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スーパー・ジャイアンツ 宇宙怪人出現

  • posted at:2005-07-20
  • written by:砂月(すなつき)
すーぱーじゃいあんつうちゅうかいじんしゅつげん
新東宝
配給:新東宝
製作年:1958年
公開日:1958年4月28日 併映「天下の副将軍 水戸漫遊記」
監督:三輪彰
製作:大蔵貢
脚本:宮川一郎 三輪彰
企画:笠根壮介
撮影:鈴木博
音楽:石松晃
美術:岩武仙史
録音:道源勇二
照明:傍士延雄
助監督:勝俣眞喜治
編集:永田紳
特殊技術:新東宝特殊技術
製作主任:奥原徳太郎
出演:宇津井健  中村彰 田原知佐子 勝間典子 阿部誠
スタンダード モノクロ 45分

深夜、大東銀行がギャング団に襲われた。警視庁は緊急配備を敷き、スーツケースを抱えた不審な男を発見した。逃げ惑う男はついに追い詰められて逮捕されたが、弾みで持っていた鞄を川に落としてしまった。その頃、捜査本部からギャングの一味が捕まり盗まれた現金も無事に戻ったという連絡があったことで一件落着となった。署に戻ると岡本刑事は男の取り調べを行い、ギャング団とは関係ないことがわかった。だが鞄の中身がわからないうちは釈放するわけには行かないのだ。宝石かそれとも麻薬か。岡本が問い詰めると、男はそんなものじゃないと否定した。鞄の中身は宇宙人の臓器で、放っておけば細胞分裂が進んで得体の知れない怪物が発生するというのだ。男は信じて欲しいと岡本にすがりついたが、俄かに信じがたい話を真に受けることは出来なかった。そのときに掛かってきた黒川博士からの電話でようやく彼が助手を務める川田であることが証明された。だが鞄の中身は単なる実験材料であり、川田が神経衰弱気味で無意識な行動を取ることがしばしば見られることを説明されたため岡本はそれを信じ、銀行強盗の件とは無関係と判断して釈放した。

現場付近からスーツケースが見つからなかったことを警察から聞いた川田は川の下流へ探しに行った。すると彼は覆面姿の男たちに囲まれ林に拉致された。男たちは黒川の鞄を奪って研究を妨害した川田を銃で消そうとしたが、そこに現れたのは背広姿のスーパージャイアンツだった。本来の姿に変身した銃弾をも跳ね返すスーパージャイアンツは男たちを叩きのめすと川田から鞄の中身の秘密を聞いた。宇宙人の臓器を始末するには細胞を木っ端微塵に破壊するより方法はなかった。そこでスーパージャイアンツは知り合いの桜井博士を訪ねて話を聞いてもらうことにした。怪物の能力は研究過程では未知数で、想像出来ない程のエネルギーと破壊力を持ちものすごい勢いで飛ぶということしかわかっていなかった。そこで桜井は創造過程を知っている川田と組んで研究を行い、人類の平和のためにスーパージャイアンツも協力することを約束した。

屋台的映画館
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