じごくこうしえん
クロックワークス=メディア・スーツ
配給:クロックワークス メディア・スーツ
製作年:2002年
公開日:2002年7月19日 併映「ラーメンバカ一代」
監督:山口雄大
製作:千葉善紀 藤本款
企画プロデュース:佐谷秀美
プロデューサー:北村龍平
原作:漫☆画太郎
脚本:桐山勲 山口雄大
撮影監督:古谷巧
編集:掛須秀一
音楽:矢野大介
録音:長嶋慎介
アソシエートプロデューサー:鳥澤晋
テクニカルプロデューサー:篠田学
ラインプロデューサー:志村知子
アクション監督:下村勇二
助監督:遠藤健一
特殊メイク:仲谷進
ギャグ監修:増本庄一郎
制作担当:咲山翔
衣裳:会田晶子
美術・操演:小林正巳
整音:林毅史
武術指導:岩本淳也
記録:桐山勲
挿入歌:「Battle Guys トルネードmix」PROM
・・・:「桜 第一楽章」坂口拓&坂口阿紀
・・・:「桜 第二楽章」三城晃子&魚谷佳苗
エンディングテーマ:「KICK IT!!」小宮山雄飛
制作協力:ナパームフィルムズ
制作:スープレックス
出演:坂口拓 伊藤淳史 谷門進士 榊英雄 飯塚俊太郎
アメリカンビスタ カラー 87分
和歌山市立星道高校校長兼野球部監督の朝倉南太郎は夏の甲子園大会出場に自信を持っていた。何故なら今年は強打者の松井ゴリラを始め145キロの剛速球を投げるチクワブ、打率6割のイタロー、盗塁成功率99パーセントのハヤミと超一流の選手が揃っているからだ。だが教頭がそんな甘い夢を打ち砕く悪い知らせを持ってきた。地区予選第一回戦の対戦相手が外道高校に決まったというのだ。朝倉は過去に外道高校と対戦した際に選手たちを次々と再起不能にさせられ、試合放棄をせざるを得ない事態に追い込まれた苦い経験をしていた。最近は舞台をアメリカに移したと聞いて安心していたが、全米高校野球大会を制した凱旋記念にこの大会への出場を選んだと聞き全て終わったと感じた。
そんなことを知らずに「目指せ甲子園!」を合言葉に練習を続ける星道高校の野球部員たち。一年生で球拾い要員のメガネはゴリラが打ったホームランボールを探しに行ったが、落ちた場所は番長グループの溜まり場だった。番長の子分に絡まれていたところを昼寝していた転校生の野球十兵衛に助けられたが、騒動を聞きつけてやってきた仲間たちは容赦なく彼に襲い掛かった。その頃、朝倉はどうすれば野球部を守れるかということばかり考えていた。そして出たのは今年の出場を辞退して来年頑張ればいいという体のいい結論だった。そこに教頭が駆け込んできて番長たちがケンカをしていると報告すると、朝倉は不良どもがケンカをするのは自然の摂理だから気にするなと涼しい顔で言った。だがその中に野球部員がいると聞き青ざめた。何故ならばこのことが世間に知られれば出場停止どころか廃部となって二度と甲子園に土が踏めなくなるからだ。どいつもこいつも俺の夢を邪魔しやがって。頭にきた朝倉は壁に飾ってあった日本刀を手に取りケンカの場所へ向かった。だが睨み合う二人が野球部員ではないことがわかると勝負の行方を見守ることにした。
十兵衛と番長がこれから行おうしているのは喧嘩野球だった。バットを持つ番長対ボール役の十兵衛。勝負は三球三振で十兵衛が勝ったが、その華麗な動きに見惚れた朝倉は、彼がいれば外道高校に勝てるかもしれないと甘い期待を抱いた。
屋台的映画館
PR