でびるまん
「デビルマン」製作委員会(東映=東映アニメーション=東映ビデオ=テレビ朝日=バンダイ=ラッドガー)
配給:東映
製作年:2004年
公開日:2004年10月9日
監督:那須博之
製作:泊懋
製作委員会:坂上順 高橋浩 黒澤満 早河洋 東聡
企画:遠藤茂行 森下孝三 石井徹 木村純一 竹内淳
プロデューサー:冨永理生子 松井俊之 北崎広実
製作プロデューサー:生田篤
VFXプロデューサー・特撮監督:佛田洋
CGプロデューサー:氷見武士
VFX製作:東映アニメーション
「デビルマン」パートナーズ:馬場富雄 馬場節子 近藤誠二 吉田順 日達長夫 杉山登 渡辺伸吾 佐藤大樹
原作:永井豪
脚本:那須真知子
音楽:安川午朗
音楽プロデューサー:津島玄一
主題歌:「光の中で」hiro
デビルマンコンセプトデザイン:寺田克也
キャラクターデザイン:衣谷遊
撮影:さのてつろう
照明:大久保武志
整音:中村淳
音響効果:柴崎憲治
編集:只野信也
美術:沖山真保
装飾:肥沼和男
VE:高瀬尚一
録音:湯脇房雄
助監督:田村浩太朗
スクリプター:松隈理恵
進行主任:三辺敬一
フィジカルアドバイザー:廣戸聡一
ステディカムオペレーター:佐光朗 清久素延
出演:伊崎央登 伊崎右典 酒井彩名 宇崎竜童 阿木燿子
アメリカンビスタ カラー 115分
不動明は4年前に交通事故で両親を亡くした。身寄りの無い彼を引き取った牧村啓介は、妻・恵美と協力して明に孤独な思いをさせない努力をした。そして娘の美樹と同様に別け隔てなく育て、同じ高校に通わせた。
10日ぶりに登校してきた飛鳥了は、明に父親が死んだことを打ち明けた。了は明の幼なじみで何をするときでも二人は一緒だった。顔はそっくりだったが、性格は明が楽観的なのに対し了は物静かだった。だが学校で明がいじめられると了は暴走した。時には剪定ばさみを持って授業中の教室に乗り込み、いじめた牛久雅夫の指をちょん切ることもあった。だがそれを抑えることが出来るのは明しかいなかった。了の父・飛鳥教授が率いるチームは南極にある地底湖のボーリングに成功し、5億年前の地層から常温窒素核融合する夢のエネルギーを発見した。それは窒素1グラム当たり石油の800万倍に相当する力を持っていた。だが彼らは間違っていた。飛鳥教授たちが見つけたものはエネルギーではなく、他の種族の体を乗っ取ったり食べたりしながらひたすら進化し続ける知的生命体・デーモンだった。危険なことがわかり急遽、研究室を閉鎖したが手遅れだった。研究所に勤めていた数千人もの職員たちはデーモンとの合体で本来とは違う姿へと変貌した。学校を抜け出して了とともに彼の別荘へ向かった。別荘の地下は研究室になっていたが、明はそこで驚愕の光景を目撃した。デーモンと化した飛鳥教授が二人に助けを求めていたのだ。しかし明にはどうすることもできず、教授は息を引き取ったのだった。了はデーモンに合体されたことを明に告白した。そして人間でなくなったことに絶望を感じていた了は明にナイフを握らせ殺して欲しいと懇願した。明はナイフを取り上げて死ぬことを諦めさせたが、研究室の奥から飛び出してきたデーモンの生殖細胞と融合し彼もまたデーモンと化したのだった。だが彼だけは違った。姿はデーモンだったが、心は明のままだった。明=デビルマンはデーモンから了を解放するために戦った。
夢から覚めた明の一日がまた始まった。学校ではいつものようにいじめられたが、その日は違った。相手の攻撃を簡単にかわすとあっという間に三人を伸してしまったのだ。彼は今までとは違い、戦いを求めるようになっていた。その夜、明のもとに現れたシレーヌは、明と合体したアモンの記憶を取り戻させるためにデビルマンが生まれた研究室へ連れて行ったが、明は人間と生きて行くことを選んだのだった。激闘を繰り広げたシレーヌは明に止めを刺そうととしたが、それを止めさせたのは了だった。明は深手を負ったが、デーモンが持つ強力な自己回復能力で復活を果たした。了はそれがアモンのだと知ると、シレーヌがアモンに対して恋心を抱いていることを明かした。彼女はアモンの体を奪った明をひどく憎んでいたのだ。
デーモンは生き残るために強い生物と合体し、即座にその遺伝子を取り込む能力を身に付けていた。アモンと合体した明はそれが運命だと割り切り、美樹たち人間を守るためにデビルマンになって戦う決意を固めた。
屋台的映画館
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