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夜明けのランナー

  • posted at:2005-09-16
  • written by:砂月(すなつき)
よあけのらんなー
田中プロモーション=日本テレビ放送網
配給:東宝
製作年:1983年
公開日:1983年10月15日 併映「逃がれの街」
監督:中岡京平
製作:田中壽一
プロデューサー:中沢敏明 大戸正彦
プロデューサー補:越智貞夫
脚本:中岡京平
撮影:岸本正広
音楽:大谷和夫
主題歌:「AGAIN」渡辺徹
美術:徳田博
録音:武進
整音:関勇次郎
照明:川島晴雄
編集:菅野善雄
記録:小山三樹子
助監督:岩下輝幸
キャスティング:室岡信明
製作担当:服部紹男
出演:渡辺徹 美池真理子 広岡瞬 勝野洋 北村和夫 
アメリカンビスタ カラー 91分

兄が病気で倒れたため、倉本英二は実家である民芸品問屋の父を手伝うべくを故郷の金沢へ帰ることになった。東京最後の夜、先輩の工藤修がスナック「エデン」に顔なじみを集めてささやかな送別会を開いた。そんな中、英二は迷っていた。かつての恋人・津坂真沙未との交際は二ヶ月前に終わったが、まだ未練が残っていたのだ。その表情を読み取った修は真沙未に電話を掛け、英二が昨日仕事を辞めたこと、明日の列車で田舎へ帰ることを説明した。それから電話口に彼を呼び直接別れを告げさせるように仕向けたのだ。二人は短い会話を交わしてから別れを告げたが、英二は気持ちを吹っ切るためにヤケ酒を飲んだが酔うことは出来なかった。一方、真沙未も妹の早苗の前では強がったが英二のことを忘れることは出来なかった。同棲していた時に英二からプレゼントしてもらった時計を眺めるうちにその頃を思い出し、別れの言葉をちゃんと言いたいと彼に電話を掛けたのだった。真沙未は明日の朝早く駅まで見送りに行くと言ったが、居ても立ってもいられない英二は今からそっちへ行く言った。そんな彼に対して修は叱責したが英二の気持ちが変わらないため好きにしろと吐き捨てた。すると英二は店を飛び出し駅に向かった。終電までまだ時間があるため、英二は電車に乗って真沙未が待つ横浜へ行くはずだったが、運悪く昼間に衝突したチンピラたちに見つかってしまい、有り金を奪われてしまった。そこで仕方なくポケットの小銭で真沙未に電話を掛け、「夜明けの5時頃までに港の見える丘公園へ走って行くから来てくれ」と告げた。そこは英二がいる千駄ヶ谷と真沙未がいる茅ケ崎の中間に当たる場所であり、そこまで走ることは無謀な挑戦だったが、無一文となった彼に選択肢はなかった。

横浜製鉄サッカー部に所属していた英二は、新人王を獲得するなどチームの有望選手として活躍した。同じ会社に勤める真沙未が応援に来ていたことがきっかけで交際が始まり、やがて同棲するようになった。ドライブに出かけたある日、真沙未は妊娠5ヶ月であることを打ち明け、それを聞いた英二は動揺して運転を誤り事故を起こした。英二は右足に致命的な傷を負い、サッカーを諦めなければならなくなった。一方、真沙未は流産し精神的なショックからを受けた。以前から気持ちのすれ違いを感じていた二人はこの事故をきっかけにして別れたが、離ればなれになったことで失ったものに気付いたのだった。英二は足の痛みに耐えながら夜の街を走った。

屋台的映画館
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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