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波涛を越える渡り鳥

  • posted at:2005-08-19
  • written by:砂月(すなつき)
はとうをこえるわたりどり
日活
配給:日活
製作年:1961年
公開日:1961年1月3日 併映「大出世物語」 1月9日~「俺の血が騒ぐ」
監督:斎藤武市
原作:原健三郎
脚本:山崎巌
企画:児井英生
撮影:高村倉太郎
音楽:小杉太一郎
主題歌:「アキラのブンガワンソロ」小林旭
・・・:「ギターを持った渡り鳥」小林旭
美術:坂口武玄
編集:近藤光雄
録音:米津次男
照明:大西美津男
助監督:神代辰巳
色彩計測:幸田守雄
現像:東洋現像所
製作主任:林本博佳
技斗:高瀬将敏
出演:小林旭 浅丘ルリ子 宍戸錠 白木マリ 小高雄二
シネマスコープ カラー 80分

昭和三十五年十一月、横浜。滝伸次は港でギャング団に襲われている男を助け出した。その男=松本丈二は、友人から頼まれた地図を香港へ届けるように言われ、自宅から持ち出した帰りに襲われたのだ。彼の友人=東都大学の研究員・南篠は、カンボジアにあるアンコールワット遺跡の発掘に携わっていた。ギャング団について見に覚えが無いことから、丈二は彼らが地図を何か別の書類と勘違いしたのだろうと考えていた。しかし伸次には気に掛かることがあった。主犯格の男の首に掛かっていたペンダントだった。争ったときに思わず引きちぎったそのサンゴのペンダントは伸次と兄しか持っていないはずだった。

昭和十九年十一月、ビルマ・タイ国境付近では、仕事で来ていた滝一家が敗色濃厚の日本軍とともに退却していた。上空に爆音が轟き、突然の空襲に驚いた人々は逃げ惑った。伸次の父と母は機銃掃射に見舞われ、兄は弟を救うために自分の身を犠牲にして谷底に落ちた。一人残された伸次は父親の取引先である資産家のロチャ・ナ・ブリを訪ね、終戦まで大切に育てられたのだ。

翌日、主犯格の男を何度か飛行機の中で見かけたことを思い出した丈二は伸次と空港へ行き過去の乗客名簿を洗い出し、男が香港忠安公司のヴァン・ジェラールであることを突き止めた。ところがジェラールはその日の定期便で香港へ旅立っていた。伸次は、仕事でマニラへ行くことになった丈二のかわりに香港へ書類を届けることになった。

香港の空港では丈二の妹で東洋芸大の学生の則子が南篠の代理として伸次を出迎えた。則子は調査でバンコクへ行った南篠の許嫁だった。伸次は則子の案内で忠安公司を訪ねるが、その場所はすでに別の会社が所有していた。兄のことがわかるかもしれないと思っていた伸次は手掛かりを失い落胆した。その夜、ホテルに泊まった伸次は、向かいの則子の部屋が騒がしいことに気付き、急いで駆け付けた。そこには先回りして忍び込んだジェラールが則子から地図を奪おうとしていた。伸次の一撃でジェラールは怯んだが、地図は掴んだまま離さなかった。彼は銃を構えて伸次を威嚇すると窓から逃げ出した。南篠の身が危ないと感じた伸次は、バンコクへ行くことになっていた則子に同行することにした。ジェラールから地図を取り返すために。そして兄の手掛かりを探すために。

屋台的映画館
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砂月(すなつき)
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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