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あゝ零戦

  • posted at:2012-05-13
  • written by:砂月(すなつき)
ああぜろせん
大映(東京撮影所)
配給:大映
製作年:1965年
公開日:1965年9月4日 併映「スパイ」
監督:村山三男
企画:藤井浩明
脚本:須崎勝弥
撮影:石田博
特殊技術:築地米三郎
録音:三枝康徐
照明:渡辺長治
美術:高橋康一
音楽:木下忠司
編集:鈴木東陽
助監督:菅野恒三
製作主任:沼田芳造
出演:本郷功次郎 長谷川明男 青山良彦 根上淳 二木てるみ
シネマスコープ モノクロ 87分

昭和十七年六月、東部ニューギニア・ラエ基地では、敵軍が戦闘機を集結しつつある東南端のラビ基地を叩くための作戦が練られていた。どう攻めるかという八木少佐の質問に対し、海軍航空隊長である梶大尉は進路を南に取ってスタンレー山脈を越え、ポート・モレスビーを襲うかに見せかけて背後から攻撃をした方がいいのではないかと提案した。八木はその案に賛成したが、気掛かりだったのは相手がカーチス P-40やP-38、スピットファイアを繰り出してくるのに対し、日本は零戦の一点張りだったからだ。八木は自信はどうだと隊員たちに聞くと、彼らは零戦も自分たちも今が男盛りだから大丈夫だと胸を張った。

梶隊は出撃準備を整えていたが、そこへラバウルから二機の零戦がやってきた。だがラエ指揮所
の八木に挨拶に来たのは峯岸二飛曹だけだった。新米だからという理由で着陸を待たされたことに腹を立てた指揮官の夏堀中尉は、編隊の後を追いかけて行ったのだった。梶隊は敵機と対峙したが、相手の方が高度が高いため増槽を切り離して上昇した。やがて激しい戦闘が始まり、夏堀は二機を撃墜した。梶は指揮所に戻った夏堀に、初めての空戦にも関わらず敵機を撃墜できたのはお前の腕ではなく零戦のおかげだから自惚れるなと叱った。そして「私はおっちょこちょいのトンチキ野郎の大馬鹿三吉ですが、今後ともよろしくお願い致します」と零戦に頭を下げて来いと命じた。梶隊は全機帰還を果たし、敵機を18機撃墜した。

連合軍は圧倒的な物量で南方戦線の各地に熾烈な反攻を開始した。消耗に継ぐ消耗を重ねて連日空中戦が繰り返されたが、日本軍は生産と補給がこれに伴わず、彼我の戦力の差は顕著になりつつあった。指揮所にやってきた高田参謀は、軍令部の意向を梶たちに伝えた。それは零戦を急降下爆撃機として使用することだった。元々空戦用に作られた零戦に250キロの爆弾を積めば、動きが鈍くなり航続距離は短くなる。そうなれば敵の標的になることは確実だった。梶は必死に反対したが、戦局は想像以上に悪化していた。

屋台的映画館
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砂月(すなつき)
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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