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巌流島

  • posted at:2011-03-24
  • written by:砂月(すなつき)
がんりゅうじま
「巌流島-GANRYUJIMA-」製作委員会(日本テレビ放送網=ケイエスエス=幻冬舎)
配給:東宝
製作年:2003年
公開日:2003年10月11日
監督:千葉誠治
製作指揮:平井文宏
製作:奥田誠治 仁平幸男 小玉圭太
エグゼクティブプロデューサー:佐藤敦 川上泰弘
プロデューサー:長崎佳子 進藤淳一
原作:千葉誠治
脚本:千葉誠治
撮影:佐光朗
音楽:大坪直樹 CMJK
音楽協力:志田博英
主題歌:「キコエナイ」PULLTOP JUICE
美術:小林和美
照明:木村匡博
録音:岩倉雅之
編集:奥原好幸
製作協力:フィルムフェイス
出演:本木雅弘 西村雅彦 田村淳 吉岡美穂 金子昇
アメリカンビスタ カラー 75分

慶長十七(1612)年、宮本武蔵は現在の山口県下関市近くの無人島で佐々木小次郎と決闘を行い、勝利を収めた。その後、武蔵の闘い方は大きく変わった。相手を倒すだけでなく人を生かし、教えを施すものとなったのである。しかし、宮本武蔵が死の直前に書き残した「五輪書」にはこの決闘について、なにひとつ記されていない。いったい、この島でなにが起きたというのだろうか。

決闘の二時間前、舟島では佐々木小次郎が宮本武蔵の到着を今か今かと待っていた。小次郎は、六十を超える命がけの勝負を臨機応変に対処して数々の武芸者を打ち破った武蔵の戦い方に一目置いていた。例えば京都の名門吉岡道場の兄弟を討ち果たし数十人の門弟を斬り殺した慶長九年の果し合いでは十歳にも満たない名目人の吉岡又七郎の首を容赦なく撥ねた。だがそれはやむを得ないことと考えていた。又七郎を生かしておけばまた一門から命を狙われるからだ。例えば鎖鎌の達人である宍戸梅軒との戦いでは、二刀流の武蔵は刀を投げて相手を倒した。それは武士道に反することではあるが、相手が刀で戦っていない以上通常の戦いではないためやり方を変えたのだと考えていた。殺し合いとも言える戦いに卑怯も狡いもない。勝って生きることが全てなのだ。

決闘まで一時間三十八分、武蔵が壇ノ浦で漁師の女を手籠めにしたことから、それを知った彼女の兄弟が仕返しをしようとした。だが力の差は歴然で、武蔵は向かって来た兄の櫂を奪い取るとそれで一撃を加えた。兄が絶命したことで怖気づき逃げようとする弟を捕まえた武蔵は、食料と舟を用意しろと命じた。

決闘まで一時間十七分、武蔵は腹痛で苦しんでいた。弟が用意した握り飯に当たったのだ。その握り飯には武蔵が手籠めにした女の恨みが籠っていたのだった。決闘まで一時間九分、小次郎は思案していた。武蔵の流派が二本の刀を使う二天一流なのに対し、自分は巌流燕返し。この二つの流派は非常に似通っていると考えていた。何故なら燕返しは刀を振り下ろした後に同じ角度へ跳ね上げるが、一刀太刀の場合の二天一流は振り上げた後に同じ角度で振り下ろすからだ。二つが方向を逆にするだけで似ているとなれば、持っている刀が長い方が有利になる。それが物干し竿と呼ばれる長い刀を小次郎が所持している理由だった。

屋台的映画館
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怪談バラバラ幽霊

  • posted at:2010-11-15
  • written by:砂月(すなつき)
かいだんばらばらゆうれい
大蔵映画
配給:大蔵映画
製作年:1968年
公開日:1968年5月28日
監督:小川欽也
脚本:津川京一
撮影:岩橋秀光
音楽:長瀬貞夫
美術:宮坂勝己
照明:石田清三郎
録音:星一郎
助監督:佐藤治
編集:金子半三郎
記録:今井敏夫
結髪:小池律子
製作主任:永野保徳
出演:秋川玲子 林美樹 清水世津 椙山拳一郎 二階堂浩
シネマスコープ パートカラー 71分

小泉正子は最愛の父・大作が自動車事故で死去したことを知り日本へ戻ってきた。もう二度とこの地を踏むことはないと思っていたが。自宅に着くと呼び鈴を何度押しても誰も出て来なかったため勝手に上がって居間でくつろいでいた。するとしばらくして着衣が乱れた友子が現れた。その様子と灰皿の中にある吸い殻から正子は彼女に疑いの眼差しを向けた。外交官だった大作はバーの女給だった友子と一度だけ関係を持ったが、その後は友子の方から一方的に押し掛けた。彼女のことを愛していない大作はそのことを迷惑がり再婚を渋ると、友子は自殺して新聞沙汰にするとわめき散らして脅迫したのだった。その結果、二人は再婚することになったが、正子は反対し結婚式の夜に家を飛び出すとアメリカへ旅立ったのだ。この再婚を裏で操っていたのは塚越五郎で、結婚する前からの関係は今でも続いていた。こんなつらい思いをするなら帰ってこなければよかったと後悔している正子の前に現れたのは、腹違いの姉・澄江と恋人の伸二郎だった。伸二郎は正子のかつての恋人だったが、彼女が父への憎しみで理性を失い結婚式の夜に突然旅立ったことでおいてきぼりを食ったのだ。再び目の前に現れた正子に、伸二郎はもう一度僕にチャンスを与えてくれますかと尋ねた。あなたを信じ愛することを。彼が自分を必要としていることを知った正子はもう一度やり直すことに決めた。

友子は伊崎弁護士から遺言書のに基づく財産分配の話を聞いた。株券や不動産のなど1億円近い遺産のほとんどが正子名義になっているというのだ。そこで彼女は色仕掛けで伊崎に迫り遺言書を手に入れると塚越はそれを燃やした。遺産が自分名義になっていることを正子が知らなければ、あとは伊崎がうまくやってくれる手筈になっていた。そしてもしものときのために塚越は密会の証拠を写真に残していた。伸二郎と一夜をともにした正子が自宅に戻ると、友子が塚越と逢瀬を重ねていた。父や母との大切な思い出を汚されたくない正子は家を出ることに決めたが、それに慌てた友子は思い止まらせようと説得した。一方、伸二郎が結婚を決意した正子といるところを偶然見かけた澄江は、彼があの遺産を独り占めしようと考えているのではないかと疑った。伸二郎も澄江が伊崎と度々会っていることを知っていた。友子が伊崎を抱き込んだら除け者にされてしまうからだと澄江が言うと伸二郎はそれを信じた。

正子は4人の前で、父の墓参りをしてから日本を発つので財産はみなさんで処分してくださいと言った。だが伊崎からの電話で正規の遺言書が東南銀行の金庫に保管されていることを知り友子たちは愕然とした。遺産の分配には正子の承諾が必要であることから、翌日自身で銀行へ出向いて書類の内容を確認し、父の墓前に4人を集めると回答を行った。それは今住んでいる家と別荘は澄江と友子に任せ、その他の財産は不幸な子供たちに寄付するというものだった。落胆する4人は再び集まると正子の殺害計画を立てた。

屋台的映画館

ガキ帝国

  • posted at:2010-09-16
  • written by:砂月(すなつき)
がきていこく
プレイガイドジャーナル社=日本アート・シアター・ギルド
配給:日本アート・シアター・ギルド
製作年:1981年
公開日:1981年7月4日
監督:井筒和幸
プロデューサー:林信夫 佐々木史朗
企画:多賀祥介
原案:井筒和幸
脚本:西岡琢也
撮影:牧逸郎
音楽:山本公成
照明:佐々木政弘
衣裳:堤千晶
録音:木村均
編集:菊池純一
外国語指導:金往成子
助監督:西岡琢也
制作進行:堰守
出演:島田紳助 松本竜介 趙方豪 升毅 上岡龍太郎
アメリカンビスタ カラー 115分

1967年、大阪。チャボとケンは少年院から出てきたリュウを温かく迎えた。ケンカなら誰にも負けないリュウ、彼のうしろにいつもくっついているチャボ、そして在日朝鮮人のケンの三人は何処の組織にも属していなかった。久しぶりの再開で談笑するリュウたちだったが、見知らぬ同年代の少年が近くに立っているのに気付いたチャボはケンカを売ろうとした。少年は岡山の少年院でリュウと知り合ったコウだった。難波界隈=ミナミの喫茶店で親睦を深め、腹を満たしたリュウたちは高と別れた。リュウは、マサルにあげた自動巻きの時計が北神同盟にカツアゲされたことをチャボから聞くと、きっちりお返しすると言って梅田地下街に向かった。人通りの途絶えた夜の地下街で「北神」のバッジを付けたグループが目の前を通過すると彼らはあとをつけた。そしてトイレに入ったのを確認すると中で大暴れした。

リュウが喫茶店でアルバイトをしているのには訳があった。それは二階のビリヤード場を占拠する北神の連中を痛めつける機会を狙っていたからだ。ある日、彼女を連れてやってきたコウにリュウは二階へ行かない方がいいと忠告したが、彼は北神同盟に入るために来たと言った。北神同盟は暴力団・竜神会の下部組織で梅田界隈のキタを牛耳っていた。凄惨なリンチを受けても弱音を吐かないコウのことを気に入った竜神会の小野は、彼に「明日のジョー」という呼び名を与えた。

コウが北神同盟に入会したことを知ってとても残念に思っていたリュウは不眠症に陥っていた。シャバに戻ってからは様々なことが起こるため、緊張した状態がずっと続いていたのだ。ミナミの富士ホールで踊っていた京子は、リュウとケンにホープ会がいることを知らせたが、リュウは今日こそは眠れそうな気がしたので帰ることにした。だが結局、一睡も出来ないまま夜を明かしてしまった。一向に落ち着く様子を見せないリュウに堪り兼ねた父親は彼を叱った。リュウは自分を責め、涙を流した。

チャボはレコードを万引きした女子高生のあとをつけ、ダンスに誘った。ところがそこを通り掛ったアパッチに因縁をつけられリンチに遭ってしまった。そのことを知ったリュウたちは急いで家を飛び出したが彼らは意外なところにいた。アパッチは鉄くずを盗む朝鮮人集団で、父親が営む工場から資材を持ち出そうとしていたのだ。二人はチャボに仕返しをさせるために次々と伸して行き、チャボは抵抗出来なくなった相手に復讐した。リュウは父親にアパッチを追い払ったと報告したが、実はケンカが縁で鉄くずを運ぶ手伝いをしていたのだ。物音に気付いた父親はその様子を目撃し、呆れ果てた。

喫茶店・イギリスでは北神同盟・曽根崎支部の代表を決めるの集会が開かれていた。コウはまだ18歳だったが、小野の推薦ということもあり全会一致で決定した。この様子を不服気に見ていたのは会長の黒木だった。黒木は、北神同盟と竜神会は対等だと考えていた。小野をバックに従えたコウはメキメキと頭角を現し、ついに会長に上り詰めた。

ミナミでホープ会の下っ端が殴られた。その相手は「明日のジョー」を騙ったケンの友人・ゼニだった。ゼニはホープ会のトップ・服部にナイフで左足の太腿を刺されたが、その様子を黙って見ていたのはコウだった。退院したゼニは服部を見つけると銃を突きつけたが、仲間が「こんなおもちゃで脅かしてもアカンわ」と取り上げて撃った。改造拳銃から発射された銃弾は腹部に命中し、ゼニは死んだ。そのことを知った三人はホープ会へ殴り込みをかけた。

屋台的映画館

怪猫五十三次

  • posted at:2010-07-29
  • written by:砂月(すなつき)
かいびょうごじゅうさんつぎ
大映(京都撮影所)
配給:大映
製作年:1956年
公開日:1956年7月19日
監督:加戸敏
製作:武田一義
脚本:八尋不二
企画:税田武生
撮影:牧田行正
音楽:鈴木静一
和楽:中本利生
美術:神田孝一郎
録音:奥村雅弘
照明:加藤庄之亟
編集:西田重雄
製作主任:白井祥雄
出演:勝新太郎 三田登喜子 林成年 若松和子 入江たか子
スタンダード モノクロ 87分

江戸岡崎藩邸では藩主本多三河守が老中に任ぜられたことで、慣例として将軍家への御礼として何かを献上しなければならなかった。そこで墨染の茶碗を国許から取り寄せる提案すると、家老鳴海十兵衛は御家の宝として将軍家もご存じなのでこの上ない献上品となるでしょうと言った。今の地位は十兵衛の尽力あったればこそと考えていた三河守は、娘の顔が見たいであろうと日頃の労いを込めて娘の浪路に御勤めを申し付けることにした。心許ないと心配する十兵衛の気持ちを察した三河守は、警護として南三次郎をつけることにした。三次郎は藩切っての剣の使い手であり、浪路の婚約者でもあったのだ。若い二人の五十三次の旅は一生の思い出になるに違いないと三河守は考えていた。だがそれに待ったを掛けたのは留守居役大高伝蔵だった。十兵衛への寵愛を妬む伝蔵は、そのようなことは当家の格式にはなく、もし間違いがあった場合はいかがなされますかと尋ねた。すると三河守は、国許の領民が納めた血税を伝蔵が横領したことを大勢の前で咎め、留守居役の任を解かれ謹慎を言い渡されたのだった。怒りに打ち震える伝蔵はある計略を巡らせた。将軍家へ献上の茶碗墨染が途中で紛失すれば鳴海家が断絶になることは間違いない。そこで剣客の原小平太を呼び寄せると伝蔵の昔の女である岡崎藩の局藤波に手紙を渡すように言った。

岡崎から江戸まで往復でひと月余り。寂しくはないかと案ずる三次郎の気持ちを知ってか知らずか浪路は浮かれていた。そんな姉を弟の源一郎は冷やかし母に叱られた。やがて茶碗は藤波によって届けられたが、奥方の指図で墨染献上の遣いに添役として彼女も同道するのだという。それを知った源一郎は余計なババアめがと毒づいた。その夜、寝ずの番をしていた三次郎に浪路が声を掛けた。愛猫のすずが落ち着かない様子だったことで異変を感じていたのだ。翌朝早立ちということもあり心配は無用だと落ち着かせようとしたが、すずが何処かへ消えたことで気が気ではなかった。その頃、屋敷の外では刺客の一団が待ち伏せていたが、すずが威嚇を続けたことで不吉を感じ退散したのだった。

支度を終えた三次郎と浪路だったが、藤波が用心のためにと供を四人も召し連れてきたことで面食らった。すると藤波が用意した駕篭からすずが現れ、浪路が旅立つのを止めるように甘えるのだった。おとなしく留守番するのですよと諭して母に預けると、一行は危険を孕んだ旅に出た。

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仮面学園

  • posted at:2010-03-07
  • written by:砂月(すなつき)
かめんがくえん
「仮面学園」製作委員会(角川書店=ホリプロ=東映=アスミック・エース エンタテインメント)
配給:東映
製作年:2000年
公開日:2000年8月5日 併映「死者の学園祭」
監督:小松隆志
エクゼクティブプロデューサー:原正人
プロデューサー:柘植靖司 石矢博
原作:宗田理
脚本:橋本裕志
撮影:高瀬比呂志
音楽プロデューサー:浅沼一郎 安井輝
音楽:真魚
主題歌:「ランブル フィッシュ」Do As Infinity
照明:赤津淳一
録音:武進
美術:内田哲也
編集:足立浩
スクリプター:赤澤環
音響効果:柴崎憲治
キャスティング:杉野剛
助監督:原正弘
製作担当:朝比奈真一
製作プロダクション:アスミック・エース エンタテインメント
出演:藤原竜也 黒須麻耶 渡辺いっけい 石垣佑磨 栗原千明
アメリカンビスタ カラー 90分

私立光陽館高校に通う川村有季のもとに一通の電子メールが届いた。それはパーティーへの招待状だった。送り主は中学時代に同級生だった殿村秀治で、内気な性格だった彼とは一度も話をしたことがなかった。そんな彼からの招待を簡単に断わっていいものかと思い悩んでいた有季は、翌日クラスメイトの芦原貢に相談した。すると貢も同じメールを受け取っていたことがわかった。殿村は中学のときの同級生全てにメールを送信したが友達と呼べる人は誰もいなかったため、受け取った人は皆困惑していた。その日、いじめが原因で登校拒否をしていた段田徹が突然学校に現れた。不気味な仮面をつけた彼は初めて鬼頭誠に言い返したのだった。三日後、段田の影響を受けた北村憲治たちが仮面をつけて行動を起こし、鬼頭に歯向かった。事を荒立てたくない2年A組担任・野坂弘美は、段田と中学の同級生だった有季と貢に説得して欲しいと願い出たのだった。二人は段田と話す機会を持ち、仮面はいじめられる側の武装で、生まれ変わった自分を手に入れるためのアイテムであることがわかった。その情報の発信源は殿村であることを知り興味を引かれた有季は今夜のパーティーに出席することにした。

パーティー会場へやってきた有季と貢が驚いたのは、おとなしかった殿村が別人のように弾けていたからだった。殿村はこの会場に集まった人たちに仮面を付けさせた。そうすることで参加者は別の人格となり、大胆になれるからだった。貢が付けようかと迷っていると、有季の大きな声が響いた。「何考えてんのよ、スケベ!」。怒った有季は部屋を出て行った。有季は出口を探しているうちに一人の少年と出会った。少年は有季をある場所へ導いて行った。そこは仮面工房という名の小さな建物だった。壁に仮面が飾られた階段を降りて行くと、美しい顔の青年が座っていた。青年は仮面の製作者である堂島暁だった。有季は堂島が差し出した仮面を受け取ってしまった。

パーティーを境に、仮面を付けて登校する生徒が格段に増えた。その頃、世界的なファッションデザイナーのケン・ダイモンがブームに便乗して奇抜な新作を発表し、仮面モデルHIROKOとTOSHIを売り出した。都立田原西高校では仮面を教師から無理矢理剥がされたことを苦にした自殺者まで現れたことで、精神科医の城之内雄一郎は仮面がファッションの領域を超えて社会現象にまで高まっていると説いた。有季は、殿村が教師から仮面を取られたという理由だけで自殺したという話に疑問を感じていた。そこで週刊ホッパーの編集者でおじの矢場守に取材を依頼した。

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