おれっちのうえでぃんぐ
セントラルアーツ=日本テレビ放送網
配給:松竹
製作年:1983年
公開日:1983年4月29日 併映「ふしぎな國 日本」
監督:根岸吉太郎
製作:黒澤満 後藤達彦
プロデューサー:紫垣達郎 山口剛
脚本:丸山昇一
撮影:前田米造
音楽:大野克夫
音楽プロデュース:浅岡弘行
挿入歌:「ミステリー・ヒステリー・ヒストリー」時任三郎
照明:渡辺三雄
録音:木村瑛二
整音:小野寺修
効果:小島良雄
美術:菊川芳江
装飾:中島昭司
編集:川島章正
監督助手:森安建雄 渡辺容大 伊藤裕彰 細野辰興
撮影助手:田村輝行 柳島克己 山本朗
照明助手:山岸清海 黒田紀彦 市川元一 山崎隆 小峰睦男
録音助手:中山義廣 林大輔
装飾助手:山口茂樹 平野哲 長谷川晴生
編集助手:北沢良雄 藤山伊世子
スチール:関谷嘉明
記録:今村治子
衣裳:岩崎文男
メーキャップ:太田とも子
擬斗;荻原紀
撮影効果:NK特機
カースタント:スリー・チェイス
製作宣伝:松本淳
演技事務:飯塚滋
製作担当:川崎隆
製作担当補:坂本忠久 伊藤正敏
録音スタジオ:にっかつスタジオセンター
衣裳:第一衣裳
車輌:富士映画
現像:東映化学
出演:時任三郎 宮崎美子 伊武雅刀 美保純 伊東四朗
アメリカンビスタ カラー 104分
新郎の大村勉は、結婚式当日の朝であるにも関わらずまだ出張先の直江津にいた。取引先の社長と飲んでいるうちに盛り上がり、朝を迎えてしまったのだ。新婦の小椋真紀子に詫びの電話を入れると、あさま6号に飛び乗った。一方、勉の到着を待つ結婚式場では、ナイフを隠し持ったウエディングドレス姿の女が真紀子に突然切り掛かった。女は真紀子の腹部を刺すと逃げ出し、倉庫に駆け込んだ。そして自ら持ち込んだ爆薬で爆死したのだった。そんな事情を知らずにガランとした式場で立ち尽くす勉は、顛末を聞かされ病院に向かった。幸い真紀子の傷は軽くて済んだが、精神的なショックが大きかった。
勉から話を聞いたチーフの田島耕平刑事は、専任として岡村博刑事を付けることにした。実は同じ日の同じ会場で岡村も結婚式を挙げていたのだ。田島は犯人がウエディングドレス姿という手の込んだ方法を取っていたことから、真紀子を怨んだ者の犯行ではなく勉と過去に関係を持った者の犯行ではないかと言った。勉は学生時代に付き合っていた二人の名前を挙げたが、捜査の結果どちらとも生きていることが判明した。犯人は憎い勉の過失を捨て身で世間に公表し、二人の仲を引き裂きだけでなく将来までも破壊しようとしたのだと田島は仮説を立てたが、勉は心当たりはないととぼけた。勉にはもう一人、警察に言えない女がいた。それは帰省先の長崎から東京へ戻る寝台特急の中で出会い、深い関係を続けた太田時子だった。そのことが知れ渡ると良好な真紀子との関係に亀裂が入る可能性があるため、勉は隠し通すことに決めたのだった。勉は時子のその後が気になり、彼女が以前勤めていた美容院を訪ねた。花嫁学校に行っていたという話を聞いた勉はピンと来た。そこは「花嫁学校」という名のキャバレーなのだ。だが残念ながら足取りはそこで途絶えてしまった。その頃、マスコミは勉の人物像を不逞な輩に仕立て上げ事件を大々的に報じた。そのおかげで真紀子の両親からは冷たくあしらわれ、会社では営業から倉庫番に追いやられてしまった。その夜、仲間とともに飲みに行ったが、売り言葉に買い言葉でケンカになってしまった。深酒で悪酔いした勉は帰宅途中に気分が悪くなり、陸橋の上でタクシーを降りた。すると何者かが背後から近付き、突き落とした。
屋台的映画館
PR