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パローレ 甘い囁き

  • posted at:2010-05-20
  • written by:砂月(すなつき)
ぱろーれあまいささやき
ケイズ・ピクチャーズ
配給:K&M
製作年:2004年
公開日:2004年6月5日
監督:前田哲
製作:横山和幸 新田博邦
製作協力:フォワード・グループ
エグゼクティブプロデューサー:大平義之
プロデューサー:亀田裕子 石田和義
原案:Lee Zen-too
脚本:三浦有為子
企画:横山和幸 新田博邦
撮影監督:山本英夫
音楽:吉岡聖治
照明:宮尾康史
装飾:大藤邦康
録音:阿部茂
編集:伊藤伸行
衣装:長町佳奈子
ヘアメイク:宮崎智子
助監督:久保朝洋
製作担当:田嶋啓次
出演:有田哲平 上田晋也 竹田高利 烏丸せつこ 美咲レイラ
アメリカンビスタ カラー 72分

中年男・山田は、結婚相談所で知り合った幸子と付き合い始めてから459日が経過していたが、手すら握ったことがなかった。恋愛経験に乏しかったため、どのように彼女と接していいか未だにわからなかったのだ。結婚相談所に顔を出した山田は、担当者から幸子を今夜デートに誘い、締めくくりにプロポーズをするように言われた。山田は言われたとおりに幸子をデートに誘ったが、彼の口からはいつものようにプロポーズの言葉が出てくることはなかった。怒った幸子は走り去ったが、突然現れた奇妙な女に驚き気絶してしまった。奇妙な女=マリアは、山田が課長に昇進したことや、十五年間一緒に住んでいたチワワが死んだことも知っていた。彼女は山田に水晶球に映る三十年後の姿を見せ、幸子との結婚を逃せば一生独身のまま終わると忠告した。そして「幽霊に取り憑かれなさい。そうすれば何かが変わるから。」と言った。

山田と幸子は、マリアに言われるままに六本木のラテン・クラブへやってきた。ダンスフロアは閑散としていたが、幸子がバーテンから差し出されたカクテルを口にした瞬間、店内は一変した。フロアではフェデリコが女性に囲まれてセクシーに踊っていた。幸子は彼に引っ張り出され、無理矢理踊らされた。しかし山田には幸子が一人で踊っているようにしか見えなかった。山田もバーテンから差し出されたカクテルを飲むと、今まで誰もいなかったカウンターでテキーラを笑いながらラッパ飲みする血まみれの男が見えた。男=石原は山田に「あんた、踊んないの?」と聞いてきた。山田がダンスフロアへ目をやると、そこは踊り狂う人々で溢れかえっていた。このラテン・クラブは幽霊たちの溜まり場だった。

石原はダンスフロアで踊ることができなかった。事件に巻き込まれて殺されたため、この世に未練があったのだ。人が一生を終え幽霊になるとラテンの血が騒ぐのだと言う。しかし未練のあるものは踊ることができなかった。そんな石原を不憫に思った山田はマリアの言葉を思い出し、「僕に取り憑いてください。僕の体を使って恨みを晴らしてください。」と言った。

屋台的映画館
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プロフィール

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砂月(すなつき)
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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