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コント55号と水前寺清子の神様の恋人

  • posted at:2012-12-30
  • written by:砂月(すなつき)
こんとごじゅうごごうとすいぜんじきよこのかみさまのこいびと
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1968年
公開日:1968年12月28日 併映「喜劇 大安旅行」
監督:野村芳太郎
製作:升本喜年 杉崎重美 浅井良二
企画:浅井企画
脚本:山根優一郎 吉田剛 野村芳太郎
撮影:川又昂
美術:芳野尹孝
音楽:崎出伍一
主題歌:「神様の恋人」水前寺清子
挿入歌:「いっぽんどっこの唄」水前寺清子
・・・:「三百六十五歩のマーチ」水前寺清子
・・・:「ひとりでよいしょ」水前寺清子
・・・:「ゆさぶりどっこの唄」水前寺清子
・・・:「艶歌」水前寺清子
照明:三浦札
録音:栗田周十郎
調音:松本隆司
編集:浜村義康
タイトル画:水森亜土
監督助手:吉田剛
装置:川添善治
進行:池田義徳
製作主任:吉岡博史
現像:東京現像所
協力:熱海ニューフジヤホテル
出演: 萩本欽一 坂上二郎 伴淳三郎 益田喜頓 水前寺清子
アメリカンビスタ カラー 89分

幼なじみのタレ目の岡本金一郎とちっこい目の山上次郎太は焼け野原となった東京で育った。金一郎は弱きを助け強気を挫く清水次郎長のような親分になりたいという夢を持っていた。一方、次郎太は大きな家を建てることが夢だった。空襲で家を失ったためバラック小屋で不自由な生活を送っていたからだ。中学時代、金一郎たちは三人の不良に絡まれている女学生を助け出そうとした。だがその相手は校長の息子とPTAの会長の息子、そして市会議員の息子だったため、二人は怖気付いた。そこへやって来た教師の岩鉄先生こと岩野鉄平は、金一郎に正しいと信じたことは最後までやり通せと言った。この事件が発端となり、岩鉄先生は学校を辞めた。だが二人の心には先生の言葉がいつまでも残っていた。高校時代、二人はタバコ屋の看板娘・ソメちゃんに一目惚れした。だが彼女には既に心を決めた人がおり、しばらくしてお嫁に行った。その様子を陰から覗いていた金一郎と次郎太は大粒の涙を流した。もう生きて行けないと言う次郎太に、金一郎は「泣くやつがあるか。泣き虫や弱虫は神様の恋人にはなれないんだ」と悔しさを押し殺して言った。

10年後、金一郎は運送会社で働いていたが、仲間と些細なことでケンカになりダンプトラックを降ろされてしまった。途方に暮れる金一郎が降り立ったその地は、彼が憧れる清水次郎長が清水へ出る前にちょっと住んでいた大浜町だった。腹が減っては戦が出来ぬと金一郎は屋台に飛び込み、ラーメンを4杯も平らげた。だが言動で女将から無一文であることを見抜かれると、その場でセーターとジーンズを脱ぎ出しそれを渡して一目散に逃げ出した。寒空の下をシャツとパンツで走り回ったことで彼の体は冷え切った。そこで金一郎は銭湯に飛び込んだのだが、番台に座る看板娘を見て驚いた。タバコ屋のソメちゃんに瓜二つなのだ。彼女の名前は鶴田きよ、風呂屋の一人娘だった。寒くてたまらない金一郎は、友達が後で持ってくるからと嘘をつき湯銭を払わずに湯船に浸かったのだ。それから10時間経っても彼はその場から離れようとしなかったため、困った銭湯の主人・鶴田亀吉は常連の客に追い出しを頼んだ。その客は金一郎が食い逃げした女将・愛子の夫、次郎太だった。思わぬ再開に二人はとても喜んだ。

金一郎は次郎太に世話になる代わりにラーメン屋を手伝うことにした。その夜、大熊組のヤクザたちがラーメンを注文したが、ツケだと言って代金を払おうとしなかった。以前にも同じようなことがあったが、次郎太は怖くて断わることが出来なかったのだ。話を聞いた金一郎が大騒動を始めようとしたそのとき、仲裁に入ったのは大熊大五郎だった。表向きは大熊建設社長だが、この町を取り仕切る大熊組の親分なのだ。大五郎の大物っぷりに魅せられた金一郎は大熊組に押しかけ、長年の願いであるヤクザの一員となった。小料理屋・満月で板前として働くことになった金一郎は、客としてやって来る亀吉にきよのことばかり尋ねた。彼は番台に座るきよに初めて会ったとき一目惚れしたのだ。だがきよには農協に勤める恋人がいた。そんなことを知らない金一郎はせっせとラブレターを書き、毎日銭湯に通うのだった。

屋台的映画館
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砂月(すなつき)
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