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一寸法師(1955年)

  • posted at:2007-09-16
  • written by:砂月(すなつき)
いっすんぼうし
新東宝=スタジオ8プロ
配給:新東宝
製作年:1955年
公開日:1955年2月12日
監督:内川清一郎
企画:金田良平
原作:江戸川乱歩
脚本:館岡謙之助
撮影:岩佐一泉
音楽:大森盛太郎
美術:鳥居塚誠一
照明:関川次郎
録音:道源勇二
助監督:柴田吉太郎
編集:永田伸
製作主任:山本喜八郎
出演:二本柳寛 三浦光子 宇津井健 安西郷子 細川俊夫
スタンダード モノクロ 82分

真夜中の大都会に救急車のサイレンが鳴り響いた。出版社から「山の手歓楽街深夜の探訪」の原稿を依頼された作家クラブの小林章三は人垣の間から顔を出したが、そこには酔っ払いがケガをして倒れているだけだった。フレッシュな猟奇を求める彼が今捜しているものは、その野次馬の中にいた薄気味悪い小男だった。子供と見間違えた可能性もあったが、小林は夜の繁華街を歩き回った。やがて彼が外れにある貧民街に辿りつくと、目の前を子供が走って行った。まんじゅうを貰いに行くというその子供の後をつけて行くと、そこにはあの小男が座っていた。小林の視線に気付いた小男は足早にその場を去ろうとしたが、大事に抱えた包みを落としてしまった。中から転がり落ちたもの、それは人の白い左腕だった。小林は小男の後を負い掛けたが、住宅街に入ると見失ってしまった。小男が消えた辺りには古びた寺があった。

悪夢にうなされる小林が飛び起きたとき、太陽は高く上っていた。溝川に女の片足が浮かんでいたという事件が前日に起こっていたことを新聞で知った彼は、もう一度あの小男が消えた寺へ行ってみることにした。養源寺の和尚にそのことを尋ねたが、随分と妙な言いがかりをつけるお人だと煙たがられてしまった。小林が養源寺の周辺にある商店主に聞き込みを始めようとしたとき、山野証券社長夫人・百合枝と再会した。彼女とは学生時代、恋人同士の関係だった。百合枝は、娘の三千子が五日前から行方不明になっているから力になって欲しいと言った。山野と養源寺の和尚は同郷の知り合いだったため、そこへ相談に行っていたのだった。小林は百合枝に私立探偵の旗龍作を紹介した。

山野大五郎は妻を亡くし、五年前に同じ会社の支配人の令嬢・百合枝と結婚した。三千子は先妻の娘だった。行方不明になった前夜、百合枝は二階から流れるピアノの音を聞いていた。だが翌日、使用人の小松から知らされれまで誰も三千子がいないことに気付かなかったのだ。屋敷は厳重に戸締りをされていたが、出掛けるときに身につけるもの一式が無くなっていたため、家出した可能性もあった。旗は頭を巡らしながら三千子の部屋のピアノを弾いた。曲の途中で「ソ」の音がおかしいことに気付いた旗は、屋根を開けて弦に引っ掛かっていたヘアピンを取り出した。そのヘアピンに数本の髪の毛がついていることから、彼は三千子が何者かによって一度ピアノの中に隠され、注意が逸れた隙を狙って外に運び出したのではないかと推理した。

屋台的映画館
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砂月(すなつき)
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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