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煙突の見える場所

  • posted at:2005-08-22
  • written by:砂月(すなつき)
えんとつのみえるばしょ
新東宝=スタヂオ・8・プロ
配給:新東宝
製作年:1953年
公開日:1953年3月5日
監督:五所平之助
製作:内山義重
原作:椎名麟三
脚本:小国英雄
撮影:三浦光雄音楽:芥川也寸志
美術:下河原友雄
照明:河野愛三
録音:道源勇二
編集:長田信
助監督:三輪彰
製作主任:河崎新太郎
空中撮影:読売一〇五号ヘリコプター使用
出演:上原謙 田中絹代 芥川比呂志 高峰秀子 関千恵子
スタンダード モノクロ 108分

東京のおばけ煙突、それは見る場所と角度によって一本が二本になり、さらに三本が四本になることさえある。煙突が三本に見える住宅地の借家に住む緒方隆吉は、日本橋の奴足袋本舗に勤めている。戦災未亡人の弘子との二人暮らしで、二階の二間は独身者に貸している。六畳間には大蔵事務官の久保健三が、四畳半の方には街頭放送所のアナウンサー・東仙子が住んでいる。いつも隆吉は、隣の八華教祈祷所の太鼓の音と斜め向かいから流れる北ラジオ店の音楽で目覚めた。
ある日、弘子は夫の会社の上司・河村徳治と競輪場で鉢合わせになり、二人の間に気まずい空気が流れた。弘子は稼ぎの少ない夫のために内緒で競輪場で働いていた。一方、河村は緒方からの依頼を忙しいという理由で断わり、レースの勝敗に一喜一憂していたのだ。弘子は歯医者に通っていたが、晩になって歯が疼き始めた。心配になった隆吉は戸棚の薬を探していたが、ある物を見つけて手を止めた。それは見覚えのない通帳だった。弘子は二万円になったら夫を驚かせようと考えていたが、隆吉は裏切られた気がしてならなかった。

健三は今の仕事がつらくてたまらなかった。暮らしに行き詰っている人たちから税金を取立てなくてはならないからだ。役所を辞めようとまで考えていた健三は仙子に相談を持ちかけたが、彼女はたとえ困ってもそこからは逃げ出さないと言った。翌日、仙子がアナウンスをしていると、その横で同僚の池田雪子が専務から仕事に身が入っていないという理由で叩かれた。仙子は昼食に雪子を呼び出してその理由を聞いた。雪子は最近、ある会社の社長に車で送り迎えしてもらい、プレゼントされた高価な装飾品などを身につけていたが、それを見た専務はそんな金があるなら働いてくれなくて結構だと言った。雪子は仙子にどうしたらいいかと尋ねたが、彼女は自分で決めるより仕方がないわと答えた。数日後、雪子は会社を辞めた。

弘子が買い物から帰ると、隆吉はどうしたんだいと言った。夫が指差した方を見ると、そこには赤ん坊が寝ていた。それが捨て子だとわかると弘子は警察へ連れて行こうとしたが、そばに置かれていた手紙の名前を見て思いとどまった。そこに書かれている塚原忠二郎という名は、戦災で死んだ前夫のものだった。

屋台的映画館
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プロフィール

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砂月(すなつき)
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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