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ど根性物語 銭の踊り

  • posted at:2006-04-25
  • written by:砂月(すなつき)
どこんじょうものがたりぜにのおどり
大映(東京撮影所)
配給:大映
製作年:1964年
公開日:1964年5月2日 併映「宿無し犬」
監督:市川崑
製作:永田雅一
企画:藤井浩明 斉藤米二郎
脚本:久里子亭
撮影:宮川一夫
音楽:ハナ肇 宮川泰
演奏:松本英彦クワルテット
美術:渡辺竹三郎
録音:飛田喜美雄
照明:伊藤幸雄
特殊撮影:築地米三郎
編集:中静達治
助監督:崎山周
現像:東洋現像所
製作主任:大岡弘光
出演:勝新太郎 江利チエミ 船越英二 浜村純 ロイ・ジェームス
シネマスコープ カラー 90分

正義感が強く、曲がったことが大嫌いなタクシーの運転手・町田八百は、喧嘩っ早いのが玉に瑕だった。ひき逃げを目撃すれば乗客がいるのも忘れて追跡し、車ごとぶつかって容疑者を捕まえた。大衆食堂では酔っ払いに絡まれた女性店員を助けるために大暴れした。そのおかげで多額の弁償金をいつも給料から天引きされていた。ある日の仕事帰り、八百は横付けしてきた黒塗りの自動車の男に乗らないかと声を掛けられた。一言、二言会話を交わし気を許した瞬間、彼は別の男に頭を殴られた。気を失った八百は男たちに連れ去れてしまった。パイプ椅子に縛られた八百が目を覚ました部屋は暗闇に包まれていた。それだけに男が持つデスクスタンドの明かりはとても眩しく感じた。部屋の中には三人の男がいた。姫一枝が映写機を動かすとスクリーンには一人の外国人の姿が映っていた。彼は国際的な実業家として名が通っていたが、裏では日本最大の麻薬組織のボスとして君臨していた。グループのリーダーである江戸仙蔵は、八百にこの男をどう思うかと聞いた。

彼らは、公平な正義の行われる世の中を切望するある人物の後ろ盾で、社会に悪影響を及ぼす害毒を殺すことを生業としていた。江戸たちが男の殺害方法を検討していたときに白羽の矢が立ったのが正義感、腕力、ど根性のどれを取っても申し分ない八百だった。堀川五六は彼の本籍地や生い立ち、賞罰などあらゆることを調べ上げ、一ヶ月間の行動を調査した結果、仲間に誘うことに決めたのだ。タクシーの仕事がつまらないと感じていた八百にとってこの話は刺激的だった。月給が30万円で、他に特別手当として1件当たり50万円が貰えると言うのだ。しかも税引きなしと言う話を聞いて八百は飛びついた。

八百の最初の仕事は強欲な金融業者・遊佐を事故に見せかけて消すことだった。遊佐は木曜と日曜を除く日は横浜にいた。彼は事務所へ行くために同じ道路をいつも午前11時頃に通過することから、そこが狙い目となった。まず八百は遊佐の車との間を詰めて尾行し、地点に差し掛かったところで追い抜きに掛かった後のタクシーを間に割り込ませた。後部座席の堀川がタクシーのタイヤを狙って銃を撃つと、パンクした車は遊佐目掛けて突き進んだ。タクシーに追突された遊佐の車は、玉突きの玉のように弾かれて道路の外へ飛び出して行った。翌日の新聞には、遊佐が交通事故死したと書かれていた。

八百の仕事ぶりが江戸に認められ、彼は次の仕事に取り掛かることになった。標的は麻薬王のクロード・デントンだった。姫が八百に麻薬についてのレクチャーしているときに建物へやってきたのは、食堂で助けた店員・十條月見だった。彼女は突然いなくなった八百のことを心配して行方を捜していたのだ。八百は、事務所には変な奴ばかりいるから近付かない方がいいと月見に遠回しに忠告した。

屋台的映画館
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