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ISOLA 多重人格少女

  • posted at:2007-05-21
  • written by:砂月(すなつき)
いそらたじゅうじんかくしょうじょ
「ISOLA 多重人格少女」製作委員会(角川書店=アスミック・エースエンタテイメント=東宝=イマジカ=日本出版販売=住友商事)
配給:東宝
製作年:2000年
公開日:2000年1月22日 併映「リング0 バースデイ」
監督:水谷俊之
エクゼクティブ・プロデューサー:原正人
プロデューサー:山田俊輔 井上文雄
原作:貴志祐介
脚本:水谷俊之 木下麦太
脚本補:桑原あつし 畑島ひろし
撮影:栗山修司
音楽:Davibd Matthews 見良津建雄
美術:稲垣尚夫 福澤勝広
照明:豊見山明長
録音:山田均
編集:高橋信之
出演:木村佳乃  黒澤優 石黒賢 手塚理美 渡辺真紀子
アメリカンビスタ カラー 94分

1995年1月17日、兵庫の街は強大な地震に襲われた。震災のボランティアに参加した賀茂由香里は、避難所となっている西宮スポーツセンターに到着した。由香里がそこへ足を踏み入れた途端、被災者の様々な感情が彼女の中に流れ込んできた。

ボランティアの女性は「逃げた、逃げた」と繰り返しつぶやく一人の老人に手を焼いていた。由香里はその老人に近寄ると、心の中を覗いた。戦線で仲間が次々と倒れていく中、彼は敵に捕まれば殺されてしまうと思い、必死で逃げた。その老人は震災の影響で戦時中の記憶が甦り、苦しみにさいなまれたのだ。由香里は自分を責めないように言ったが、老人は彼女の手を掴むと、「戦友を見捨てたんだ。許してくれ」と言って涙を流した。その様子を見ていた野村浩子は、由香里を自分のアパートに連れて行った。浩子は高校専属の心理カウンセラーとして働いていたが、臨床心理学士の彼女でさえあの老人が戦争の記憶で苦しんでいることがわからなかったのだ。浩子はあの出来事以来、由香里に興味を持っていた。

由香里は人の強い感情を読み取ることができる能力=エンパスを持ち、普段は抗生新薬を服用することでその能力を抑えていた。何故ボランティアに参加したのかと浩子に聞かれた由香里は「私みたいな人間でも誰かの役に立つかもしれないと思って…」と答えた。浩子は複数の絵をテーブルに置き、由香里の感想を聞いた。これはバウムテストと呼ばれる性格検査で、画用紙には様々な木が描かれていた。由香里は、どの人も不安定だと見たままに答えた。浩子がこの絵は一人の多重人格障害を持つ女子高生が描いたのだと明かすと、由香里は驚きの表情を見せた。

翌日、避難所へ行った由香里は、昨日と様子が違うことに気付いた。あの老人の姿はなく、布団はきれいに畳まれ荷物がまとめられていた。昨夜、老人は自殺を図ったのだ。ボランティアの一人は、自分なりに気持ちの決着をつけたのだろう、と言った。責任を感じていた由香里は、浩子が勤める高校へ行くことにした。由香里が校内を歩いていたとき、ベンチに座っている少女に気付いた。由香里は、初めて避難所へ来たときにその少女が犬に追いかけられているのを目撃していたが、彼女はそのことを知らないと言った。少女の名前は森谷千尋、木の絵を描いた人物だった。

屋台的映画館
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