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ひみつの花園

  • posted at:2005-10-02
  • written by:砂月(すなつき)
ひみつのはなぞの
東宝=ぴあ
配給:東宝
製作年:1997年
公開日:1997年2月15日
監督:矢口史靖
製作:高井英幸 矢内廣
製作協力:林和男 森本英利 富山省吾 森知貴秀
プロデューサー:堀口慎 天野真弓 金澤清美
脚本:矢口史靖 鈴木卓爾
撮影:岸本正広
音楽:矢倉邦晃
主題歌:「春咲小紅」モダンチョキチョキズ
録音:池田昇
照明:蝶谷幸士
編集:米田美保
キャスティング:田中忠雄
助監督:田村孝蔵
企画:ぴあ ぴあフィルムフェスティバル
製作協力:東宝映画
出演:西田尚美 利重剛 加藤貴子 田中規子 角替和枝
アメリカンビスタ カラー 83分

悪い子ではなかったが良い子でもなかった小学生の鈴木咲子は、生まれつきの顔のせいで小さい頃からいじめられることが多かった。それが影響したのだろうか。彼女は手提げ金庫の中に貯めた小遣いを数えることに至福を感じるようになった。小難しい顔もそのときばかりは子供らしい表情に変わるのだった。その後、小遣いの行き先は金庫から郵便局の口座へと変化したが、今度は貯金通帳を同級生に見せて優越感に浸るようになった。それが人に嫌がられる癖であることに気付いたのは、高校生のときに体験した失恋がきっかけだった。喫茶店に誘われた咲子は「おごってくれるんなら、その分お金ちょうだい」と口走ったのだ。この経験の後から彼女は色恋沙汰に全く縁がなくなり、いつも誰かの周りにいるだけの目立たない女になった。

短大を卒業した咲子は趣味と実益を兼ねた銀行に就職した。毎日お金を数えられることに喜びを感じていたが、半年経ったある日、彼女はふと思った。いくら他人のお金を数えても自分のものになるわけではないことを。自分に向いていると思ったこの仕事もそう考え出すと虚しく思えてくるのだ。いっそ銀行強盗でも入って来ればいいのに。そう考えた午後3時過ぎ、本当に強盗がやってきたのだ。犯人たちは大金と人質の咲子を車のトランクに詰め込むと猛スピードで逃げた。やがて車は山道に差し掛かったが、彼らが選んだのは青木ヶ原樹海へ向かう一本道だった。道に迷ったことに気付き焦った運転手はハンドル操作を誤った。車は谷底へ転落して行った。
大破した車は爆発を起こし、大金が入った旅行用のスーツケースと咲子は湖に飛ばされた。スーツケースに必死にしがみついた彼女は、川を流されようが滝壷に落ちようが決して放そうとしなかった。だが中に溜まっていた空気が抜けて沈んでいくスーツケースを見ると、もうここまでかと観念した。河辺に打ち上げられた咲子はキャンプに来ていた家族に発見され、病院に保護された。一命を取り止めた彼女は家族が見守るベッドで目覚めると口を開いた。「労災、効くかなあ」。担当医の話で折れた骨が治るまでに三ヶ月、歩けるようになるにはさらに二ヶ月のリハビリが必要であることを知った。

奇跡的に助かった咲子は一躍、時の人となった。マスコミのタレント並の扱いに戸惑ったが、その一方で様々な人たちがお見舞いに来てくれることに悪い気はしなかった。だが、みんながチヤホヤしてくれたのは最初のひと月だけで、それ以降は取材もぱったりと止んだ。長い入院生活を送った上に退院してからも自宅でゴロゴロする毎日を続けたことですっかりサボり癖がついてしまい、職場に復帰しても仕事が手につかなくなっていた。そんなある日、行内に設置されたテレビでは銀行強盗のニュースが上半期の重大事件として報じられていた。それを見ていた咲子の頭の中に当時の記憶が甦ってきたのだ。5億円はあそこに沈んでいる。それを確信した彼女は生きる目標を見つけたのだった。

屋台的映画館
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プロフィール

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砂月(すなつき)
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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