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妖怪百物語

  • posted at:2005-10-06
  • written by:砂月(すなつき)
ようかいひゃくものがたり
大映
配給:大映
製作年:1968年
公開日:1968年3月20日 併映「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」
監督:安田公義
脚本:吉田哲郎
企画:八尋大和
撮影:竹村康和
特撮監督:黒田義之
音楽:渡辺宙明
美術:西岡善信
録音:大角正夫
照明:伊藤貞一
音響効果:倉嶋暢
編集:菅沼完二
擬斗:楠本栄一
助監督:太田昭和
製作主任:西沢 治
現像:東洋現像所
出演:藤巻潤 高田美和 平泉征 坪内ミキ子 ルーキー新一
シネマスコープ カラー 79分

甚兵衛長屋の隣にある社の宮守・伍平は、突然現れた但馬屋の番頭・藤兵衛や重助から立ち退くように言われ憤慨した。豪商・但馬屋利右衛門は社を取り壊してそこに岡場所を作るというのだ。すでに寺社奉行からは取り壊しの許しを受けており、社と長屋の土地は全て但馬屋のものになっていた。伍平は、あの長屋の土地は甚兵衛さんの持ち家じゃないかと食い下がったが、藤兵衛は当人がうんと言えば文句ないだろうと言った。その言葉に心を痛めたのは甚兵衛の娘・おきくだった。

長屋の住人は甚兵衛の屋敷に集まり、藤兵衛が言った言葉の真偽を確かめた。すると甚兵衛はすまないと頭を下げた。彼は誰にも相談せずに長屋を抵当にして利右衛門から三十両を借りたのだ。甚兵衛の死んだ女房は病気で長い間寝込んでいたが、そこに付け込んだ利右衛門がオランダ渡りのいい薬があると勧めて来た。甚兵衛はその企みあっての親切に甘えたが、借金は積もり積もって行き、利息を払うことで手一杯の状況で借金の全額返済を迫ってきたのだ。その話を聞いて憤る太吉たちに、甚兵衛はもう一度猶予を頼んでみるから事を荒立てないようにと釘を差した。そこに駆け込んできたおきくは、伍平が死んだと言った。伍平は但馬屋の人足たちに抵抗し、殴られて死んだのだ。太吉は但馬屋へ敵討ちに行こうとしたが、それを押し止めたのは同じ長屋に住む浪人・安太郎だった。安太郎は、犠牲を出すだけだからやめとけと太吉に言って屋敷を出て行った。

利右衛門は岡場所建設に関わった人たちを呼び寄せて宴席を設け、百物語という変わった趣向を用意した。これは噺家が百の怪談を語り、一つ済むごとに蝋燭の一つを消すというものだった。最後の火が消えたとき、しきたりとして憑き物落しのまじないをすることになっていたが、利右衛門は妖怪が出るというのは下々の者が言う迷信だといって拒否した。噺家は、謂れがあって昔から伝えられてきたものだからおろそかには出来ないと言ったが、利右衛門は私なりの憑き物落しをするつもりだと言って聞かなかった。利右衛門は、世の中にはこれに勝るお守りはないと言って来客に小判を振舞った。その客の中に安太郎が紛れ込んでいた。

屋台的映画館
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砂月(すなつき)
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