せいしゅんばかちんりょうりじゅく
「青春ばかちん料理塾」「17才」製作委員会(東映=アップフロントエージェンシー=テレビ東京=テレビ東京ミュージック=講談社)
配給:東映
製作年:2003年
公開日:2003年9月13日 併映「17才」
監督:斎藤郁宏
製作:山崎直樹
エグゼクティブプロデューサー:横溝重雄 川口勇吉 山本茂之 木綿克己 沼部俊夫 工冨保
プロデューサー:せんのともつぐ
企画:黒木照美 瀬戸由紀夫
企画協力:POP CREATES 寺井禎浩 飯田寛 高橋じゅん 木村ことり友宣
原案:つんく♂
脚本:安藤理恵 大原豊
音楽:原田末秋
主題歌:「スクランブル」後藤真希
劇中歌:「ラップ・クッキングレシピ」グッチ裕三
・・・:「ザ・試食タイム」グッチ裕三
技術プロデューサー:岡本隆嗣
美術プロデューサー:永田勝明
ラインプロデューサー:斎藤英一
宣伝プロデューサー:稲本千香
編集プロデューサー:鈴木仁行
撮影:鈴木富夫
映像:松田年世
照明:海保栄吉
録音:和久井良治
編集:本郷禎一
オフライン編集:伊野重幸
選曲:辻田昇司
音響効果:下城義行
美術:吉見邦弘
装飾:日塔章
操演:中山信男
衣裳:金子光浩
メイク:上村祐子
持道具:毛塚早苗
助監督:白根敬造 遠藤健一
スクリプター:中村恵津子
製作担当:坂口智久
製作主任:咲山翔
製作協力:せいさく者
出演:後藤真希 谷啓 斉藤慶子 茅島成美 黄川田将也
ヨーロピアンビスタ カラー 68分
女子高生の小暮瞳は、テストの答案用紙を全て白紙で出したことで担任の内田聡子に呼び出された。その理由を問われた瞳は、授業でここが出ると範囲を指定した問題がテストで出題され、それで優劣を決めることに意味はないと指摘した。するとそれを聞いた聡子は、決められたことに従えないのなら学校を辞めてもらうしかないと教師の常套手段である脅しに出たのだった。瞳がわかりましたと答えたため、聡子は彼女が反省したのだと思い安堵したが、次の言葉を聞いて唖然とした。「それじゃあ、あたし学校を辞めます」。お世話になりましたと言い残すと瞳はスタスタと学校を後にしたのだった。晴れやかに帰って来た瞳に、総菜屋を営む母・久美子はこれからどうするつもりなのと聞いた。娘のハッとした顔を見て久美子はあきれた。またいつものように後先考えずに暴走したのだ。考え直させようとした久美子は、友達と話が合わなくなって一人ぼっちになると脅したが、瞳は友達なら学校だけでなく別にいるから心配ないと笑った。瞳にはあゆみという同じ世代のメル友がいた。天真爛漫な彼女も本心を打ち明けられるのは、顔も本名も知らないあゆみだけなのだ。メールを送信するとしばらくして返事があり、将来のことで悩んでいるあゆみが料理教室に通うことを知った。楽しそうだし友達がたくさん出来そうだというその話に興味を持った瞳は何処の料理教室なのかと尋ねた。するとあゆみは池袋にある武蔵野調理師専門学校の料理教室の和食コースだと答えた。「あゆみちゃんと同じ空気を吸うのもいいかも」。瞳も料理教室に通うことに決めた。
警備会社の主任・関根銀三は元女子高生からのメールに戸惑っていた。メル友が欲しかっただけの中年九州男児は、そのままでは相手にされないことがわかっていたため女子高生になりすましていたのだ。唯一のメル友が同じ料理教室に通いたいと思っていることを知った銀三は、メル友の関係を続けるために会わないでいようと動揺しながらメールを送信した。何も知らない瞳は、お互いのイメージを壊さないためだと思い彼女の考えを理解した。翌日、銀三は料理教室の申し込みに行った。ところが希望していた和食コースの募集が定員に達したことで締め切られたのだ。動物性の脂が苦手な銀三は何とかして欲しいと受付の女性に泣きついたが、イタリアンコースならお腹に優しいオリーブオイルだし若い女の子にも持てると言われあっさり変更した。その後に来た瞳はフレンチコースを希望していたが、定員に達していたことでイタリアンコースを勧められた。あゆみが通う和食コース以外なら何処でもいいと考えていた瞳はイタリアンに変更した。歌って踊れる名物講師・ドルチェ坂井が教えるイタリアンコースが始まり、課題の料理を作るためのグループ分けが行われた。瞳のグループは、元国際線客室乗務員の千葉清美、穏やかな老紳士・中条英太郎、そして銀三だった。
屋台的映画館
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