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仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王

  • posted at:2015-11-25
  • written by:砂月(すなつき)
かめんらいだーはちにんらいだーたいぎんがおう
東映
配給:東映
製作年:1980年
公開日:1980年3月15日 併映「世界名作童話 森は生きている」「ゼンダマン」「銀河鉄道999 ガラスのクレア」「花の子ルンルン」
監督:平山公夫
製作:渡辺亮徳
プロデューサー:平山亨 阿部征司
原作:石森章太郎
脚本:高久進
音楽:菊池俊輔 武市昌久
撮影:瀬尾修 小林武治
照明:戸塚和夫
美術:丸山裕司
助監督:草間宏之
仕上制作:映広音響
録音:太田克己
編集:祖田冨美夫
効果:スワラプロ
選曲:茶畑三男
記録:安倍伸子
撮影助手:松村文雄
照明助手:本田純一
装置:鈴木栄五郎
技斗:岡田勝
装飾:大晃商会
衣裳:東京衣裳
美粧:入江美粧
操車:スリーチェイス
怪人設定:榊精一郎
キャラクター制作:コスモプロ
進行主任:川上正行
合成:デン・フィルム・エフェクト
現像:東映化学
協力:スズキ自動車
特殊撮影・操演:(株)特撮研究所 鈴木昶
特殊撮影・撮影:(株)特撮研究所 高橋政千
特殊撮影・照明:(株)特撮研究所 日出明義
特殊撮影・美術:(株)特撮研究所 大沢哲三
特殊撮影・制作:(株)特撮研究所 中村英暉
主題歌:「輝け!8人ライダー」ささきいさお ザ・チャープス
・・・:「燃えろ!仮面ライダー」水木一郎 こおろぎ’73
特撮監督:矢島信男 佐川和夫
出演:村上弘明 二瓶秀雄 舟倉たまき 中村ブン 塚原美樹
アメリカンビスタ カラー 45分

日本が誇る宇宙ステーション「天海」ではある実験が行われていた。世界各国は石油に替わる新エネルギーの開発を行っていたが、羅門博士を中心とする研究グループはついに「Σエネルギー」を完成させたのだ。エネルギー砲から照射された光線は小惑星を粉々に破壊し実験は成功した。だがその様子を密かに窺っていたのは機械生命体の銀河王が率いる銀王軍だった。彼らは天海を急襲しΣエネルギーの製造方法を渡せと迫るが、羅門は愛犬・エレンの脳に製造方程式を特殊な装置で記録させるとカプセルに乗せて射出した。その後、天海は宇宙の塵となった。

羅門の死の知らせを聞いた筑波洋は彼の屋敷へ向かった。羅門にはブンとレミという二人の子供がいるが、洋はブンの友人だった。カプセルは関係機関に回収されエレンはレミに引き渡されたが、洋はカプセルに犬しか乗っていなかったことを疑問に思っていた。すると羅門家に住み込みながら助手を務めていた真樹泉はきっと脱出の準備が間に合わなかったのだろうと言った。エレンを連れて森へ散歩に出掛けたレミと泉だったが、突然エレンが吼え始め、戦闘員・アリコマンドが木の上に現れた。悲鳴を聞いて駆けつけた洋だったが、泉は怪我を負って倒れレミとエレンは連れ去られた後だった。

レミたちを連れ去ろうとしたのはネオショッカーのジャガーバンだったが、それに手を貸したのは銀王軍のサドンダスだった。サドンダスは宇宙船・銀河王シップ戻るとジャガーバンを銀河王に引き合わせた。そしてネオショッカーもΣエネルギーの製造方法を探っていたことから、銀河王は方程式の解読に協力したいと言った。

羅門の屋敷に電話が掛かり、謎の人物はネオショッカーの基地が富士山の地下にあると言った。ブンはそのことを洋に伝えるがきっと罠に違いないと行くのを止めさせようとした。だがそれすら手掛かりになると考えた洋はその場所へ向かうことにした。そこで待っていたのはアルマジーグが操縦する戦車だった。洋は仮面ライダーに変身すると戦車に立ち向かうが、その援護として現れたのは仮面ライダーアマゾンと仮面ライダーストロンガーだった。ネオショッカーが世界征服の巨大プロジェクトを進行しているという情報を掴み連絡をしたのが彼らだったのだ。

屋台的映画館
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紅閨夢

  • posted at:2015-11-19
  • written by:砂月(すなつき)
こうけいむ
第三プロダクション
配給:松竹
製作年:1964年
公開日:1964年8月12日
監督:武智鉄二
企画:武智鉄二
製作:長島豊次郎 池俊行
脚本:武智鉄二
撮影:稲葉直
照明:大住慶次郎
美術:平高主計
作曲:芝祐久
挿入曲:宅孝二 豊中駿
編集:金子半三郎
化粧:大橋太郎
結髪:宇佐美豊次 大橋貞子
記録:前田有行
効果:栗原嘉男
助監督:小川益生
技術監督:芥川和敏
振付:川口秀子
美術参與:今井直次
スチール:武智俊郎
進行:石井重三
録音:アオイ・スタヂオ
現像:東京現像所
衣裳提供:銀座 世喜祢
出演:柳美那 葵千代 茂山千之丞 後藤陽吉 奈良真養
シネマスコープ カラー 74分

暑さがぶり返した八月八日、持病の高血圧が快方に向かった小説家の作家民野は妻政子と妻の妹珠子を連れて熱海から上京した。その主な目的は京都と熱海の家、東京の親戚とにバラバラに保管していた娘の悦子の結婚衣裳や箪笥などを取りまとめて委託した京橋倉庫に運び込むことだった。政子たちが以前からストリップショウを見たいが女だけでは入りにくいから一度連れて行って欲しいと言っていたため、その日の午後に日劇小劇場ミュウジックホールへ行くことにした。一番後列の一番目につかない指定席に座った民野たちは第一景のマンボくらべから第二十景のグランフィナーレまで数々の女の姿態が舞う2時間たっぷりのショウを観賞したが特に印象に残らなかった。それだけに第十六景の晶子抄という演目に出演した胸部と臀部と脚部の発達した晶子という踊子が気に入った。

ストリップ観賞後、三人は中華第一楼で油っこい料理をつついた。レッドビーツを箸でつまみ上げた民野はふとあることを思い出し口にした。それはレッドビーツを食べ過ぎると便に混じって赤い色が出るという話だった。この間から便通の度に水洗便所の水が真赤に染まるので胃潰瘍ではないかと疑い大阪大学の布施先生に相談したところ、胃潰瘍の血便であれば黒色をしていると言われた。そこで排泄物から実に美しい紅色の線がにじみ出て周囲の水がまるで過酸化マンガン水に染まると民野が説明すると、先生はおそらく食べ物のせいだと言った。それでいろいろ考えサラダの野菜が原因だと気がついたのだった。政子は話を止めさせようとするが、それでも続けようとするため珠子が気を遣って姉が見たという映画の感想を聞いた。それは「浴槽の魔女」という谷崎潤一郎の原作の映画で、主演の柳美那が豊満な裸体を見せるという話題の映画だった。ストーリーはサスペンス仕立てで、結末が雑誌などに掲載されないこともヒットの要因だった。食事が終わると民野は二人を演舞場に行かせ、自分は映画館に向かった。

屋台的映画館

AVN エイリアンVSニンジャ

  • posted at:2015-11-11
  • written by:砂月(すなつき)
えーぶいえぬえいりあんばーさすにんじゃ
日活
配給:日活
製作年:2010年
公開日:2011年7月23日
監督:千葉誠治
製作:杉原晃史
プロデューサー:千葉善紀 千葉誠治
アソシエイトプロデューサー:行弘拓路 前橋浩一
脚本:千葉誠治
撮影:工藤哲也 植松亮
照明:藤田貴路
録音:池田知久
整音:加藤大和
効果:中村佳央
編集:千葉誠治
助監督:広田幹夫
スタイリスト・衣裳デザイン:池田友紀
ヘアメイク:竹間美幸
アクション監督:下村勇二 園村健介
特殊造形・特殊メイク・忍者 エイリアンデザイン:梅沢壮一
VFXスーパーバイザー:鹿角剛司
音楽:諸橋邦行
エンディングテーマ:「KUSARI with a chain」THE REBOOT
特別協力:日活撮影所
制作プロダクション:ノース・シーケーワイ
出演:三元雅芸 柏原収史 土平ドンペイ 肘井美佳 小越勇輝
アメリカンビスタ カラー 80分

時は戦国時代、天正伊賀の乱の頃。夜空を明るく染める火球が伊賀の里近くの森に落下した。それは織田軍の新兵器かそれとも甲賀の物か。下忍頭は耶麻汰、陣内、寝隅の使い手三人にその正体を調べよと命じた。凛林ら六人と合流した耶麻汰たちは五里程先にある落下地点に向かうが、その途中で木に出来た大きな引っ掻き傷を見つけた。それはまるで熊の爪痕のようだが、この地域で熊を目撃した者は一人もいない。いくら何でもこんな大きな目印は残さないだろうと寝隅がしゃべっていると気配を感じた陣内が手裏剣を投げた。木の裏には少年が隠れていたが、何やら怯えている様子だった。凛林は食べ物を与えて何があったか聞き出そうとするが無言を貫いた。だが聞いたこともない鳴き声のようなものが辺りに響くと少年は急いで耳を塞いだのだった。耶麻汰たちが警戒していると他の忍びが地中に引きずり込まれ肉片となって吐き出された。少年が怖くなって逃げ出すと怪物が姿を現した。だが動きが早すぎて正体が掴めず、戸惑っているうちに仲間が次々と殺された。怪物は耶麻汰の背後に迫るが、気配を察して剣を振るうと長い指が一本宙に舞った。痛みに苦しむ怪物は逃げ去ったがその姿はまるで爬虫類のようだった。

耶麻汰たちは一時退却したが、見慣れぬ敵との戦いに疲弊していた。この歳まで忍びをやってきて今更訳のわからない奴に殺されるなんてと寝隅が嘆いているとあの少年が姿を現した。里が壊滅した彼もまた怪物の犠牲者だった。あいつを倒してくれと少年が懇願すると、耶麻汰が突然笑い出し今まで俺が仲間を殺した敵を前にして逃げたことなんてなかっただろうと陣内たちに確かめた。その答えはただ一つ。忍びの誇りとして怪物と戦うことを誓った。翌日、怪物が出そうな場所に準備が進められ、その夜作戦が決行された。かがり火を焚いて寝隅を見張りに立たせると怪物は予想通りに現れた。寝隅はその姿を見て驚くが、慎重に後ずさって予定の位置まで移動すると上から罠が落ち怪物は押し潰された。ざまあみろと喜ぶ寝隅。だがその背後にもう一体が降り立った。

屋台的映画館

仮面ライダーストロンガー

  • posted at:2015-10-28
  • written by:砂月(すなつき)
かめんらいだーすとろんがー
東映
配給:東映
製作年:1976年
公開日:1976年7月26日 併映「グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突」「宇宙円盤大戦争」「ちびっ子レミと名犬カピより 家なき子」「野性のエルザ」「がんばれ!!ロボコン ゆかいな仲間」「秘密戦隊ゴレンジャー」
監督:折田至
プロデューサー:平山亨 阿部征司
原作:石森章太郎
脚本:伊上勝
音楽:菊池俊輔
撮影:川崎龍治
照明:安藤真之助
美術:島田定信
仕上制作:映広音響
録音:太田克己
編集:菅野順吉
効果:高松孝宣
記録:紀志一子
助監督:松本喜隆
進行主任:莟宣次
技斗:岡田勝
トランポリン:湯川泰男
メークアップ:小山英夫
装置:阿部幸夫
制作担当:伊東暉雄
視覚効果:菊地潔
オートバイスタント:熊沢敏明
衣裳:東京衣裳
オートバイ協力:スズキ自動車
現像:東映化学
主題歌:「仮面ライダーストロンガーのうた」水木一郎
・・・:「きょうもたたかうストロンガー」水木一郎 堀江美都子
出演:荒木茂 岡田京子 浜田晃 大前均 江幡高志
アメリカンビスタ カラー 20分

春の観光シーズンに鎌倉へとやってきたバスツアー客。昼食の時間となり案内されたドライブインで出された食事はなんとサタン虫丼だった。全人類の支配を企む秘密結社・ブラックサタンはこのサタン虫を人間の体内に潜ませ意のままに操ろうとしていたのだ。元レスラーの大木高平が抵抗する間に息子の文太が助けを呼びに逃げ出すと、立花藤兵衛が乗るジープが偶然通り掛かった。父親がドライブインで悪い奴らに捕まっていると聞き、半信半疑ながらも行ってみることにした藤兵衛だったが、突然現れた奇械人・ワニーダに襲われたことで確信に変わった。ワニーダはジープを軽々とひっくり返し逃げ惑う彼らを戦闘員に捕らえさせた。そして尻尾の一撃を食らって藤兵衛は意識を失ったが、彼を救ったのは遅れてやってきた城茂と岬ユリ子だった。

茂はブラックサタンに殺された友人・沼田五郎の仇を討つために自ら志願して改造人間となった。そして事前に用意していた自己催眠装置で脳手術を免れると、拘束されていたユリ子と一緒に脱出することに成功したのだ。ブラックサタン大首領は反逆者となった二人を抹殺するために様々な奇械人を差し向けたのだった。

仮面ライダーストロンガーに変身し茂がワニーダの前で見得を切ると男勝りのユリ子も負けじと電波人間タックルに変身した。タックルが戦闘員を片づける中、ワニーダと対するストロンガーが後頭部に1万ボルトの高圧電流を流し込む電パンチを見舞った。するとワニーダは煙を撒き散らしながら海の中へ消えて行った。タックルは戦闘員たちからブラックサタンの秘密を聞き出そうとするが、それは幹部・一つ目タイタンの仕掛けた罠だった。彼は戦闘員に仕掛けた爆弾を遠隔操作で爆発させるが、それにいち早く気づいたストロンガーが0.3秒早く動いてタックルの命を救ったのだった。

屋台的映画館

姐御(1988年)

  • posted at:2015-10-23
  • written by:砂月(すなつき)
あねご
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1988年
公開日:1988年4月9日
監督:鷹森立一
製作:俊藤浩滋 高岩淡
企画:藤映像コーポレーション
プロデューサー:佐藤雅夫 厨子稔郎 天野和人
原作:藤田五郎
構成:斯波道男
脚本:中島貞夫
撮影:木村大作
美術:内藤昭
照明:増田悦章
整音:伊藤宏一
録音:芝氏章
編集:市田勇
記録:中嶋俊江
撮影補佐:信坂利文
助監督:比嘉一郎
装置:梶谷信男
装飾:西川由紀夫
背景:西村三郎
衣裳:豊中健
美粧:田中利男
結髪:山田真佐子
擬斗:金田治
火薬効果:ブロンコ
ヘアーメイク:福田高広
衣裳コーディネーター:堀田都志子
刺青:毛利清二
方言指導:永居光男 河原芳美 川鶴晃浩
演技事務:藤原勝
進行:下戸聡
キャスティング:葛原隆康
スチール:中山健司
主題歌:「この世のすべて」閔海景
進行主任:宇治本進
出演:黒木瞳 名高達郎 高部知子 石橋保 白都真理
アメリカンビスタ カラー 101分

古溝組の若頭・紺野淳一は大阪・道頓堀の立体駐車場に車を停め妻の愛と歩いていたところを田ノ浦組の客分・杉本昇治に襲われた。長ドスによって紺野は左腕に深い傷を負い、杉本は止めを刺そうと近づいた。すると愛が飛び掛かり白刃を素手で握り締めたのだった。身動きが取れなくなった杉本は紺野の若中が迎えにきたことに気づき諦めて逃げ出した。紺野は入院をしたが愛は手当てだけで済んだ。事の発端は田ノ浦組が古溝組のシマに入り込んで騒動を起こしていたため紺野がヤキを入れたからだった。組長の古溝康彦は自分が何とかすると言ったが、怒りの収まらない紺野は手打ちまでに田ノ浦組組長の田ノ浦強に復讐をしたかった。そこで幹部の片倉弘に田ノ浦の暗殺を命じた。片倉は若中のトシを呼び出すとお前を見込んでと相棒に指名した。懲役から帰れば金バッジがもらえ箔がつくことに喜んだトシは急いで恋人の加代に報告した。それからしばらくの間、田ノ浦組の事務所が見える喫茶店から動向を探り、田ノ浦が現れるタイミングを待った。そして身を潜めてその時がくると二人で銃を乱射した。だが田ノ浦に当たらないまま弾が切れたため片倉たちはひたすら逃げた。そして紺野に暗殺が失敗したことを報告するとその足で警察に向かった。

命を狙われたことで頭に血が上った田ノ浦は幹部の戸川真之に戦争を仕掛けるぞと怒鳴った。だがそんな彼に冷静になりなさいと釘を刺したのは愛人の亜矢子だった。戦争になれば金が掛かるし命の危険もある。そもそも目の前の敵は古溝ではなく紺野なのだ。先代の実子である二代目の古溝は担がれて跡を継いだ人物だった。そこで戸川は古いしきたりとけじめを利用しようと提案した。田ノ浦が手打ちを申し出ると、極道をもう一度考え直さなければならないと考えていた古溝は素直に受けることにした。紺野は田ノ浦が筋を通す人物ではないことを知っていたが、古溝がそう考えているのであれば従うしかなかった。

古溝が手打ちを行おうとしていることを紺野から聞いた愛はホッと胸をなで下ろした。夫に万が一のことがあるとどうしていいかわからないからだ。翌日の夜、かつて極道の妻だった吉本澄江が営む居酒屋を訪ねた愛はそのことを報告した。同じ頃、京都では伯父貴の殿村の仲裁により手打ちの儀が行われていたが、事は田ノ浦の目論見通りに進んでいた。

屋台的映画館

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