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忍術児雷也

  • posted at:2012-04-23
  • written by:砂月(すなつき)

にんじゅつじらいや
新東宝
配給:新東宝
製作年:1955年
公開日:1955年1月3日 併映「神州天馬侠 第二部 幻術百鬼」
監督:萩原遼 加藤泰
企画:安達英三郎
脚本:賀集院太郎
撮影:平野好美
音楽:高橋半
美術:鈴木孝俊
照明:佐藤快哉
録音:志木田隆一
編集:河合勝巳
助監督:豊田栄
特殊技術:新東宝特殊技術
製作主任:河崎新太郎
出演:大谷友右衛門 若山富三郎 田崎潤 嵯峨三智子 大河内傳次郎
スタンダード モノクロ 81分

天文六年、足利晴氏は宿敵・多賀谷家茂と合戦に及び、ついにこれを討ち破った。このとき、大功あった足利の家臣・尾形広澄、鯨波照忠、諏訪満詮らはそれぞれ信越地方の領地を分け与えられた。鯨波には越後、尾形には更科、諏訪には信濃だった。天下は応仁以来、戦乱の世となったが、人の心もまた同じように変わって行った。鯨波は密かに諏訪らを誘ってかつての盟友である尾形を主君・晴氏に讒言し、追討令を受けて城を挟撃した。そして鯨波はついに更科を手中に収めた。天文八年、信越の連山が真紅に色づく秋だった。

烏兎怱々。永禄七年の秋がようやく深まった頃、越後・柏崎城では城主の尾形周馬弘行が頭を痛めていた。尾形家が滅亡してから既に二十年以上経っていたが、御家再興を図る弘澄の残党たちは長年百姓となって身を隠しながら時を待っていた。中でも宮原兵衛は百姓たちに人望が厚く、そこへ軍勢を差し向ければ一揆の原因となる恐れがあった。そうなれば尾形家が不利になることは目に見えていた。そこで家老・五十嵐典膳は北陸の三太郎として恐れられている山賊、針木峠の針木太郎、剣ヶ岳の大蛇太郎、黒姫山の願人太郎に銀八百貫で討伐を依頼した。ところが針木太郎はそれを辞退した。おかしな様子に気付いた大蛇太郎の家来は針木太郎のあとをつけ、会話から彼が尾形弘澄の旧臣だったことを知った。秘密を手に入れた大蛇太郎は針木太郎の背に向けて矢を放った。

篠井の里に住む兵衛は床に臥せっていたが、突如いつもとは違う発作を起こし苦しみ始めた。驚いた娘の美雪は慌てて兄・周馬を呼びに行った。兵衛は周馬に何かを伝えようとしたが、慌てた周馬は薬を買いに出かけてしまった。その頃、傷を負った針木太郎は自分の屋敷に逃げ帰っていた。その屋敷には尾形家の若君の許嫁となるはずだった綱姫が匿われていたが、今ではそれも叶わなくなっていた。兵衛が襲撃されることを針木太郎から聞いた綱姫は、尾形家のために尽くすことが天命だと幼い頃に言われた陰陽師の言葉を思い出し、自ら救出に向かうことにした。その動きを察知していた大蛇太郎は峠で待ち伏せていた。やがて争いが始まり、綱姫は父親の形見である鉄砲で応戦するが、大蛇太郎の放った矢が刺さり、谷底へ落ちてしまった。一方、篠井の里は残党狩りに遭い、住民は惨殺された。急いで戻った周馬だったが、里のあまりの変り様に声を失った。周馬は瀕死の重傷を負った父親の傍に駆け寄ると、兵衛は最後の力を振り絞って周馬が尾形弘澄の忘れ形見・尾形周馬弘行であること、深雪が捕らえられてしまったこと、そして尾形家が鯨波の謀略によって滅ぼされたことを話し息を引き取った。復讐を誓う周馬は、連れ去られた妹を取り戻すために山中を突き進んで行った。

屋台的映画館

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