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巨人の星 宿命の対決

  • posted at:2009-05-05
  • written by:砂月(すなつき)
きょじんのほししゅくめいのたいけつ
東京ムービー
配給:東宝
製作年:1970年
公開日:1970年8月1日 併映「決戦!南海の大怪獣」「アタックNo.1 涙の回転レシーブ」「みにくいあひるの子」
演出:長浜忠夫 根来昭
原作:梶原一騎 川崎のぼる
脚本:山崎晴哉 伊藤恒久 辻真先 さわきとおる
作画監督:楠部大吉郎
美術デザイン:小山礼司
美術監督:影山勇
撮影監督:清水達正
撮影:若菜章夫 大和田亨 八巻磐 石川欽一
録音監督:山崎あきら
音楽:渡辺岳夫
録音技術:三浦千治
効果:片岡陽三
編集:井上和夫
制作進行:鈴木禎二
音響:映音
製作協力:Aプロダクション
現像:東洋現像所
協力:読売テレビ 読売巨人軍
連載:週刊少年マガジン
声の出演:古谷徹 八奈見乗児 井上真樹夫 加藤精三 白石冬美
アメリカンビスタ カラー 61分

昭和43年のオールスターゲーム直前に星飛雄馬はついに大リーグボールを完成させ、復活を遂げた。その魔球の原点は、針の穴を通すほどのコントロールを持ちながらも体格に恵まれない彼の豪速球は打たれると飛びやすいというところにあった。思い悩む飛雄馬は先輩の金田正一投手に変化球を教えてほしいと願い出たが、全く新しい独特の変化球を編み出すべきだとアドバイスされた。開幕戦の大洋戦でライバルである左門豊作に直球勝負を挑み、敗れたことで変化球の開発が急務となった飛雄馬は、禅寺住職の講和やキャンプでの体験をヒントにした。そしてボクシングや剣道の実践、警察の射撃の見学を行うことで洞察力を磨いた。その結果、バッターの心理を読んで構えたバットに投球を命中させ凡打に討ち取るという魔球を完成させた。打倒大リーグボールに燃える対戦球団だったが、様々な工夫を凝らしても打点はおろかヒットさえも奪うことは出来なかった。その中でも一層闘志を燃やしていたのが、挫折を知らない天才型バッターの阪神・花形満だった。バットを体のラインに隠したり、顔の前に構えたりと奇策を繰り出すものの、今の飛雄馬の前では敵ではなかった。

オールスターゲームにファン投票で選出された花形だったが、頭の中は大リーグボール攻略でそれどころではなかった。開幕式のセレモニーで風船を飛ばすことになっていたが心はそこになく、同僚に促されてようやく気付いたものの指に糸が絡まって風船は手から離れなかった。焦った花形は腕を強く振って糸を切ると舞い上がっていく風船を見送った。ほくそ笑みながら。その様子の変化に気付いた速水譲二は、試合後タクシーを見つけると花形が運転するスポーツカーを追うように命じた。速水はミュンヘンオリンピックを目指す日本陸上界の秘密兵器と呼ばれるほどの選手だったが、金メダルでは飯は食えないという理由で巨人軍の入団テストを受けたのだ。そして100m10秒5という俊足とずば抜けた身体能力、そして要領の良さで飛雄馬たちとともに合格を手にしたのだった。この試合をスタンドで観る羽目になったのは、阪神戦で仕掛けられた花形のトリックプレーのせいだと信じていた速水は、急激な不振に陥った花形の秘密を探るために尾行した。到着したのは杉野自動車組立工場という花形モータースの下請け会社だった。特に不審には思わなかったが、明かりのついている工場を覗いてみることにした。するとそこには恐ろしい光景が広がっていた。花形は特注で作った鉄製のバットで振り子式の鉄球を打つという狂気じみた特訓を行っていたのだ。圧力と振動で体が吹き飛ばされようが、両手から血が噴き出そうが、彼は特訓を止めようとはしなかった。それを見た速水は、飛雄馬と花形の双方が破滅することを望んでいた。

屋台的映画館
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