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ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団

  • posted at:2015-03-26
  • written by:砂月(すなつき)
うるとらろくきょうだいたいかいじゅうぐんだん
シャイヨー・フィルム=円谷プロ
配給:富士映画
製作年:1974年
公開日:1979年3月17日
監督:東條昭平
企画:円谷皐
制作:円谷皐
プロデューサー:ソンポート・シングデァンチャイ 伊藤久夫
脚本:若槻文三
音楽:冬木透
撮影:町田敏行
照明:佐山五郎
美術:大沢哲三
録音:中里勝範
編集:柳川義博 小林熙昌
効果:小川勝男
記録:堀ヨシ子
助監督:中島俊彦
選曲:水谷忠信
プロデューサー補:福井顕
制作主任:川口秀雄
主題歌:「ぼくらのウルトラマン」佐々木いさお
現像:東京現像所
録音:プロセンスタジオ
特撮スタッフ・撮影:佐藤貞夫
特撮スタッフ・照明:鎌田靖男
特撮スタッフ・美術:島崎堯司
特撮スタッフ・視覚効果:中野稔
特撮スタッフ・操演:平鍋功
特撮スタッフ・助監督:関武己
特撮スタッフ・制作主任:大橋和男
特殊技術:佐川和夫
出演:KO KAEODUENDEE ANAN PRICHA YOODCHAI MAEKSUWAN PAWANA CHANACHIT SRIPOUK
アメリカンビスタ カラー 80分

太陽系宇宙の中心で制止していた太陽はある日突然活動を活発化させ、燃え盛る炎の車となって地球に接近し始めた。灼熱の太陽は地を焦がし水を奪い動物たちの命までをも奪い始めた。水飢饉に苦しむタイ王国の村では子供たちの雨乞いの踊りが始まった。伝説の白猿・ハヌマーンの面を被って踊る少年・コチャンは遺跡に駆け上がると「雨雲よ、雨を降らせておくれ!」と天に向かって叫んだ。同じ頃、ドーナ第7ロケット基地ではヴィルット博士が人工雨の実験の準備を進めていた。それは今までの様にヨウ化銀やドライアイスを散布するのではなくロケットを上空で爆破させて雨を降らせる方法だった。最初の実験の成功が確認出来れば順次打ち上げる計画になっていた。助手のマリサーは仏様の力を忘れてはいけないと忠告するが、科学絶対主義のヴィルットは科学こそ現代のハヌマーンだと反論した。ハヌマーンとは太古の昔からタイの平和を守ってきた伝説の英雄だった。

村の子供たちと一緒に踊るコチャンだったが、見知らぬ男たちが遺跡に近づいているのを不審に思い後をつけた。彼らは仏像泥棒だった。コチャンは近道をして逃げる車にしがみついたが、銃弾を受けて命を落とした。その様子を仏像の目を通して見ていたM78星雲に住むウルトラの母とウルトラ6兄弟は、ブッダを敬い勇気ある行動を取ったコチャンの亡骸を運ぶとハヌマーンの魂を与え、英雄ハヌマーンとして地球に送り戻したのだった。コチャンの親友のアナンは空飛ぶハヌマーンを彼だと確信し後を追ったが熱射病で倒れた。

仏像泥棒が車を走らせていると道路の真ん中にコチャンが立っていた。恐ろしくなった男たちは彼に向けて銃を撃つがコチャンはビクともしなかった。やがてハヌマーンとなり巨大化すると慌てて逃げ出す男たちを成敗し盗んだ仏像の首を元に戻した。そして倒れたアナンの傍に駆け寄ると涼しい日陰に連れて行った。ハヌマーンは太陽を活発化させた太陽神スーリヤと会い、地球の現状を説明すると納得した彼は地球から太陽を遠ざけた。地上に戻ったハヌマーンはサッパーヤ山の頂に咲くサンユラニトリチャワーの花を摘み花汁をアナンにかけた。コチャンはハヌマーンとして生きることを決意し元気を取り戻したアナンに別れを告げた。

屋台的映画館
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1999年の夏休み

  • posted at:2015-03-22
  • written by:砂月(すなつき)
せんきゅうひゃくきゅうじゅうきゅうねんのなつやすみ
ニュー・センチュリー・プロデューサーズ=SME=ビジュアルワークス
配給:松竹
製作年:1988年
公開日:1988年3月26日
監督:金子修介
製作:岡田裕 岸栄司
プロデューサー:成田尚哉 肥田光久
脚本:岸田理生
撮影:高間賢治
照明:安河内央之
録音:神保小四郎
美術:山口修
編集:冨田功
助監督:栃原広昭
製作主任:瀬田素
キャスティング:碓井義徳
出演:宮島依里 大寶智子 中野みゆき 水原里絵
アメリカンビスタ カラー 90分

自然に囲まれた小高い丘に建つ全寮制の学院では美しい少年たちが共同生活を送っている。春の満月の夜、悠という名の少年は寮を抜け出すと湖に身を投げた。

夏休みに入るとほとんどの生徒は家に帰って行ったが、和彦、直人、則夫の帰るところのない三人はガランとした学院に残った。食事当番の則夫は和彦が卵を苦手にしているのを知っていたが、作れる料理がオムレツしかないため朝食にそれを出した。彼が不機嫌そうな顔をしているのはきっとそのせいだと則夫は思っていたが、和彦は以前から悠のことばかり考えていたのだ。そのことを直人には打ち明けていたが則夫には黙っていた。教室で自習をしていると窓から蜂が入ってきた。則夫が怖いと言ってしゃがみ込むと和彦は本で叩き落とし靴で踏みつけた。それを見た則夫は可哀想じゃないかと言った。それは彼を心配しての行動だったが、嫌いだからといって殺さなくてもいいだろうと言われショックを受けた。「君が殺したんだ」。その言葉は蜂だけのことを意味しているわけではなかった。

和彦は悠ととても仲が良かった。悠の和彦に対する友情はいつしかほのかな愛情に変化しており、心が苦しいと打ち明けたところもう話したりしない方がいいと言われた。その後手紙を出したが気持ちが変わらないことがわかったため気持ちを固めたのだった。和彦は大事にしまっておいた悠からの手紙を机の引き出しから取り出すと、これが僕の返事だと言って湖に投げ込んだ。すると彼の後ろに悠が立っていた。

和彦は悠が生き返ったのかと思ったがそうではなかった。彼は薫という名の転入生で、家庭の事情で追いやられ夏休みにも拘らずやってきたのだという。容姿が悠と瓜二つの薫を見て驚いたのは他の二人も同じだった。薫は空いている部屋の中から人の気配のない雰囲気を好んで選んだが、そこは偶然にも悠が住んでいた部屋だった。

屋台的映画館

クレージーだよ 天下無敵

  • posted at:2015-03-17
  • written by:砂月(すなつき)
くれーじーだよてんかむてき
東宝=渡辺プロダクション
配給:東宝
製作年:1967年
公開日:1967年1月14日 併映「喜劇 駅前満貫」
監督:坪島孝
製作:渡辺晋
製作補:五明忠人
脚本:田波靖男
撮影:小泉福造
美術:阿久根厳
録音:刀根紀雄
照明:小島正七
整音:下永尚
音楽:萩原哲晶
主題歌:「みんな世のため」植木等
・・・:「それはないでショ」植木等
監督助手:浅野正雄
編集:武田うめ
合成:松田博
振付:竹部薫
現像:東京現像所
製作担当者:山田順彦
出演:植木等 谷啓 野川由美子 高橋紀子 北あけみ
シネマスコープ カラー 95分

トヨトミ電機の調査室に勤める猿飛三郎は三ヶ月分の家賃を溜めたことでアパートを追い出され、関ヶ原荘に引っ越すことになった。大量の荷物を運ぶのに困った三郎は通り掛かったトラックをヒッチハイクし舌先三寸で引っ越し先まで移動することに成功した。そこで隣人となる犬丸丸夫と出会ったが、知らないはずなのに何処かで会ったような気がした。三郎は親睦を深めるために部屋で歓迎会を開くが、酒が進むうちに話は青春時代のことになった。三郎が全学連で安保闘争に参加したことを自慢すると、丸夫も国会議事堂の表門で機動隊員として暴徒数十万人と対決したことを感慨深げに話した。その時二人の脳裏に過去の記憶が甦った。騒動の中でプラカードを振り下ろしたのが三郎であり、そのプラカードで頭を殴られたのが丸夫だったことを。丸夫が怒って帰ると、三郎は負けてたまるかとやる気を出した。

丸夫が勤める徳川無線はトヨトミ電機の目と鼻の先にある。服部調査課長は職員たちにトヨトミ電機の情勢を探り我が社の機密を防衛する義務があると訓示した。スパイ活動は卑怯者がすることだと考えていた丸夫だったが、三郎というライバルが出来たことで180度変わった。トヨトミ電機は日本で開催される万国博覧会で新製品を取り揃えたモデルハウスを展示することになっているが、その実験を行う場所は公開されていなかった。そこで彼はその場所を必ず見つけ出すと服部に約束した。一方、三郎たちも伊賀調査室長から絶対に徳川無線には負けてはならないと訓示を受けた。丸夫と話したときに徳川無線が足を入れただけで忽ち疲れが取れる電気こたつを開発中であるという情報を得ていた三郎は、それをネタに伊賀から調査費用をせしめたのだった。

万来軒の出前持ちとしてトヨトミ電機に潜入した丸夫はチャーシュー麺を伊賀のデスクに運んだ。中のチャーシューには特殊な電波を発信する物質が塗られており、腹の中から出る電波を受信器でキャッチすればモデルハウスの位置がわかるという計画だ。勝ったとばかりに喜び勇んで帰る丸夫だったが、そのチャーシュー麺を狙っていたのは腹を減らした三郎だった。

屋台的映画館

恋する歯車

  • posted at:2015-03-08
  • written by:砂月(すなつき)
こいするはぐるま
「恋する歯車」製作委員会(東映=東映ビデオ=木下の賃貸=東映エージェンシー)
配給:東映
製作年:2013年
公開日:2013年2月9日
監督:中西健二
製作:鈴木武幸 間宮登良松 木下直哉 松田英史
企画:白倉伸一郎 加藤和夫
プロデューサー:大森敬仁 菅谷英智
キャスティングプロデューサー:福岡康裕
脚本:池上純哉
音楽:海田庄吾
撮影:小林元
照明:堀直之
美術:室岡秀信
装飾:湯澤幸雄
録音:松本昇和
整音:小林喬
編集:大畑英亮
音響効果:大河原将
ラインプロデューサー:榊田茂樹
アシスタントプロデューサー:沖拓史
助監督:大野伸介
音楽プロデューサー:木谷侑紀
主題歌:「Round and  Round」fumika
製作プロダクション:東映東京撮影所
製作統括:木次谷良助
出演:小澤亮太 黒川智花 池田純矢 清水一希 浜田学
アメリカンビスタ カラー 106分

高岡祐市は両親を交通事故で失いひとりぼっちになった。それ以来、寂しさを紛らわすために酒を浴びるように飲むようになった。ある夜、酔っ払って路地裏でケンカしていたところを警官に保護された。その警官は祐市の父親のかつての部下であり、放っておけないと病院に連れて行こうとしたのだが、我に返った祐市は父親の顔に泥を塗る訳には行かないと言ってそれを断った。これまでのことを思い出しながら帰宅していると目の前を女性が横切り、トラックが走ってくるのにも構わず道路の真ん中で立ち止まった。驚いた祐市は身を挺して彼女を守るが、それがリサとの最初の出会いだった。自殺しようとした理由を明かさない彼女に自分の境遇を重ね合わせた祐市はとても気になった。

父親の部下だった警官、そしてリサと出会ったことで気持ちが吹っ切れた祐市は久しぶりに大学に通うことにした。弁護士を目指す彼には司法試験が間近に迫っていたが、リサはいつの間にか彼の心の拠り所となっていた。彼女には不思議な魅力があった。例えば自動販売機の釣り銭受取口に500円玉を入れておけば、知らずに買った人のお釣りが増えていてその人はラッキーだと思う。そんなちょっとしたきっかけで人の人生が変わったらおもしろいなと。デートを重ねて行くうちに祐市は彼女に惹かれていくが、何故か自分のことだけは頑なに話そうとしなかった。

心細い祐市にとって頼りにしていたのが父親の後輩の曽根刑事だった。彼は四十九日法要の準備など何から何まで世話を焼いた。祐市は事故発生状況報告書をもらってきたが、そこには気になることが書かれていた。ブレーキを踏んだ形跡はなく70~75キロの速度でカーブに突っ込んだというが、居眠り運転にしてはスピードが出過ぎているからだ。曽根に相談すると交通課に探りを入れると約束した。一方、自分が納得するまで調査を行うことに決めた祐市はクラスメイトで親友の甘木健太を連れて事故現場に向かった。

屋台的映画館

ぼくが処刑される未来

  • posted at:2015-02-25
  • written by:砂月(すなつき)
ぼくがしょけいされるみらい
「ぼくが処刑される未来」製作委員会(東映=東映ビデオ=木下の賃貸=東映エージェンシー)
配給:東映
製作年:2012年
公開日:2012年11月23日
監督:小中和哉
製作:鈴木武幸 間宮登良松 木下直哉 松田英史
企画:白倉伸一郎 加藤和夫
プロデューサー:高橋一浩 大森敬仁 菅谷英智
脚本:長谷川圭一
音楽:遠藤浩二
撮影:志賀葉一
照明:赤津淳一
美術:室岡秀信
装飾:山本信毅
録音:赤澤靖大
整音:小林喬
特殊視覚効果:泉谷修
編集:佐藤連
音響効果:松浦大樹
ラインプロデューサー:吉崎秀一
アシスタントプロデューサー:沖拓史
助監督:高橋浩
製作管理:角田朝雄 菊池淳夫
主題歌:「脱走のシーズン」Prague
製作プロダクション:東映東京撮影所
製作統括:木次谷良助
出演:福士蒼汰 関めぐみ 吉沢亮 小西博之 中西良太
アメリカンビスタ カラー 87分

何となく生きて行ければそれで十分だと考える大学生の浅尾幸雄はある夜不思議な体験をした。食堂からの帰り道でまばゆい光が上空から降り注ぎ、気づいたときには警察の取調室にいたのだった。粕谷刑事から高圧的な尋問を受けたが、逮捕理由は殺人だと聞き驚いた。世にも残虐な手口で罪もない人を五人も殺したと言われてもそんな記憶は微塵もなく、間違いではないかと質したが粕谷は聞く耳を持たなかった。二人の会話を部屋の片隅で静かに聞いていた部下の下田刑事は確かにあなたは殺していないと言った。だが彼女が付け加えた言葉を聞いて幸雄は青ざめた。「今はまだ」と。

しばらくして面会室に弁護士の生方紗和子がやってくると彼女は幸雄が公開処刑でフォトンビームを浴び火だるまになる映像を見せた。この国では公開処刑など行われていないためフェイク映像か何かの類だと思ったが、あなたのいた時代ではそうでしたと言われ絶句した。説明によると今いるのは25年後の未来であり、処刑の様子が全国にライブ中継され関心の高い国民の間では視聴率が70パーセントを超えるのだという。この世界では全ての人間の情報が量子コンピューター・アマテラスに管理されており、集積されたデータによって裁判が行われるので絶対に冤罪が起こらない正しい判決が下るというのだ。システムが導入されて以降犯罪は減少し安心安全な社会が実現したが、全ての殺人事件がなくなったわけではなかった。激情に駆られた突発的犯罪や逮捕覚悟の犯罪までは阻止出来なかった。死刑制度が廃止されたこの世界では殺人の最高刑罰は終身刑で、凶悪な殺人犯は自らの命で償うことはなくなった。だが被害者感情の救済や犯罪抑止の観点から考案された新たな法律が「未来犯罪者消去法」だった。それはこの時代に終身刑となった殺人犯を過去(その時代に生きる20歳の人物)から高量子時空移送システムで連行し処刑するというものだった。その際、量子学におけるエヴェレットの多世界解釈で分岐した新しい世界が生まれ、殺人を未然に防ぐことが出来る。しかも過去の改変が後の世界に影響することがないため、既に起きた事件や犯人はそもそもなかったことになるのだ。幸雄は理解出来なかったが、翌日行われる裁判の結果次第で自分が無罪になる可能性があるのではないかと考えた。ところが有罪は確定となっており、紗和子の役目は罪を自覚させ反省させるだけであることを知った。幸雄の目の前には絶望しかなかった。

屋台的映画館

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