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でんきくらげ

  • posted at:2013-09-21
  • written by:砂月(すなつき)
でんきくらげ
大映
配給:大映
製作年:1970年
公開日:1970年5月1日 併映「高校生番長」
監督:増村保造
企画:関幸輔
原作:遠山雅之
脚本:石松愛弘 増村保造
撮影:小林節雄
録音:須田武雄
照明:渡辺長治
美術:矢野友久
音楽:林光
編集:中静達治
助監督:石井岩太郎
製作主任:真鍋義彦
現像:東京現像所
出演:渥美マリ 川津祐介 西村晃 玉川良一 永井智雄
シネマスコープ カラー 92分

洋裁学校に通う19歳の由美は母・トミにとって大事な宝だった。由美を女手一つで育てあげたトミは、長年水商売に携わってきたことから男との縁が途切れたことがなかった。吉村もその一人で、居候の彼も今や家族同然の顔をして暮らしていた。吉村が部屋に来たときは、まだ由美は高校生だったが、時が経つにつれて彼女の体は円熟して行った。トミの体で満足出来なくなっていた吉村は、部屋でミシンがけをしていた由美にポーカーでもして息抜きしようと声を掛けた。そして彼女が気を許した隙を見計らって押し倒したのだった。その夜、酔って帰って来たトミに由美は別れて欲しいと切り出した。理由がわからないトミは笑い飛ばしたが、娘の様子がおかしいことに気付き、吉村を問い詰めた。すると大事に育て上げた娘が彼に汚されたことがわかり、トミは出て行けと暴力を振るったのだ。吉村は、お袋といたってろくなことはないから俺と来るんだと由美を連れ出そうとした。それを見たトミは逆上し、台所から持ってきた包丁で吉村を刺し殺したのだった。

拘留中にトミが世話になったのは、彼女が今働いているバー・タッチのマダムだった。警察への対処の仕方から保釈金に至るまでマダムは何かと世話を焼いたが、それは由美を自分の店で働かせるための根回しだった。魂胆を知ったトミは、人の弱みにつけ込むとはあきれたよと悪態をつきマダムを怒らせたため、これまでに掛かった金銭を早急に払わなくてはならなくなった。由美は堅い会社の事務員として働くと言って母を安心させたが、金のためにマダムの手伝いをすることにした。しばらく働くとサラリーマン風の客が由美を指名して通い続けた。そして1週間程経った頃、結婚の返事をして欲しいと迫ったのだ。由美は、そんなに私が好きなら栃木にいる母と会って欲しいといい、次の日曜日にドライブすることになった。ドライブ当日、男は由美がいうとおりに車を停めたが、そこはトミが勤める刑務所だった。真実を知ってうろたえる男はその場で返事をして欲しいと迫られた。だが何も言えなかった。刑務所に面会に来た由美を見たトミは、彼女が急にきれいになったことに驚いた。その理由がタッチで働いているからだと知ったトミは、マダムに口説き落とされて自分と同じ道を辿ろうとしている娘を案じて辞めさせようとした。だが由美は、裁判や弁護士に多額の費用が掛かり仕方なかったと弁解した。

由美の美貌に目をつけた地回りのやくざ・風間は、開店前の自分のスナックに連れ込み情婦にしようとした。だが母親の生き方を見て男のヒモなんてまっぴらだと考えていた由美は、隙を見て警察に通報した。風間は逮捕され由美は事なきを得たが、彼女に次なる災難が待ち構えていた。数日後、釈放された風間と舎弟の石川が由美の身柄についてマダムと交渉しに来たのだ。店の片隅から様子を見ていた男はカウンターに歩み寄ると、今日はこれで勘弁して欲しいと5万円を渡した。風間たちが満足して帰ると、男はあんな連中に毎晩来られたら客が寄り付かないだろうからあの娘を僕に任さないかとマダムに言った。自宅まで送ってくれた男に、由美はお礼として抱くんですかと聞いた。男は否定すると名刺を差し出し、うちの店で働かないかと言った。彼は銀座の高級クラブで働くマネージャーの野沢だった。銀座に憧れていた由美は働きますと即答した。

屋台的映画館
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