ちょうじくうようさいまくろすあいおぼえていますか
ビックウエスト=毎日放送=小学館=竜の子プロダクション
配給:東宝
製作年:1984年
公開日:1984年7月21日 先行公開(大阪・名古屋)7月7日
監督:石黒昇 河森正治
製作:大西良昌 吉田健二
プロデューサー:井上明 岩田弘 榎本恒幸
原作:スタジオぬえ
原作協力:アートランド
脚本:富田祐弘
脚色:河森正治
ストーリー構成:河森正治
キャラクターデザイン:美樹本晴彦
プロダクションデザイン:宮武一貴
作画監督:美樹本晴彦 板野一郎 平野俊弘
撮影監督:橋本和典
音楽:羽田健太郎
主題歌:「愛・おぼえていますか」飯島真理
挿入歌:「天使の絵の具」飯島真理
・・・:「私の彼はパイロット」飯島真理
・・・:「小白竜(シャオ・パイ・ロン)」飯島真理
・・・:「0-G Love(ゼロ・ジー・ラブ)」飯島真理
・・・:「サンセットビーチ」飯島真理
・・・:「シルバームーン・レッドムーン」飯島真理
・・・:「シンデレラ」飯島真理
美術監督:宮前光春
演出:秋山勝仁 笠原達也 五月女有作
声の出演:飯島真理 長谷有洋 土井美加 羽佐間道夫 小原乃梨子
アメリカンビスタ カラー 115分
西暦1999年、突如地球に飛来した飛行物体は全長1200メートルにも及ぶ巨大な宇宙戦艦だった。人類のテクノロジーを遥かに超えるその戦艦からは、異星人の姿こそ発見出来なかったものの地球外生命体の存在と大宇宙を戦場とする闘争があることは明らかだった。のちに起こると予想される戦火に対応するために先進諸国は国家間の利害を越えた地球統合政府樹立と墜落した巨大戦艦の修復を開始した。だが統合政府の樹立は容易なものではなく、激烈な局地戦が世界各地で繰り広げられた。その間も戦艦の修復作業は着々と進められ、やがて長く苦しい統合戦争も終わりを告げると地球は再び平和を取り戻したのだった。そして10年後の2009年、異星の墜落船は「SDF-1 MACROSS(マクロス)」として甦った。2月、太平洋上の南アタリア島ではマクロスの進水式が盛大に行われていたが、地球近辺に異星人ゼントラディー軍の艦隊が出現したことでマクロスのシステムがそれを感知し勝手に砲門を開いたのだ。その結果、月軌道内28万キロ地点にいた戦艦を撃破したことで、後続に配する多数の戦艦が地球への侵攻を開始したのだった。ブルーノ・J・グローバル艦長は敵の攻撃から逃れるために未施行のフォールド航法を試みたが、出現地点は予定ポイントである月の裏側ではなく、それとはかけ離れた冥王星軌道のやや内側だった。さらにフォールドシステムが消滅したことでマクロスは通常エンジンで地球へ帰還しなければならなくなった。
避難民5万8千人を収容したマクロスの広大な艦内には市街地が建設され、人々はそこで地球と同じような生活を送っていた。地球への航海を始めて5カ月、マクロスが土星の衛星タイタン宙域に差し掛かった頃、ゼントラディー軍の戦闘ポッドのリガードやパワードスーツのヌージャデル・ガーが大量に現れたため、スカル、エイセス、アポロの3小隊は迎撃に向かった。そこに大型戦艦が現れたことでオペレーターの早瀬未沙はそれの迎撃を命じたが、この襲撃が囮だとわかったスカル11のパイロット・一条輝は命令を無視してマクロスの援護に目標を変更した。そして被弾箇所から敵部隊が艦内に侵入するとそれを追い掛けた。
ゼントラディーの将兵にとって市街地の様子は恐ろしい光景だった。何故ならマイクローンの男女が一緒に生活しているからだ。そんな文化に興味を持った将兵は一人の少女を捕まえることにしたのだが、マクロスは主砲発射体勢を取るための「トランスフォーメーション」を開始した。ヌージャデル・ガーが少女に手を伸ばした時、輝が乗る可変戦闘機バルキリーが現れて破戒した。ところがその影響で重力制御システムが損傷を受けて作動不能となり少女は艦外へ放り出されそうになったが、輝の活躍によって命を救われた。これが輝と人気アイドル歌手リン・ミンメイとの最初の出会いだった。
屋台的映画館
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