らを救ったのはガメラだった。咆哮とともに現れたガメラは体当たりで隕石を粉砕した。二人を心配したガメラは宇宙船を止めようとしたが、あまりの速さについて行けなかった。その頃、自宅に帰った知子は明夫たちが宇宙船で飛んで行ったことを母親にいくら説明しても馬鹿馬鹿しいと言って信じて貰えなかった。
宇宙船は地表に着陸した。その星には空気があったため、地球に戻ったのではないかと思った明夫とトムは喜んで外に出た。だが、その光景は地球とは全く別の世界だった。荒涼とした大地には人工的なドームがいくつも並び、空から舞い降りた銀色のギャオスが建造物を攻撃したのだ。すると今度は逆流した川の底から獰猛な生物が現れ、ギャオスに戦いを挑んだ。
屋台的映画館
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