しらとりれいこでございます
フジテレビ
配給:東映
製作年:1995年
公開日:1995年8月19日 併映「花より男子」
監督:小椋久雄
製作:村上光一 周防郁雄
企画:重村一 堀口壽一
エグゼクティブプロデューサー:松下千秋 中山和記
プロデューサー:小川晋一 石原隆 池田知樹 岩田祐二
ラインプロデューサー:稲田秀樹
原作:鈴木由美子
脚本:両沢和幸
主題歌:「サヨナラは今もこの胸に居ます」ZARD
挿入曲:「帰れソレントへ」新井直樹
技術製作:杉野有充
技術プロデューサー:堀田満之
美術プロデューサー:板村一彦
ハイビジョンバイザー:皆川慶助
照明アドバイザー:本間利明
映像アドバイザー:橋本和司
撮影:福田紳一郎
照明:澤田篤宏
録音:三井登
映像:戸田英男
美術デザイン:柳川和央
編集:田口拓也
音響効果:小西善行
記録:増田ゆみ
助監督:高丸雅隆
製作担当:堀井健一
企画協力:バーニングプロダクション
製作協力:共同テレビジョン
出演:松雪泰子 萩原聖人 小松千春 彦摩呂 河原さぶ
アメリカンビスタ カラー 72分
1977年春、気弱で内気な性格の白鳥麗子は幼稚園に行くといつも園児たちにいじめられていた。ある朝、いつものようにからかわれる麗子を庇ったのは、同じ園に通う秋本哲也だった。それが二人の運命的な出会いだった。「こいつがブス?なんで?カワイイじゃん」。その言葉で麗子は哲也のことを好きになり、彼のことを遠くから見守るようになった。哲也の言葉は麗子を内面から変えるきっかけとなったが、大富豪のお嬢様ということもあって異常なまでに気位が高くなってしまった。いつでも哲也のそばにいたい麗子は、両親の反対を押し切って同じ高校に進んだ。1991年秋、麗子はついに哲也から告白を受けた。だが思わず心にもないことを口走ってしまった。「あなたとわたしとじゃ、どうみても釣り合わないと思わなくって?」。それを聞いた哲也は潔く引き下がった。それからしばらく経った1993年冬、麗子は自らの決意で哲也との同棲生活を選んだのだった。
1995年夏、幾多の困難を乗り越えてきた二人の結婚式が盛大に開かれようとしていた。だが純白のドレスに身を包んだ麗子の心は沈んだままだった。彼女は哲也に重大な隠し事をしていた。数ヶ月前、哲也とともに登校した麗子は、友人の可愛京子が同じ大学の高田多根夫と婚約したという話を聞き、羨ましくて仕方がなかった。そこで結婚式場のパンフレットをさりげなく置いて哲也の気持ちを探ることにしたが、自分たちの力で生活出来るようになるまでは結婚しないときっぱり言ったため、麗子は同じ考えでよかったと強がるしかなかった。だが急遽それが撤回されることになった。麗子の父・正太郎が健康診断を受けたところガンが見つかり、医者からは余命半年と宣告されたのだ。「生きているうちにお前の花嫁姿を見たかった」。そうつぶやく父の願いを叶えるために麗子は哲也に事情を打ち明け、彼はそれならばと快く承諾した。
哲也は贅沢な結婚式など望んでいなかったが、一生に一度のことでもあるし最後のわがままを聞いて欲しいと正太郎に言われ受け入れることにした。世界の白鳥家との結婚を甘く見ていた哲也は、マスコミや日頃付き合いのない親戚が押しかけてくることを予想していなかった。騒動を楽しんでいる麗子に、哲也は何か勘違いしてはいないかと戒めた。二人は口論となり、熱くなった麗子は思わずこの結婚は父のためで哲也のためではないと口走ってしまった。ショックを受けた哲也は、麗子が自分のことを愛していないのではないかと思うようになった。正太郎の診察をした滝本医師は、看護師の手違いでレントゲン写真を取り違えたことを麗子に伝えた。麗子はメイドのうずまきと喜びを分かち合ったが、このままでは結婚式を行う理由がなくなることに気付き、事実を誰にも明かさずに結婚式を強行することにした。
屋台的映画館
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