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恐喝こそわが人生

  • posted at:2010-07-07
  • written by:砂月(すなつき)
きょうかつこそわがじんせい
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1968年
公開日:1968年10月26日 併映「白昼堂々」
監督:深作欣二
製作:織田明 脇田茂
企画:三木治
原作:藤原審爾
脚本:神波史男 長田紀生 松田寛夫
撮影:丸山恵司
美術:佐藤公信
音楽:鏑木創
照明:石渡健蔵
録音:小尾幸魚
調音佐藤広文
監督助手:山田良美
装置:川添善治
進行:宗本弘美
現像:東京現像所
製作主任:峰順一
出演:松方弘樹 佐藤友美 室田日出男 城アキラ 浜田寅彦
アメリカンビスタ カラー 89分

高度経済成長の世の中、外っ面がきれいになればなるほどどす黒い中身の人間が増えている。そんなときこそうまくいく商売があった。村木駿に転機が訪れたのは、彼がバー・アモーレのボーイとして働いていたあの日だった。昼間、マミと別れてムシャクシャしていた上に店がとても忙しかったことから、仕事が面倒になった彼は同僚に用事を押し付けて休憩室でさぼっていたのだが、そこでマネージャー川辺と三河屋の闇酒取引の話を聞いてしまった。川辺は金を差し出したが、村木は聞いたものを喋らないとは限らないと思わず口走ってしまったのだ。その筋の人たちに袋叩きにされ、重傷を負った村木の姿を見て憤慨した仲間たち(元ヤクザの関、元ボクサーの零戦、元フーテンのお時)は、何もかもぶちまけると言って酒屋に乗り込んだのだ。10万円をせしめた彼らは上機嫌で遊び回った。

人の弱みに付け込めばいくらでも金になることに気付いた村木たちはゆすり屋を稼業として生きていくことにした。彼らの次なるターゲットは会員制の売春クラブだった。関モータースの会長として関を潜入させると案の定、後日記録されたフィルムがアジトに送られて来た。待ち合わせ場所の現れた男をひっ捕まえた村木たちは証拠のフィルムを持ってクラブに乗り込んで行った。会長の谷田をアジトの倉庫へ連れて行ってヤツをバラすという芝居を打つと、何も知らない谷田は殺さないでくれと震えながら土下座した。村木は、釈放する条件としてクラブにあるフィルムを全てくれと言った。関はフィルムを焼き増しして何度も強請れば儲かると考えていたが、村木は違った。一、二度は通用するだろうが、それ以降になると恥も外聞も捨てた連中が警察に駆け込む可能性があるからだ。それよりはあっさりネガを売りつけた方が安全だし、100万円は吹っ掛けられると村木が提案すると、一同も同意した。

谷田から押収したフィルムの中には人気女優の水原夏子も含まれていた。夏子を手に入れた村木は別荘で二人の時間を過ごしていたが、嵐の夜そこへお時が現れた。零戦の父親の死体が横浜の岸壁に浮かんだというのだ。村木は車を飛ばしたが、お時は何度も電話をしたのに出なかったことを怒っていた。順調な人生を送る中で、村木はお時の気持ちをすっかり忘れていた。零戦は麻薬の売人と付き合い始めた父親を説得し足を洗わせようとしたがダメだった。証拠はなかったが、奴らが殺したに違いない。零戦は悔しさのあまり涙を流した。その話を聞いた村木と仲間たちは、麻薬組織のトップである永見沢に標的を絞った。

屋台的映画館
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砂月(すなつき)
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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