フジテレビジョン=ROBOT=ポニーキャニオン=東宝
配給:東宝
製作年:2004年
公開日:2004年6月12日
監督:羽住英一郎
製作:亀山千広 阿部秀司 武政克彦 島谷能成
企画:関一由 堀部徹
プロデューサー:臼井裕詞 安藤親広
ラインプロデューサー:竹内勝一
原作:佐藤秀峰
原案・取材:小森陽一
脚本:福田靖
音楽:佐藤直紀
主題歌:「Open Arms」Journey
撮影:佐光朗
照明:水野研一
録音:田中靖志
美術:相馬直樹
装飾:龍田哲児
編集:松尾浩
音響効果:柴崎憲治
水中撮影:佐野哲郎
VFXスーパーバイザー:石井教雄
ダイビングコーディネーター:金城正則
スクリプター:甲斐哲子
監督補:近藤一彦
出演:伊藤英明 加藤あい 海東健 香里奈 伊藤淳史
アメリカンビスタ カラー 119分
広島県呉市にある海上保安大学校に、全国の海上保安部から選ばれた若者14名が集まった。彼らの目標は、主任教官・源太郎の指導の下で50日間に及ぶ潜水技術課程研修を修了し、潜水士として活躍することだった。その中の一人、第七管区海上保安本部所属・仙崎大輔は、東京のダイエット食品の会社で営業マンとして働いていたが、自分に限界を感じ退職した。そして海が好きだからという理由で海上保安庁に再就職した。海上保安官として海難事故の現場に数回出動したが、潜水士ではないため救助に手を貸せず、いつも船上から眺めている自分に苛立っていた。海難救助の最前線で働きたい、そんな熱い思いで彼はやってきた。厳しい訓練が始まり、仙崎は第七管区海上保安本部所属・工藤始と「バディ(相棒)」を組むことになった。ダイブマスターのライセンスを持つ仙崎とは違い、工藤はいつも彼の足を引っ張ってばかりだった。プールでの転覆船潜入訓練では、彼のミスにより仙崎を溺れさせてしまった。幸い大事には至らず一時的な入院で済んだが、工藤へ注がれる周囲の目は冷たくなっていった。しかし人を助けたいという気持ちが誰よりも強い工藤の本心を知り、仙崎は「バディ」として絆を深めていった。そして心を動かされた他の仲間たちは時間外の練習に協力した。その甲斐あって、海洋実習前の最終テストに全員無事に合格した。
休暇の日、工藤は仙崎を無理やり誘ってスキューバダイビングに行った。そこに現れたのは、工藤が一目惚れした看護師・松原エリカと、その友人の伊沢環菜だった。そこに偶然(?)現れたのは事の成り行きを見届けるつもりでやってきた12人だった。仲間たちは気を利かし、二つのカップルをそれぞれ引き離した。仙崎と環菜の出会いはこの日が最初ではなかった。彼女は東京でファッション雑誌の仕事をしていたが、母親が実家で骨折し入院していたため心配で帰郷していたのだ。訓練生に最初の外泊許可が下りた日、仙崎が一人で酒を飲んでいると、酔っぱらって周囲に迷惑を掛けている女性を見つけた。仙崎は環菜を説得するが、逆に言われるままにホテルへついて行ってしまう。しかし彼女が先に眠り込んでしまったので、仙崎は何事も無く朝を迎えた。一方、慌てたのは記憶の無い環菜だった。「海猿と・・・」。それ以来、二人の関係はギクシャクしていたが、環菜が家庭内の事情や仕事に対する不安を本音で語ってくれたため、先崎はあの日の真実を話そうとした。その矢先、携帯電話が鳴った。それはエリカからの悲しい知らせだった。
屋台的映画館
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