ぴーすきおくのかけら
「PIECE」製作委員会(東映=東映ビデオ=木下の賃貸=東映エージェンシー)
配給:東映
製作年:2012年
公開日:2012年9月1日
監督:下山天
製作:鈴木武幸 間宮登良松 木下直哉 松田英史
企画:白倉伸一郎 加藤和夫
プロデューサー:高橋一浩 佐藤現
脚本:三条陸
音楽:吉川清之
撮影:小林元
照明:堀直之
美術:福澤勝広
装飾:大庭信正
小道具:片岸雅浩
録音:加来昭彦
整音:藤沢信介
音響効果:柴崎憲治 中村佳央
編集:平澤政吾
助監督:高橋浩
ラインプロデューサー:林周治 榊田茂樹
製作管理:菊池淳夫 角田朝雄
VFXスーパーバイザー:小林真吾
造型・特殊メイク:織田尚
主題歌:「あなたのために」三浦涼介
製作プロダクション:東映東京撮影所
製作統括:木次谷良助
出演:渡部秀 三浦涼介 長谷部瞳 野崎萌香 飛鳥凛
アメリカンビスタ カラー 92分
千野智紀は3年前に遭遇した事件をきっかけに新聞記者を辞め、今は酒浸りの生活を送っている。フリーライターの仕事も自分を紛らわせるための酒代を稼ぐためであり、そんな彼を心配する同僚の姫宮亜梨沙を寄せ付けないのは、女性である彼女と接することで甦る当時の断片的な記憶から逃げるためだった。ある早朝、雑誌編集長の津田東次郎から連絡を受けた智紀は居ても立っても居られず出掛けた。あの事件と同じ死に方をした男に遭遇したというホームレスが現れたからだ。顔や手がまるで石のようになって崩れたというその死に方は、智紀の恋人・五味遥のそれとそっくりだった。
被害者は22歳のホストだった。事件現場に忍び込んだ智紀は記者時代に世話になった警視庁の刑事・狩屋青二から詳細を聞き出そうとするが、いくらお前との仲でもそれだけは駄目だと断られた。そこに部下を引き連れてやってきた公安課の塩村理香はこの案件を全て取り仕切ると言った。智紀が金網越しにその死体が俺の過去に関係があるかもしれないと言うと、理香は薄汚いハイエナを追い払うのがあなたの仕事だと狩屋に命じた。ぶつくさ言いながら現場を去る智紀の前に謎の男が現れ、噛みつく牙のないお前はハイエナの資格もないと言った。その言葉の意味を理解した智紀は金網を飛び越え鑑識が運ぶ担架に近づいた。制止される際にチラリと見えたホストの死体が遥と同じように石化していたことから、これが3年前の事件に繋がる鍵だと考えた智紀は心を入れ替えて取材を行うことにした。
ホームレスの証言でホストと一緒に歩く白い帽子に白いコートという出で立ちの女がいたことがわかった。その女と別れたホストがフラフラと近づいてきたため、やめろとホームレスが身構えたところ石化した腕がもげたのだという。その後も独自に調査した結果、変死体事件は今月で4件起きていたことが判明した。場所は路地裏やラブホテル、ガード下に地下道とバラバラだったが、犯行時刻はいずれも深夜であり複数の人々があの女を目撃していた。さらに調査を行うと死体をカメラで撮っている男がいることがわかり、ハイエナの資格もないと言ったあの男だと直感的に思い津田なら何か情報を持っているのではないかとを訪ねた。その結果、スクープ写真をオークション形式で取り引きする零という名の闇カメラマンであることがわかった。智紀は早速連絡を取ることにした。
屋台的映画館
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