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逆襲大蛇丸

  • posted at:2012-05-02
  • written by:砂月(すなつき)

ぎゃくしゅうおろちまる
新東宝
配給:新東宝
製作年:1955年
公開日:1955年1月29日
監督:加藤泰
企画:安達英三郎
脚本:賀集院太郎
撮影:平野好美
音楽:高橋半
美術:鈴木孝俊
照明:佐藤快哉
録音:志木田隆一
編集:河合勝巳
助監督:豊田栄
特殊技術:新東宝特殊技術
製作主任:河崎新太郎
出演:大谷友右衛門 若山富三郎 田崎潤 嵯峨三智子 新倉美子
スタンダード モノクロ 71分

永禄七年秋、越後・柏崎城では鯨波将監照忠が夜な夜な悪夢にうなされていた。嵐が吹き荒れるその夜の悪夢はいつもの児雷也ではなく、亡霊となった尾形弘澄が照忠の命を取りに来るというものだった。うなされて目覚めた照忠は板をはめたように堅くなった肩を腰元に揉ませようとしたが、彼女の姿はいつの間にか蝦蟇に変っていた。驚いた照忠は配下の者を集めて大騒ぎしていたが、そこへ現れたのは大蝦蟇に乗った児雷也こと尾形周馬弘行だった。児雷也は、汝らの一命は我が掌中にあるも同然だと言った。照忠は、多賀谷家茂との合戦でともに戦った周馬の父・弘澄を主君・足利晴氏に讒訴し、追討令を受けて尾形家の領地である更科を奪ったのだ。児雷也は、殺さずに何処までも苦しめてやるのだと言い残すと高笑いしながら姿を消した。その頃、信濃・諏訪城では児雷也対策の評議が行われていた。家老の一人は、不動明王の利剣・朝霧丸があるから大丈夫だと言った。朝霧丸は妖術に立ち向かうとき不思議な力を発揮すると言い伝えられていたが、その一振りで敵う相手だとは到底考えられなかった。そこへ口を挟んだ遠山弓之助は、鎌倉管領家の足利義輝公に鯨波家追討の令状を申し出るべきだと主張した。家老たちは反対したが、尾形家再興への誠意を見せなければ周馬の怒りは収まらないだろうと弓之助は言った。

婚儀を控えた周馬の妹・深雪は針木峠にある尾形家の残党の隠れ家へ行き、兄にこのことを話したが、周馬はそんな話は信じられないし、たとえそれが本当だとしても諏訪の計略に違いないと言って聞く耳を持たなかった。弓之助の熱意に心を動かされ、管領家は追討令書を出した。鎌倉を出立した一行は心晴れやかに諏訪への道中を楽しんでいたが、吊橋に差し掛かったところで突然の雷光が彼らを襲った。そして吊橋は大蛇に姿を変わると弓之助たちは振り落とされ、谷底へ転落して行った。大蛇の正体は、大蛇丸こと剣ヶ岳の大蛇太郎だった。大蛇丸の手下たちは気絶した弓之助のもとへ駆け寄り、懐から追討令書を探し出した。そして用のなくなった一行を次々と川へ放り込んだのだった。蝦蟇に姿を変えた周馬は深雪への恩義を返すために弓乃助を助けた。彼が管領家から追討令書を受けてきたことを知った周馬は血相を変えて見せろと迫ったが、山賊に盗られたことがわかると酷く落胆した。

鯨波家に出向いた諏訪家の家老で弓之助の父・多聞之助は、照忠の子息と明科姫との婚礼を破談にしようと持ちかけたが、そこへ追討令書を持ったもう一人の多聞之助が現れた。正体を明かした大蛇丸は、照忠に多聞之助の計画をすべて話したのだ。照忠は裏切られた諏訪家に復讐しようと画策していたが、そのためには大蛇丸の力がどうしても必要だった。そこで大蛇丸は力を貸すための条件を出した。彼は明科姫と名刀・朝霧丸、そして日本全国にある山の支配権を要求した。頭を悩ます照忠だったが、野望を達成させるには致し方なかった。照忠は盗賊一味に朝霧丸を盗み出す依頼をすると、諏訪家に夜討を掛けた。

屋台的映画館

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