えろてぃっくなかんけい
ケイエスエス
配給:松竹
製作年:1992年
公開日:1992年10月17日
監督:若松孝二
製作総指揮:奥山和由
製作:小口健二 須崎一夫
プロデューサー:岡田裕 内田裕也
脚本:内田裕也 長谷部安春
撮影:長田勇市
音楽:大野克夫
美術:山崎輝
照明:豊見山明長
録音:北村峰晴
編集:鈴木歓
スタイリスト:中原美奈子
助監督:石田和彦
製作担当:宮川健治
アーチストマネージメント:宮沢光子 森昌行
アシスタントプロデューサー:新津岳人
製作協力:ニュー・センチュリー・プロデュサーズ
出演:宮沢りえ ビートたけし 内田裕也 ジェニファー・ガラン 宇崎竜童
アメリカンビスタ カラー 99分
パリの路地裏にはKISHINが経営する私立探偵事務所があった。しかし探偵の依頼はなく、助手のRIEが日本人観光客相手に行う通訳と観光案内が収入の大半を占めていた。ある日、事務所に現れた奥山という男から、寝取られたロレーヌの浮気現場を突き止める依頼を受けた。翌日、KISHINはロレーヌが通うスポーツクラブの受付嬢に接触した。彼女はクラブの特別会員だったが、そこを経営する社長とも特別な関係だった。社長室にはベッドが置いてあり、人妻、娘など手当たり次第に連れ込んでいた。建物から出てきたロレーヌを尾行すると、彼女はパリ社交界の連中が利用している秘密の館に入って行った。盗聴器を持って廊下を歩くKISHINは女の叫び声がする部屋を見つけた。するとロレーヌは男から鞭を打たれながらも、息を殺して鍵穴を覗く彼に笑顔でウインクした。ロレーヌはKISHINが尾行していることを知っていたのだ。それ以来、危険な臭いを感じたKISHINは、この調査を早々に切り上げることにした。しかし話を聞いたRIEは、せっかくの仕事だから降りてはだめだと言った。RIEはロレーヌが奥山に浮気の事実を報告させないためにKISHINを誘惑して証拠を消そうとしたのではないかと推理した。そうなれば奥山かロレーヌか条件の良い方に付くのが得策だと提案した。KISHINは迷っていたが、RIEはこのまま尾行を続けて相手の出方を待てばいいと言った。
ロレーヌを尾行してアパートに入ったKISHINは、彼女に待っていたわと声を掛けられた。部屋に招かれたKISHINは、全てが奥山の計画であることを聞かされた。奥山の本業はゆすり屋で、貧乏な彼女を秘書として雇って金のある男に抱かせたのだ。奥山が悪党であることに気付いたときはすでに泥沼にはまっていたが、そこに現れたKISHINなら救い出してくれると彼女は信じていた。私を連れて逃げて欲しいと言うロレーヌをKISHINは放したくないと思うようになっていた。
屋台的映画館
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