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逃がれの街

  • posted at:2005-08-09
  • written by:砂月(すなつき)
のがれのまち
田中プロモーション=日本テレビ放送網
配給:東宝
製作年:1983年
公開日:1983年10月15日 併映「夜明けのランナー」
監督:工藤栄一
製作:田中壽一 中沢敏明 坂本敏夫
原作:北方謙三
脚本:古田求 工藤栄一
撮影:岸本正広
音楽:柳ジョージ&ザ・バンドオブナイト
美術:高橋章
録音:辻井一郎
照明:高島利雄
編集:田中修
助監督:成田裕介
製作主任:川崎隆
出演:水谷豊 甲斐智枝美 島田紳助 本田博太郎 阪本浩之
アメリカンビスタ カラー 119分

共栄デンキの水井幸二は家電製品のトラック配送を担当していた。相棒を務める年下の米倉からはアニキと慕われていたが、何かと付きまとってくることを疎ましく思っていた。恋人の遠藤牧子と会うことになっていた日は給料日だったこともあり、仲間から飲みに誘われたものの断った。すると米倉も同じように断ってついてくるのだ。彼は前借りをした金を全て競馬につぎ込んだことでオケラになり、おごってもらう魂胆だった。それを知った幸二はお札を渡して追い払った。深夜、幸二が寝ついた頃に、一緒に上京してきた昔の仲間の沼田から電話が掛かってきた。仕方なく一晩泊めることにしたが、彼の首に生々しい傷があったり電話の内容に不審な点があったりと気になって深く眠ることが出来なかった。夜が明け幸二が目覚めると、沼田が勝手に飲んだ酒で酔っ払い訳がわからないことを怒鳴り始めたため部屋から叩き出した。

幸二がいつものように仕事を終えて会社に戻ると二人の刑事が訪ねてきた。2時間前に幸二のアパートの前で逮捕された沼田について聞かれ、警視庁で事情聴取を受けることになったのだ。沼田は自身が勤めていたパブの店長を殺害し売上金を強奪したのだが、幸二が事件に拘っているのではないかという容疑が掛けられたのだ。身に覚えのない彼は潔白を証明するために刑事の質問に対し丁寧に答えた。沼田が部屋にやってきたのは午前2時頃。住人の証言がある午前5時頃の揉め事は分け前についてではないかという質問にはよくあるケンカだと答えた。前日の9時から11時までは新宿のパチンコ屋で遠藤牧子と時間を潰し、その後ホテルへ向かった。アパートに戻ったのは12時前。その後、電話で起こされたのだった。警察は家宅捜索を行い、室内から血のついた沼田の服と現金30万円が見つかった。取り調べを行う矢部刑事はその現金の出処を疑ったが、それは幸二が貯めたヨット購入の資金だった。やがて逮捕状を持ってきた黒木刑事から沼田が幸二を共犯者であると認めたことを知らされると、幸二は牧子がアリバイを証明してくれると主張したが、貰った電話番号の先にはそのような人物はいなかった。頭に血が上った彼は取り乱し、拘留された。

幸二の疑いは晴れたが、彼が逮捕されたという世間の冷ややかな目は変わらなかった。会社からは冷遇され、八田主任からは罵られ叩きのめされた。そんな中、年が離れた中山だけは親身になって相談に乗った。会社を辞めるという幸二を中山は説得するが、無理だとわかると好きにしろと笑った。その夜、駅の改札口で幸二と待ち合わせをしていたのは家出をしてきた牧子だった。牧子は偽名であり年齢も偽って売春を行っていたが、今回の件が家族や学校に知られることを恐れて嘘をついたのだ。事情がわかると幸二の怒りは次第に治まり、二人は体を重ねた。

屋台的映画館
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砂月(すなつき)
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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